【純手打ち 麺と未来 2】事件発生、あの黄金スープに異変が!?もしも彦摩呂先生だったら?
あの「超極太麺」と「黄金スープ」(→第1話)が忘れられず、すぐに「麺と未来」を再訪問。
開店20分前に当店到着。
ちょっと前のめり過ぎたかなと思ったが、すでに7名が並んでいる。そして開店までに続々と人が来て、20名以上が並んだ。
すごいな。しかし自分は8番目なので、1巡目で入れそうだ。前回より早めに来てよかった。
そして11:30am入店。カウンター席に座る。
オーダーは前回と同じ「特製塩らーめん」決まっていたが、せっかくだからテーブルの上のメニューを見る。
が、メニューがない。
「塩らーめん」「特製塩らーめん」だけの、あの直球勝負のメニューがない。
あれっ、おかしいなと顔をあげると、「醤油(800円)」「特製(1,000円)」と手書きされたメニューが柱に貼ってある。
どうしたんだろうと思ったが、みなさん「特製!」「特製!」と注文している。
しかし郷に入っては郷に従うべし(?)、場の雰囲気を乱さないように自分も「特製」をオーダーする。
そして、何か事情があるのだろうと気にせず、前回スマホで撮影した「特製塩らーめん」を見ながら、楽しみに「お宝」を待つ。
そして数分後、「お待たせしました!」。
おー、来た、来たー!と思った瞬間、事件が起きた。
そこに登場したのは、黄金スープの「特製塩らーめん」ではなく…
ブラックスープの「特製醤油らーめん」!
黄金からブラックへ!
もし、ここにいるのが彦摩呂先生だったら「まるでスープの皆既日食や~」と言っていたかもしれない。
どうしたんだ、これっ!?と思ったが、おとなりの常連さんと思われる男性が、「これ、いつもやってよ!」と満面の笑みで店主に話しかけている。
ん?なんだかよくわからないが、今日は塩ラーメンではなく、醤油ラーメンの日なのであろう、と類推。
麺は「特製塩らーめん」と同じく超極太麺。このお店、店主が作るラーメンであれば大丈夫だと、初対面の「お宝」に挑戦する。
まずスープからいってみる。
ちょっと緊張しながら、ひと口、すすっ。
おぉー「うまさ」と「濃さ」が同時に「ガツン」とくる粗削りな醤油ラーメン!
均整のとれた、すっきり上品系の「特製塩らーめん」とは全く違うタイプだ。
しかしこれはこれで、嫌いじゃない。いやいや、全然いい、うまい!
そして忘れられなかった超極太麺に行く。すすっ。
おー、この麺はすごい。
もっちもっち感を維持しながら、この濃い醤油スープに負けずに、いい味を出している。
うーん、変幻自在の「麺と未来」、恐るべし!素晴らしい!
もはや最初のビックリはどこへやら、無心になって新しい「お宝」をいただき、スープを飲み干し、完食!
うまかったー!会計を済ませ、今日も大満足でお店を出る。
ふと後ろを振り向くと、入口には「本日の昼営業は、塩ラーメンの提供はございません。」と書かれた貼り紙が。
後で当店のTwitterを見ると「限定50食で【醤油らーめん】を販売します」と書かれていた。
そうだったのか。「超極太麺の醤油ラーメン」は今日だけの特別企画だったのか。
開店前から並んでいた15、6名のうち、それを知らなかったのは自分だけだったかもしれない。
そんな1日限定の極太ラーメンをいただけたのは、ラッキーだった。
【純手打ち 麺と未来】
世田谷区北沢3-25-1 下北沢駅徒歩4分
11:30~14:30・18:00~21:00
月曜11:30~14:30
※「うまログ」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。
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