【ひむか食堂】これがホントのチキン南蛮か!アキバの宮崎チキン南蛮専門店で「元祖」の味わい満喫!
今日のお昼は、秋葉原。
大通りを歩いていると「宮崎チキン南蛮」の看板。
おっ、めずらしい!チキン南蛮の専門店だ。
チキン南蛮と言えば、宮崎の洋食屋さんの「まかないメシ」がルーツ。
その洋食屋さんで働いていた料理人が独立。
甘酢タレだけであったルーツに、「タルタルソース」を組み合わせることを考え出した。
それが今の「チキン南蛮」の元祖と言われている。
よし、今日のお昼は、専門店で宮崎チキン南蛮いただこう!
目次
宮崎チキン南蛮専門店【ひむか食堂】
外に貼られたメニューを見ると、
1.本場宮崎のチキン南蛮
2.ひむかのチキン南蛮
3.元祖延岡のチキン南蛮
おっ、チキン南蛮、三種類もあるのか。
さて、どれにしようか。
しかし、説明書きを見ると、チョイスは決まった。
1.本場宮崎チキン南蛮定食
宮崎県産若鶏のむね肉使用
宮崎発祥のチキン南蛮を生み出した「おぐら」のチキン南蛮をできる限り再現!
独立した料理人さんのお店は「おぐら」だ。
再現された「元祖」の味わい、楽しませていただこう!
オーダーが決まったところで、早速入店する。
すぐ左に券売機。まずは食券購入だ。
見ると、「本場宮崎のチキン南蛮」は、一番左。
ラーメン屋さん然り、おすすめメニューの指定席だ。
おっ、チキンは2種類。
半身150gと一枚肉250gか。
よし、ここは、ふんぱつして、一枚肉でいただこう!
250gのボリューム感もいいじゃないか!
おっ、ごはんは、小盛り、普通盛り、大盛り、すべて同一料金。
大盛りでいこうとしたが、はじめてのお店。
ボリューム感がわからないので、普通盛りのボタンを押す。
そして受付で食券を渡して、注文完了。
店内に進む。
お店は奥に長い、カウンター席。
こちらへどうぞー!と店員さんに案内された席に着く。
すると目の前の厨房で、チキン南蛮を揚げ始めた。
おー、揚げたてのチキン南蛮か、いいじゃないか!
味変にタバスコ!?
お茶を飲もうと下を見ると、おはし置きのとなりに小壺。
開けると、たくあんだ。
おっ、たくあん食べ放題!
これまた、いいじゃないかと、たくあんを小皿に盛る。
んっ、おはしの右を見ると、木の桝。
そこには、カラシと柚子胡椒。さらに、右には、タバスコも。
柚子胡椒はわかる。
しかし、タバスコはチキン南蛮とは縁遠い味変アイテムでは?
と思ったが、前を見ると、説明書き。
柚子胡椒はどのチキン南蛮にも合います。
タバスコはタルタルソースに合います。
そうなのか!
よし、柚子胡椒にタバスコ、試してみよう。
本場、元祖、ホントの宮崎チキン南蛮、登場!
と思っていると、お待たせしましたー!
本場、元祖の「宮崎チキン南蛮」の登場だ!
うわぁ、デカっ!
お皿の大半を占める一枚肉。
その上には、こんもり盛られたタルタル!
メッチャうれしい、ビッグ&ワイルド!
しかし、今や全国区の宮崎チキン南蛮。
どこでもいただけるが、今までいただいたそれと、目の前のこれはまったく違う。
鶏の唐揚げに、甘酢をかけ、タルタルをのせたもの。
今まで、それがチキン南蛮だと思っていた。
しかし、本場のチキン南蛮、元祖のチキン南蛮は、唐揚げじゃない!
この衣、この揚げ方は、なんだろう。唐揚げはもちろん、とんかつとも違うぞ。
仕事中、恐縮だったが、お店の方に聞いてみると、
唐揚げの衣は小麦粉や片栗粉、チキン南蛮の衣は溶き玉子。
そして、揚げた後、しばらく甘酢タレにひたしています。
おおっ、そうなのか!
溶き玉子、そして甘酢タレにしばらくひたす。
それが、本場、元祖、ホントのチキン南蛮だったのか!
再現された、元祖宮崎チキン南蛮「おぐら」の味わい満喫!
よーし、本物チキン南蛮、いただこう!
汁物のフタをパカっと開ける。
よし、準備オッケー!
最初は、何も足さない、何も引かない。
そのままで、パクリっ!
おっ、しっとり&ジューシー!
むね肉とは思えないジューシーさは、さすが宮崎県産若鶏!
これに甘酢タレの甘酸っぱさが、しっくりマッチする!
甘酸っぱいといっても、酸っぱさは控えめ、甘さが前に出る優しい味わいだ。
南国宮崎の大らかさすら感じる味わいがいい!
と、ごはんをほおばる。
そして、今度は、タルタルを存分にのっけて、パクリっ!
おおー、濃厚なタルタル!
旨みとコク、深みのある味わい。
これが甘酢タレと相まって、メチャメチャうまい!
カリカリの唐揚げではなく、しっとりお肉だから、うまさをじっくり楽しめる!
いいじゃないか、本場、元祖、ホントの宮崎チキン南蛮!と、またまた、ごはんをほおばる。
そしてまた、たっぷりタルタル、チキン南蛮!
う~ん、たまらない!
しかし、このチキン南蛮、何切れいただいても、しつこさを感じない。
そうか、いい油を使っているのだろう。
これまた恐縮ながら、お店の方に聞いてみると、米油を使っているようだ。
そうなのか。くどくなく、しつこくもないこの揚げは、米油だったのか。
いいじゃないかと、お吸い物をいただく。
う~ん、お味噌汁でなく、あっさり、鶏の味わいのお吸い物。
これもまた、ナイス!
タルタルに合う!タバスコの味変!
よし、そろそろ味変も楽しもう!
まずは、柚子胡椒。
タルタルものっけて、パクリっ!
おおー、さすが九州発祥の柚子胡椒!九州仲間!
甘さある味わいの宮崎チキン南蛮に、めちゃナイスなアクセント!
そして、きゃべつで軽く口直しをして、
次なる味変は、タバスコ!
タルタルにタバスコははじめて。
これを、パクリっ!
うぉ、うぉ!
ほのかな甘みを楽しむ私に、まるで、猪木のビンタ!
さすが、アントニオ猪木が日本に持ち込んだといわれるタバスコ。
「気合い」も入るアクセントがいいじゃないか!
よし、きゃべつも味変だ。
専用タレをぐるぐるっとかけて、ワシっといただく!
う~ん、味変天国、たまらない!
南蛮が進む、ごはんも進む、きゃべつも進む!
そして、おはしは止まらず、あっという間に完食!
ごちそうさまでしたー!
昭和30年代に宮崎の洋食屋さん「おぐら」で生まれた「宮崎チキン南蛮」。
今、時と場所を超えてこれを満喫、幸せ気分でお店を出た。
「ひむか」は「日向(ひゅうが)の国」から
ふと後ろを見て、思う。
そうか、「ひむか」は「日向」。
日向(ひゅうが)の国。宮崎のことか。
ひむか食堂。まさしく、宮崎チキン南蛮専門店にふさわしい店名だ。
お店の案内
【ひむか食堂】
千代田区外神田3-16-13
03-3525-8664
秋葉原駅7分 末広町駅2分
11:30-15:00 18:00-20:00
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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