【一由そば】日暮里名物の立ち食いそば、ゲソ天&紅ショウガ天でデビューしました!

今日の仕事は、日暮里。

午前の仕事を終えて取引先を出るようとすると社長。

木村さん、これからお昼?

「馬賊」もいいけど、日暮里には他にもいいお店があるよ。

日暮里名物、立ち食いそばの『一由そば』

んっ、なんで私が「馬賊」で手打ち麺を楽しもうとしているのを知っている?

お昼はどこに行くのか、ひとことも言っていないはずだが。

そして社長は、話しを続ける。

木村さん、立ち食いそば、好きでしょ。

げっ、なんで私が立ち食いそば好きなのがわかるんだ?

さらに、

店主は、ゲソ天で有名な「六文そば」出身。

こちらも日暮里名物、立ち食いそばの「一由」に行ってみたら、と。

「六文そば」と言えば、神田の須田町店でよくお世話になっている。

コスパナイスなゲソ天をいつも満喫させてもらっている。

「六文出身」というキャッチが「馬賊」に行こうとしている私の気持ちを揺さぶってくる。

さらにまた、社長。

メニューはいろいろあるけど、まずはゲソ天そば。

それと紅ショウガ天も付けるといいんじゃないかな。半分のハーフサイズもあるよ。

げげっ、私が「六文そば」でよく注文する「ゲソ天&紅ショウガ天そば」までお見通しなのか!?

【六文そば】すぐそこ神田やぶにも負けない行列!人気の立ち食い、いかげそ&生姜天いただきました!

町工場を時代の先を読んで多角化、高収益法人に作り上げた社長。

先見の明のある方とは思っていたが、予知能力までそなえた「日暮里の父」か?

まあ、「父」であるかないかはどうでもいいとして、そんな社長のおすすめだ。

ありがとうございます、「一由」行ってみます!と言って取引先を出る。

よし、日暮里「一由そば」デビューだ。

今日のお昼は、ゲソ天&ハーフ紅ショウガ天そばをいただこう!

行列待ちの間にメニューを選ぶ

尾久橋通りから小道に入って、お店に到着。

さすが日暮里名物、人気の立ち食いそば屋さん。

店先には、入店待ちの列だ。

早速、列の最後尾につく。

外窓を見ると、おっ、すごい!

年中無休24時間営業だ。

個人店で立派なものだ。

おっと、それより注文するメニューを確かめておこう。

行列店で、もたもた注文していたら他のお客さんに迷惑だ。

その下、黄色いメニューを見る。

おっ、確かに社長の言っていた通り、メニューはいろいろ揃っている。

そして、おすすめメニューの指定席、先頭の右側を見る。

そばうどんが用意されている。

おっ、そばは2種類ある。スタンダートのそば太蕎麦だ。

それぞれ小盛り普通大盛り。そしてか。

これまた、いろいろと用意されている。

そして目線を左に移すと、真ん中あたりに「名代 ゲソ天」

おっ、そのとなりには「ジャンボゲソ天」まである。

さらに左には「紅ショウガ天」もしっかりある。

よし、ゲソ天&紅ショウガ天、おそばはスタンダード普通盛りでいただこう!

んっ、しかし社長が言っていたのは、ハーフ紅ショウガ天だ。

これはないようだが、と思うと、あった。

黄色いメニューの左端、「〇印は半分サイズご用意あります」

よし、注文確定。

ゲソ天&紅ショウガ天半分サイズ、おそばはスタンダード普通盛りだ!

そして列は進み、入口が近くなる。

回転の速い立ち食いそばは、並んでいてもあまり苦にならないのがいい。

「そば大盛り、JKBで!」 えっ、 JKBって何だ!?

そして入店。

厨房ではじゃんじゃん天ぷらを揚げている。

ショーケースにならぶより取り見取りな天ぷらは圧巻だ。

おっ、注文口まであと一人だ。

すると、前のお客さんが注文口で、

そば大盛り、JKBで!

んんっ、なんだJKBって?

小・ダブル・野菜・ニンニク・からめ・油マシ。

そんな長めの呪文とは明らかに違う。

メチャ短め、横文字、アイドルグループ名のような響きの呪文。

恐縮しながら、おそばを待つ前のお客さんに小声で聞いてみる。

あのー、すみません。JKBって何でしょうか?

すると、前のお客さんは、

えっ、JKB?ジャンボかきあげBのことだよ。

JUMBOのJ、KAKIAGEのK、そしてB。

だから、JKB。おー、そういうことか!

いやいや、そういうことではない。

ジャンボはわかるが、「かき揚げB」ってなんだ?

BがあるならAもあるだろう。

しかし黄色いメニューに、かき揚げBはあるがかき揚げAは見当たらない。

困った顔をしていると、さすが人情の下町。

かき揚げBっていうのは、ゲソと紅ショウガそれとねぎのかきあげだよ。

ジャンボだから、でっかいよ。

前のお客さんは、やさしく教えてくれた。

ありがとうございます、と言おうすると、お待たせしましたー!

お客さんはJKBとともに私の前からさっそうと消えていく。

そば並盛、ゲソ天と紅ショウガ天ハーフを注文!

そして私は、一歩前へ。

それでは、注文だ。

ゲソ天と紅ショウガ天を半分で・・・、と言い始めると、

先にそばか、うどんかを言ってください。

おっ、一由注文ルールか。

確かに、前のお客さんも、①そば大盛り、②JKBで言っていた。

これは失礼した。

注文を言い直し、そば並盛、ゲソ天と紅ショウガ天ハーフで!

するとお店の方は笑顔で、はーい、承知しましたー!

ドキドキながらも、気分よく注文完了だ。

黒い汁にねぎの青、ゲソ天の茶に紅ショウガの赤、コントラスト映える胃袋ワシづかみの一杯!

そして、お待たせしましたー!

おー、立ち食いそばのお手本のような黒い汁♪

そしてさすが六文系、ビッグなゲソ天だ♪

ゲソ天に乗るねぎもしっかり盛られてうれしい♪

そしてはじめての経験、ハーフ紅ショウガ天。

茶系とグリーンに、レッド。

ナイスな色合いコーデが、私の胃袋をワシづかんでくる。

すぐに丼ぶりを持って、席に移動する。

立ち食いカウンターは6名分ほど、テーブル席も2席ほどある。

私は最短距離のカウンターに丼ぶりを置き、準備オッケー。

うれしい食べ応え!もちっと感の蕎麦とビッグなゲソ天と紅ショウガ天、汁も飲み干し一気に完食!

それでは、いただこう!

もちろん、まずはゲソ天から!

くー、でっかいゴロゴロゲソがうれし過ぎ!

ゲソも衣もしっかりとした歯ごたえ、たまらない♪

そして、おそばをワシっとひとつかみ。

おー、これまた立ち食いそばのお手本のよう。

更科って何?系のグレーで太めのそばだ。

これを一気にすすり込む!

やわらかめ、もちっと感のある期待通りの立ち食いそば♪

立ち食いの醍醐味は「のど越し」みたいなヤワなもんじゃない。

「食べ応え」を楽しむものだと、どんどんおそばをすすり込む。

そして丼ぶりを両手で持って、汁をグイッと。

おっ、辛過ぎない。

しかしカエシの醤油のインパクトはしっかり。

甘ったるさなく、スマート系の汁。

これは、グイグイいけてしまいそう。

そしてまたゲソ天。

くー、このワイルドなゴリゴリ感はサイコーだ。

そしてまたおそばをすすり込む。

よし、お次ははじめての紅ショウガ天ハーフ。

くー、爽快~♪

ナイスなアクセント、やはり紅ショウガ天はいい。

しかしその一方インパクトの強い紅ショウガ天。

食べ始めると、すべてをその味が支配してしまう懸念もある。

しかしハーフだと、ほどよいところで完食、懸念なし。

ゲソ天がますますうまし♪

おそばもグイグイいける♪

よし、このありで味変だ。

ここは、六文系。

七味もいいが、一味、鷹の爪で楽しもう。

パラパラっとやって、ワシっとおそばをすすり込む。

くー、これ、これ、この辛味♪

勢い、おはしの動きは加速する。

ゲソ天をワシっといただき、

おそばもワシワシっといただく。

どんどん、グイグイいただき、またたく間に完食。

お汁もグイっと飲み干し、ごちそうさまでしたー!

気分よろしく、お店を出た。

そして振り返る。

よし、次回は「JKB」だ。

今度は「太蕎麦」でいただいてみよう!

お店の案内

【一由そば(いちよしそば)】

荒川区西日暮里2-26-8

03-3806-6669日暮里駅5分

24H・無休(年始・お盆にお休みあり)

※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。

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