【おこしやす】気になる!「100人中29人が人生で1番美味しいと言った焼きそば」食べてみた!
水曜になると現れる、気になるお店がある。
地下鉄淡路町の駅を出て、靖国通りを須田町交差点方面に歩く。
おっ、今日も出ている!
細い路地の入口に立つ「焼きそば」と書かれた赤いのぼり。
こののぼりも、水曜になると出現する。
そして、入口この奥左側 ← と書かれた案内に従い、細い路地に入る。
路地を20、30メートル進むと、
「ただ今、営業中でございます」と書かれた看板。
しかし、気になるのはこの看板ではない。
気になるのは、その上にある、こののれん!
100人中29人が
人生で1番美味しいと言った
焼きそば
う~ん、気になる!
「100人中29人」という、3割の大台直前のビミョーな数字。
そして「人生で一番」という最上級の表現。
そして、これら修飾語がかかるのは、他でもない「焼きそば」だ!
こうした修飾語のかかる焼きそばに出会ったことはない。
人生ではじめてだ。
う~ん、気になる。見るたび、ずっと気になっていた。
一体、どんな焼きそばなのだろうか!?
しかし、気になるのは今日までだ。
今日はこれを実食、「気になる」を解消してみたい!
それでは、いざ参らん!
ドアを勢いよく開けて、入店する!
のつもりだったが、そこにお店はなかった・・・。
あったのは、階段。
お店は、2Fのようだ。
前のめりな自分をいさめながら、階段をのぼり、2Fに向かう。
2Fに着くと、券売機。
んんっ、ボタンが木の板で覆われている!
もしかしたら、麺がなくなり本日の営業終了!?
がーん!!
と思ったが、木の板の横にある貼り紙を見ると、
本日は焼きそば専門店として営業しております
カレーは休みです
京風カレー おこしやす
おー、そういうことか!
ここは、普段はカレー屋さん。
本日、水曜日だけ、焼きそば専門店に変身するのか。
木の板で覆われているのは、カレーのメニューだろう。
お目当ての焼きそばメニューは、木の板の下にちゃんとある!
焼きそば 普通・焼きそば 大
メニューは2つだけ。シンプルで、わかりやすい!
よし、オーダーは「焼きそば 普通(850円)」にしよう。
券売機から「普通」の食券を取り出し、お店の中へと進む。
店内は奥に長く、コの字型のカウンター席で6、7席。
店主から、奥にどうぞー、と言われて席につく。
他に店員さんはいなく、店主ワンオペのようだ。
流ちょうな京都弁の店主に食券を渡し「お宝」を待つ。
カウンター席から、店主の仕事ぶりがよく見える。
並べたお皿は4枚。一度に4人分を作るようだ。
大ぶりなフライパンで具材や麺を炒めながら、ソースを投入。
ソースは複数使っているようだ。
さらに、魚粉や紅ショウガなど、下味、具材を惜しげもなく追加投入。
小皿に料理を取り、味見をしながら仕上げていく丁寧な仕事ぶりだ。
そして店主は、仕上げに花がつお、青海苔をふりかける。
さらに、先イカのみじん切りだろうか、細かく白い具材をササッとふりかけ、完成!
お待たせしました!
おー、これが「100人中29人が人生で1番美味しいと言った」焼きそばか!
花がつお揺れる魅力的なひと皿だ!
よし、いただこう!
おっ、麺は細麺だ。透明感があって、ソースのテカりはさほどない。
神保町でよく食べている、ソースでテカったモチモチ中太麺(⇒うまログ第288話/みかさ)とはちょっと違う。
いや、違うというより別物、その対極かもしれない。
しかし、いい香りに右手とおはしは躊躇することなく、麺を口に運ぶ。ぱくりっ!
おっ、うまっ!
まったりと出汁のきいた、いい味わい!
ソースは出過ぎず、出汁のききを邪魔しない。
う~ん、焼きそばで、出汁の味わいを楽しむなんて、これまた人生ではじめて!
これもアリ!こういうのも、いいじゃないか!
さらに食べ進めていくと、これまたナイス!
魚粉の旨みが浮かび上がってくる!
ブレンドされたオイスター系のソースとの相性もいい!
キャベツ、もやしの具材もシャッキリ、いい感じ!
豚バラもカリッとたまらない!
おはしが、どんどん進む!
先イカ、干しエビのアクセントも楽しく、味わいが豊かになる!
う~ん、手の込んだ、奥深さを感じるひと皿だ!
おはし止まらず、どんどん、グイグイいただく!
そして、またたく間に完食!
ごちそうさまでしたー!
いやー、おいしく「気になる」を解消できて満足だ!
しかし残念なことが、ひとつだけある。
それは、私のオーダー。
焼きそば「普通」ではなく、焼きそば 「大盛り」にしておけばよかった。
【おこしやす・焼きそば29/100】
千代田区神田須田町1-3
水曜11:30-14:30 15:00-20:00
淡路町・小川町駅3分
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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