【安田屋】秩父と言えば、名物「わらじかつ丼」!タクシーの運転手さんおすすめ、元祖のお店でいただきました!

はじめての秩父出張

 

仕事は何とか片付き、帰路、タクシーで西武秩父駅に向かう。

 

しかし、このまま東京に戻るのは、もったいないだろう。

 

昨日秩父名物「珍達そば」は、メチャうまかった(⇒うまログ第347話)

 

もうひとつぐらい「秩父名物」をいただいてから戻りたい。

 

タクシーの運転手さんに聞いてみると、

 

じゃあ、「わらじかつ丼」がいいんじゃないですか!

 

おっ、そうか!

 

秩父は「わらじかつ丼」発祥の地だ!

 

運転手さんに、あのデッカイかつが乗ったやつですよね!

 

と言うと、あっ、そうですね。

 

う~ん、これは、是非いただかなくては!

 

運転手さんに、おすすめのお店を聞くと、

 

わらじかつ丼の元祖「安田屋さん」ですかね。

小鹿野の本店はちょっと遠いから、この先にある日野田店。

帰りは駅まで歩けますよ。

 

そしてお店の前に到着。料金を支払うと、

 

お客さんは男性だから大丈夫でしょう。

是非「わらじ」で食べてくださいね!

 

んっ?「わらじ」で食べる

 

と思ったが、ありがとうございます!と言ってタクシーを降りる。

 

名代 小鹿野 安田屋 秩父店

 

 

年季の入った、いい感じの店構えだ!

 

それでは、入店しよう!

 

 

お店は、手前にカウンター席

 

 

奥に小あがり座敷席

 

 

私は、お店の方にこちらへどうぞーと言われ、厨房前のカウンター席に着く。

 

 

周りを見ると、結構女性客がいる。

 

かつ丼と聞いて、男性客ばかりかと思っていたが、そうではないようだ。

 

 

とよそ見をしていると、すぐにお水お手拭きが運ばれる。

 

 

そして店員さんは笑顔で、ご注文は?

 

早っ!

 

いやいや、

席についたばかりだし、

本日はじめての訪問だし、

テーブルメニューもないし、

まだ決まっていないんですけど・・・

 

と言おうとしたが、となりの壁に大きく、

 

 

わらじかつ丼

2枚入り(1,200円)1枚入り(980円)

お味噌汁・お新香付き

 

ザッツ・オール!

 

メニューは、わらじかつ丼1つだけだ。

 

注文は、かつを1枚にするか2枚にするか、それを決めるだけ。

 

であれば、すぐ決まる話だ。

 

お店の方が注文を聞いたタイミングに、何ら問題はない。

 

私がモタモタしていただけだ。

 

よし、すぐにリカバリーショット。

 

2枚でお願いしまーす!と速攻で注文を伝える。

 

そして、コン、コン、コン!

 

厨房でかつを打つ音をBGMに、しばし「お宝」を待つ。

 

するとすぐに、お新香が登場する。

 

 

ここが東京、いつもの「かつや」だったら、すぐにつまんでいることだろう。

 

しかし、ここは秩父「元祖わらじかつ丼」のお店。

 

わらじかつ丼お味噌汁お新香

 

力士揃い踏みフルラインアップの状態でいただきたい。

 

さらに、お味噌汁も登場する。

 

う~ん、再びひと口いただきたくなるが、もう少しのガマン、辛抱だ!

 

そして2分後、お待たせしましたー!

 

お待ちかねの「わらじかつ丼」が登場!フルラインアップの完成だ!

 

 

ここで、おー、これが元祖「わらじかつ丼」か!!

 

と言いたいところだが、フタがついているから、かつ丼の全貌が拝めない・・・。

 

フタを取ろうと、横から見ると、おおおっ!

 

丼ぶりのフタが宙に浮いている!?

 

 

フタをパカッと取る。

 

でたぁぁー!元祖、わらじかつ丼

 

 

玉子でとじていない、タレかつだ!

 

丸いかつは、丼ぶりに盛られたごはんとほぼ同じ直径!ボリューミー

 

それが2枚!カットされていない、揚げられた「まんま」の姿で折り重なっている。

 

う~ん、これはメチャメチャ食べ応えがありそうだ!

 

おおっ、わかったぞ!

 

タクシーの運転手さんが言っていた「わらじで食べて」の意味が。

 

玉子でとじていない、デッカイかつは、まさに「わらじ」

 

わらじ2つ1足、だから、わらじかつ2枚基本

 

それが「わらじかつ」、秩父の「わらじかつ丼」なんだ。

 

「わらじで食べて」は、「2枚で食べて」ということだったのか。

 

今まで、枚数に関係なくデッカイかつを「わらじかつ」と言うと思い込んでいた。

 

この間、新宿で食べた「わらじかつカレー」。

 

それには、1枚のデッカイかつがドーンと乗っていた。

 

お腹いっぱい、大満足だったが、それは、「わらじ」ではなかったのか。

 

あさはかだった自分を反省する。

 

しかし私の解釈が正しいのか、念のため、お店の方に聞いてみる。

 

ざっくりオッケー、ほぼほぼ正しいようだ。

 

しかし、お店の方の話は続く、

 

でも女性の場合は、2枚は多いので、おすすめは1枚。

食べやすいように、ちゃんとカットもしていますよ(笑顔)!

 

う~ん、さすが元祖、老舗、名店!

 

伝統を守りながらも、カスタマーファースト

 

お客さんへの気使い、気配りも、すばらしい!

 

よーし、男性の私は「2枚のわらじ」をしっかりいただこう!

 

しかし!

 

カットされていない、まさしく「わらじ」なかつ

 

この「まんまかつ」、どうやっていただけばいい!?

 

ナイフも、ハサミもない。

 

あるのは、おはしだけだ。

 

う~ん。となると、やはりコレか?

 

食べ始めている先客を見ると、コレは正しいようだ。

 

では!と、おはしかつを持ち上げる。

 

 

そして、それを口まで運んで、そのままガブリっ!

 

うまいっ!

 

揚げ立て、やさしくサックとしたに包まれた、やわらかなロースかつ

 

そして衣にしみ込む甘辛なタレが、すごくいい!

 

甘辛系だが、しつこくなく、甘ったるくない。

 

醤油がきいて、すっきりライトな甘辛。口当たりサイコーだ!

 

女性にも人気の「かつ丼」なのがわかる。

 

よし、ごはんもいただこう!

 

と思ったが、もう1枚かつがブロック!

 

ごはんの上、全面に載っていて、ごはんをつまむことができない。

 

まずはこの1枚を食べきらないと、ごはんまでだとりつけないようだ。

 

しかし、心配は無用だ。

 

この口当たりサイコーの1枚、軽くたいらげてしまうだろう。

 

ぱくりっ!ぱくり、ぱくりっ!

 

案の定、1枚を、またたく間に、おいしく「一気食い」

 

ふー!

 

そしてひと息、お新香いただく。

 

 

きあ、もう1枚をいただこう!

 

ごはんとともに!

 

 

しかしこの時、あることに気付いた。

 

後から来た、常連らしいとなりの男性客。

 

男性のもとには、たった今、私と同じ「かつ2枚」が登場したばかり。

 

しかし男性の丼ぶりの上は、私の丼ぶりの上と同じ状態、1枚のかつ

 

もう1枚は、どこ?どこに行った!?

 

もしかしたら、こちらの男性はマジシャン!?

 

と思ったが、もう1枚は、開けたフタの上に乗っていた。

 

そうか、そうすれば、私のように、かつ1枚を「一気食い」しなくてもよかったのか。

 

しかし後悔は、1ミリもない。

 

おいしく一気食い!こんな醍醐味を楽しめる機会はめったにないだろう。

 

むしろ、ありがたい限りだ!

 

と、2枚めのかつをがぶり!

 

そして、空いたスペースから顔を出したごはんをすくって、ぱくりっ!

 

 

うまいっ!

 

かために炊かれたごはん。

 

2枚のヘビー級かつの下にあったごはんだが、シャンと、お米が立っている

 

いいお米、いい炊き具合!

 

これにタレがからんでいるから、サイコーだ!

 

 

う~ん、おはしが止まらなくなってくる。

 

そしてお味噌汁もいただく。

 

おおっ、具の豆腐もわらじ系、デカい!

 

 

これに勢いづいて、またまたごはんをばくりっ!

 

 

かつもばくりっ!

 

そしてまたごはん♪、そしてかつ♬!

 

う~ん、このリズム、この味わい、サイコーじゃないか!

 

お新香もつまみながら、どんどんいただく!

 

 

グイグイいただく!

 

 

そして、あっという間にごはんも、わらじも完食!

 

ふー、うまかったー!

 

さすが、元祖わらじかつ丼、がっつり満腹、大満足だ!

 

よし、いい運動だ。

 

運転手さんの言った通り、駅まで歩いていこう!

 

 

そして、西武秩父駅に到着。

 

お土産を購入する。

 

奥秩父名物 岩魚すし!

 

 

そして、これ!

 

秩父名物 豚肉 安田屋のみそ漬!

 

 

よし、これで家でも「秩父の味」を楽しめそうだ!

 

 


【安田屋 日野田店】

 埼玉県秩父市日野田町1-6-9

 0494-24-3188

 11:30-17:00 月曜定休

※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。

 

 

【地 図】

 

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