【武膳】はじめて食べた「豊前(ぶぜん)うどん」!出汁はしっかり、飛び出す「ごぼう天」にビックリ!
11:00am過ぎ、京王線の千歳烏山。
午前中の仕事が早めに終わった。
シモキタに戻ってからランチにするかと歩いていると、「豊前(ぶぜん)うどん」の看板。
豊前うどん?
豊前と言えば福岡県。「博多うどん」は聞いたことがあるが「豊前うどん」は、はじめてだ。
うーん、興味がそそられる。
足もとの立て看板を見ると、
早得、12時までにご来店のお客さま、「えび天」または「わらび餅」をサービス!
ちょうどいい時間だ。さらに「麺大盛り」または「ひと口ごはん」がサービスか。
よし、今日はここでランチにしよう。
看板には、ランチメニューも書いてある。
1.ごまねぎ肉うどん
2.担々うどん
3.担々ぶっかけ
4.とりちくわ天うどん
5.明太子クリームうどん
6.ごぼう天うどん
7.黄金カレーつけ麺
8.梅とろろちくわ天うどん
・・・
どれがいいのだろうか?
のぼりには「出汁にとことんこだわります!」。
そして大きな写真付きで「ダシで味わうごぼう天うどん」の看板もある。
「ごぼう天うどん」が看板メニューということか。
しかしお店の人に聞いた方が早いし確実だ。入店しよう。
10席ちょっとの店内。2人がけのテーブル席につく。
店員さんに聞くと、看板メニューはやはり「ごぼう天うどん」のようだ。
「ごほう天」か、東京ではめずらしいなと思っていると、福岡ではメジャーなんですよ、と店員さんが丁寧に教えてくれた。
そうなのか。「うどん」の世界も深いものだ。勉強になる。
そして「ごぼう天うどんランチ」を注文する。
12時までの早得サービスは「えび天」を選択。
ランチサービスは「ひと口ごはん」を選択して「お宝」を待つ。
豊前うどん、ごぼう天うどん。果たして、どんな「うどん」なのだろうか。
5分ほどで「お宝」が登場した!
ん、ん、んっ!これがごぼう天か?!
薄く長く切られたごぼうが20枚ぐらい、立体模型のように組み合わされ、丼ぶりの上に半分ぐらいはみ出ている。
はじめて見る光景。まるで工作展、芸術作品展のようだ。
これ、どうやって食べるのだろうか!?
しかし考えているとせっかくの「お宝」が冷めてしまう。
いただきながら考えよう。まずは無難に「つゆ」をひと口。すすっ。
おぉー、昆布の出汁がすごくきいている!
昆布の旨みタップリの「つゆ」だ。
外にあった、のぼりや看板の「とことん出汁にこだわります!」「ダシで味わうごぼう天」の意味がすごくよくわかる。
うどんもいただいてみよう。
稲庭うどんのように細目のきれいな麺だ。
まずは試しに4本くらいを軽くすすっ。
おっ、つるんとのど越しがいい。食べやすい麺だ。
ごぼう天の間から、うどんを上手にすくって食べ進める。
しかしスペースの関係で、そろそろごぼう天を放置しきれなくなってきた。
えいっ!と「つゆ」にひたったごぼう天の下の部分にはしを当てると、あ~ら不思議。
1枚、2枚と、簡単にはがれていく。
おおっ。マジックのようだ。
よし、ごぼう天の上の部分も、はしで押さえてパクリとやってみる。
おっ、ちゃんとはがれて、食べられる!
上はサクッと、下はしっとり。2通りの食感が楽しめる!
食べ方をマスターすると、食べるのは早い。余裕も生まれる。
薬味は唐辛子か。「おしどり(辛さ★)」「激辛三昧(辛さ★★)」「黄金(辛さ★★★)」の3種が用意されている。
それぞれ少しずつ試しながらいただく。みんないい「仕事」をしてくれる。
いろいろ試していると、お店の方が気を使ってか、「こちらもどうぞ」と出してくれた「柚子胡椒」の唐辛子。これもなかなかいい。
そしてサービスのひと口ごはんも、えび天もすべて完食。
旨みたっぷりの「つゆ」も飲み干し、ごちそうさまでした!
【豊前うどん 武膳】
世田谷区南烏山5-18-17 駅徒歩3分
03-5315-3803
11:00-16:00 18:00-22:00
【地図】
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
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