【四川一貫】メニューになくても注文できる!?昔は裏メニュー、老舗町中華の名物「ハルチャー」いただきました!
お昼時、地下鉄淡路町駅を出て、ランチのお店をさがす。
すると、「中国料理 四川一貫」の看板!
おっ、町中華!
よし、今日のお昼はこちらでいただこう!
二面ガラス張りの明るい店内。
新しいお店なのだろうか。小キレイで、清潔感があって、気持ちがいい。
いらっしゃいませ、お好きなお席へどうぞー!
店員さんの案内どおり、席につく。
さあ、注文だ。さて、何をいただこうか。
と、テーブルメニューを見る。
メニューは、左に、叉焼麺(ちゃしゅめん)から始まる、麺類。
右は、什錦炒飯(五目炒飯)から始まる、飯類だ。
しかし不思議なものだ。
写真がなく文字だけだと、想像力、さらには食欲が駆り立てられる。
なんだか、みんな食べたくなってしまうから悩ましい。
と思っていると、店員さんがそばに来て、
今日の定食は「マーボー豆腐」と「とり肉ピーマン味噌炒め」です。
おっ、ごはん、スープ、ザーサイ付きの定食か。
定食もいいな。と思っていると、店員さんは、
あっ、それと「ハルチャー」もありますよ!と。
んっ、「ハルチャー」?
再びテーブルメニューを見るが、それはない。
んんっ?、と思っていると、店員さん、
昔は「裏メニュー」だったので、メニューに載っていないんです。
でも今は「表メニュー」、ご注文できますよ!
と笑顔で補足説明。
そうなのか。
裏メニューから表メニューになったものは、大方うまい。
老舗料理店とかだと、名物メニューになっているものも多い。
店員さんに聞いてみる。
あのー、お店、キレイで新しい感じですけど、オープンはいつ頃なんですか?
注文とは全く関係のない、唐突な質問。
にも関わらず、店員さんは笑顔で、
創業ですか?ここに来る前から数えると、40年ぐらいですね。
おおー、40年!
ばっちり、老舗の町中華じゃないか!
となると、裏メニューから表メニューに昇格した「ハルチャー」。
それは、名物メニューに違いない!
間髪入れずに、それじゃあ、「ハルチャー」お願いしまーす!!
よし、注文完了だ!
と持って来てもらったお茶を飲む。
だが、ふと思う。
「ハルチャー」って、何?
どんな料理なのだろうか?と思っていると、
奥の厨房から、カン、カン、カン!
町中華ならでは。中華鍋をたたく、いい音だ。
このリズムは、チャーハンだろうか?
そうか、ハルチャーの「チャー」は、チャーハンの「チャー」なのかもしれない。
しかし、その前の「ハル」って、なんだ?
もう一度、テーブルメニューを見るが、そのヒントはない。
しばし考えるが、思いつかない。
よし、注文した後に聞くのも失礼だが、店員さんにまた聞いてみよう。
と思った瞬間、お待たせしましたー!「お宝」の登場だ!
まず、スープ!
続いて、ザーサイ!
そして「ハルチャー」!
おー、そういうことか!「ハル」は春雨のハルだ!
春雨のうま煮、麻婆春雨を玉子チャーハンにかけて「ハルチャー」!
こういうことか!
しかし、「麻婆豆腐」をチャーハンにかけた「麻婆炒飯」はよく見かける。
同じ麻婆でも、「麻婆春雨」をかけたチャーハンははじめてだ!
よし、疑問解決、気分もスッキリだ!
それでは、はじめての「ぶっかけ麻婆春雨チャーハン」、いただこう!
おー、出来立てアツアツの「ハル」からあがる、湯気といい香り!
ひき肉、ねぎもしっかり入って、メチャうまそうだ!
いただきまーす!
まずはスプーンで、チャーハンをひとすくい!
そして、ぱくりっ!
おおー、パラっパラ~!
玉子はしっかりごはんをコーティング!
塩加減も、強過ぎず、弱すぎず、ちょうどいい!
あっさり&パラパラ玉子チャーハン、いいじゃないか!
続いて、春雨麻婆をスプーンですくって、パクリっ!
おー、甘・辛・旨っ!
鷹の爪系、唐辛子のピリ辛アクセントもナイス!
つるんと、しっとり!春雨の食感もメチャ楽しい!
これは、麻婆炒飯では味わえない。
う~ん、ピリ辛うま煮の麻婆春雨、いいじゃないか!
そして、ワンクッション。スープを間にはさんで、
今度は、春雨とチャーハンを一緒にすくって「ハルチャー」でいただく!
ぱくりっ!
おおー、パラパラ&しっとり!一度に二度おいしい!
これは是非とも「まぜまぜ」して、いただきたい!
う~ん、サイコー!
麻婆春雨&パラパラチャーハンの醍醐味満喫!
潤沢に入ったひき肉も、味がよくしみ込んで、かつ、ジューシー!
そして、チャーハン、春雨、お肉と違った食感のねぎがまた、いい仕事をする!
う~ん、味わい、食感に、飽きもこない。
さすが、裏から表に躍り出た「名物メニュー」!
さらに、途中でザーサイをつまむと、これまた新鮮でうまい!
スプーンはますます勢いづく。
まぜまぜ&パクリが加速する!
そして、またたく間に、ハルチャー完食!
ごちそうさまでしたー!
会計を済ませ、満腹&満足で、お店を出る。
ちなみに、昔裏のハルチャーはテーブルメニューには載っていなかった。
しかし今表のハルチャーだから、御会計票には、ちゃんと載っていた。
【四川一貫】
千代田区神田美土代町11-1
03-3291-9787
11:00-14:00 17:00-21:00
土日祝定休
淡路町・小川町駅4分
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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