【インデアンカレー】甘くて辛い大阪カレー!このうまさ、この楽しさはクセになりそう!《図解付き》
以前、大阪スパイスカレーの「旧ヤム邸シモキタ荘」を教えてくれた大阪出身の会社の同期。
今度は東京駅からすぐの、大阪カレーの店「インデアンカレー」を教えてくれた。
同じ大阪カレーと言っても、スパイスカレーとはまったく違うらしい。
同期が言うには、
・甘くて辛いカレー!
・昔からある店。大阪人の常識。
・関東には、東京丸の内にしかない。
・並ぶかもしれないが、回転は早い。
・インディアンではなくインデアン。
・「ルー大盛り、玉子」が基本やで!
一部、個人的な主観が入っているかもしれないが、同期は生粋の大阪人。大方正しいのだろう。
しかし最初の「甘くて辛い」とは?どういうカレーなのだろうか?
明日は昼から東京駅近くでセミナー講義を受ける。その前にランチで寄ってみよう!
翌日の昼。東京駅から当店に向かう。当店は東京駅直結のTOKIAビルのB1Fにある。
おっ、ここだ。
げっ、10数名が並んでいる。セミナー開始まであと1時間もない、間に合うだろうか…。
しかし同期の言う通り、回転は早かった。10分ぐらいで入店できた。
当店、まず最初に入口のレジで注文と支払いをするシステムのようだ。
レジにあるメニューを見る。
メニューは、シンプル!
インデアンカレー
インデアンスパゲッティ
ミートスパゲッティ
ハヤシライス
「インデアンカレー」はカレーの名前でもあるのか。
カレーの辛さの選択はないようだ。
トッピングメニューは「たまご」のみ。
その他あるのは、ルー、ライス、スパゲティ、ピクルスの「大盛り」のみだ。
これまたシンプルでわかりやすい!
そして、同期から言われたとおり「インデアンカレー(780円)」を「ルー大盛り(+200円)、たまご(+50円)」で注文。会計を済ませて、店内に入る。
きれいな店内。ぐるっとしたJ字型のカウンター席で20席ほど。店員さんに案内され着席する。
さて、「甘くて辛い」カレー、どんなカレーなのだろう?
ワクワクしようとした瞬間、すぐに水と、スプーンと、キャベツの「ピクルス」が目の前に登場。
はやっ!
そして水を一口飲もうとした瞬間、お待たせしましたー!「お宝」の登場だ!
これまた、はやっ!
さすが顧客の目の厳しい大阪の老舗。スピード感のある、抜け目のないサービス提供だ!
そして「お宝」を見る。
ライスがお皿の中央に寄せられ、その上にルーがまんべんなくかかっている。
野菜は、煮込まれて、とけ込んでいるのだろうか。ルーの中には「ビーフ」だけが見える。
そしてセンターに、ちょこんと「生たまご」がトッピングされている。
奇をてらったところはなく、見た目は至ってシンプルなカレーだ。
しかし、ちょっと想定外だったのが「生たまご」。
メニューには「たまご」とだけ書いてあったが、自分の想定した範囲は「温泉たまご」まで。
カレーに「生たまご」は、はじめての経験だ。
しかし以前、大阪の同期が、カレーには「生たまご」が合う!と言っていたのを思い出した。甘んじていただこう!
よし!と、右手でスプーンを取る。
しかし小心者につき、いきなり「たまご」に手を出さず、まずは右からルーとライスだけをすくう。
ルーにそれほどとろみはない。一口ぱくり。
甘い!じっくり煮込まれた野菜やフルーツだろう。甘さいっぱいの旨みが口の中に広がる。
いい甘さだ、と思った瞬間、辛っ!直後にガツンと辛さが来た。
な、なんじゃこれ!?
もう一度トライしてみる。すると同じように、甘い、そして直後に辛っ!
「甘くて辛い」の意味がわかった。こういうことか!
「甘さ」と「辛さ」の両極を一度に楽しめる、それが大阪インデアンカレー!
いいじゃないか! と、右半分を食べ進め、「甘い」⇔「辛っ」を楽しむ。
ぜいたくにも、ルーにある「ビーフ」がいいアクセントになる。
しかし、「甘い」<「辛っ」なのだろう。段々と「辛さ」が口の中に蓄積されてくる。
【図解1】
ふと見ると「生たまご」。
そうか、コイツをくずしていただけば…。ぱくり。
う~ん、マイルド~。
スパイシーなカレーに「生たまご」はアリだ。
いや、ピッタリだ!
心の中で、当初疑念を抱いたことをお詫びしながら、マイルド感を楽しむ。
そして今度は「辛っ」が弱まり、「甘い」>「辛っ」。「辛さ」の蓄積が減少していく。
【図解2】
そして「たまご」がなくなると、不思議なことにまたあの「甘い」⇔「辛っ」を味わいたく、楽しみたくなって来た。
よし「たまご」なしで、残った左半分を食べ進めよう。
しかし今度は、最初に右半分を食べた時とは違う。
強力なサポーターがいることに気付いたのだ。
それは、まだ手をつけていない「ピクルス」!
これと一緒に食べるとちょうどいいバランスになるはずだと、カレーをぱくり、ピクルスもぱくり。
おー、いい感じ!「甘い」<「辛っ」の構図は変わらないが、「ピクルス」のおかげで「辛っ」がちょうどいい範囲におさまる。
そしてスプーンがどんどん進み、「甘くて辛い」カレーを完食!
【図解3】
うまかったー!
「甘さ」と「辛さ」の両極を楽しめる大阪カレー、すばらしい!
このカレーを存分に楽しむには、「ルー大盛り」が正解だ。
次回来た時には、ライス、ピクルスも「大盛り」にしよう。
ルーは「大盛り」ではなく、その上の「ダブル」。もちろん「たまご」付きで!
【インデアンカレー】
千代田区丸の内2-7-3TOKIAビルB1F
東京駅徒歩2分
03-3216-2336 11:00-22:00
※最新情報はお店にご確認ください。