【光華飯店】なんで?かにチャーハンはあるのに、かに中華丼はないの?でも、あってほしい!いや、ありました!?
チャーハンと中華丼。
どちらも町中華の人気メニューだ。
しかし、ふと思った。
チャーハンにはかにチャーハンがあるが、中華丼にはそれがない。
やはり町中華の花形選手のチャーハンには、中華丼、力及ばないのだろうか。
どちらも大好きな私にとっては、ちょっと残念、しょんぼりだ。
と思っていたら、あるらしい。かに中華丼!
そんな噂を耳にした!
早速、そのお店に行ってみた。
所は東京のど真ん中、千代田区神田神保町。
お店は、光華飯店!
半チャンセット、ズバリ700円の貼り紙のとなり、町中華なのれんをくぐって、入店する。
店内も、活気ある町中華な雰囲気!
席に着こうとすると、店員さんが、
すみませーん、ご注文はこちらでー!
おっ、注文は入口のレジでするようだ。
レジの下に貼られたメニューを見る。
1,000円以下、3桁メニューが並ぶコスパなメニューはうれしい限り。
左にメン類、ご飯ものはそのとなりだ。
う~ん、やはり先頭はチャーハンか!
花形選手ならではの定位置だ。
そしてその下、次点は、カニチャーハン。
「みんな大好き」のカニの訴求力、底力を感じる。
おっと、それより中華丼だ。中華丼は、この次か。
メニューを下に見ていくと・・、
あんかけチャーハン、マーボーチャーハン、天津チャーハン
チャーハン系が続く。う~ん、中華丼はこの下か。
いやいや、下にあるのは、マーボー丼だ。
どこへ行った、中華丼!と思うと、
あった。その下に、あったぞ、中華丼!
よし、かに中華丼は、この下だ!と見ると、
いや、ない!その下にあるのは、
肉の細切り丼、回鍋肉丼、天津丼
かに中華丼ではない。
う~ん、ショック!
かに中華丼は噂だったようだ。
やはり、残念、しょんぼりだ。
しかし、今のテンションは、中華丼。
私の気持ちと胃袋は、中華丼をいただく気で満々だ。
かに中華丼はなくとも、中華丼、しっかりいただこう!
と、大好きな中華丼を注文、席に着く。
店内には、厨房の大将が中華鍋をたたく音がひびき渡る。
そしてフロアーでは、元気で明るい店員さんが、軽いフットワークで仕事をこなす。
いい感じの町中華じゃないか。
「かに中華丼ロス」は忘れ、中華丼、しっかり楽しみたい!
そしてまずは、スープが登場!
後追うように、中華丼もすぐに登場!
おっ、
おおっ、
おおおっ!
中華丼のテッペン、うずらの玉子の指定席を見ると、それがない!
あるのは、なんと、かにのほぐし身!
んんっ、ということは、噂は噂でなかったのか!?
平たく言えば、これは中華丼に、かにのほぐしみのトッピング。
しかし、これは見方を変えれば、まさしく「かに中華丼」じゃないか!
まるで、大航海時代に「新大陸」を見つけたような衝撃だ!
よーし、いただこう!
しかし、「新大陸」にはまだ手をつけず、まずは、野菜とごはん。
プレーンな中華丼でいただく。
レンゲとひとすくい!
おっ、野菜は大切り、ワイルド感が町中華らしくていい!ぱくりっ!
間髪入れずに、お肉もすくう。
おっ、お肉も大切りだ、ぱくりっ!
う~ん、いい食べ応え!
餡掛けはウスターもきいて、ちょっと濃いめの味付け。
自分好みでいい感じだ!
そして、レンゲはもうひとすくい!
今度は、玉子も一緒に。
そう、うずらはなくとも、玉子はちゃんとある!
あるのは、これまた中華丼ではめずらしい、いり玉子。
しかし考えると、ホテルの朝食でも、まんまのゆで玉子よりも、手のこんだスクランブルエッグ。
後者の方が好感度は高い。
そんな玉子をごはんと一緒にすくって、ぱくりっ!
う~ん、ふわっと、いい感じじゃないか!
なんだかリズムに乗ってきたぞ!
ごはんの量が結構あるのも、うれしい限りだ!
どんどんすくって、どんどんいただく!
そして、スープでひと呼吸、
よーし、そろそろ、かにのほぐしみをいただこう!
レンゲでかにとごはんをすくって、ぱくりっ!
う~ん、しっとり!かにの味わい!
もしかしたら、これは、かにの缶詰なのかもしれない。
しかし缶詰でも、かに缶は高価なもの。
かにはかに。海鮮の王様には、変わりない!
幸せ気分いっぱい!
レンゲは止まらず、どんどん進む!
そして、またたく間に完食!
ごちそうさまでしたー!
【光華飯店(こうかはんてん)】
千代田区神田神保町1-40
03-3291-8488 神保町駅5分
11:00-21:00
土曜11:00-15:00 日曜定休
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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