【カレーノトリコ】気難しいクソ店主が作るサイコーのカレー、インド風とドライカレーの「あいあげ」でいただく!
今日は、神田でカレーランチ!
行くのは、カレー通の知人がイチオシするお店。
カレーノトリコ(カレーのとりこ)!
目次
カレー通おすすめの神田のお店「カレーノトリコ」!
ユーモラスな名前にも、興味をひかれる。
知人曰く、TVの取材もあった人気店とのことだ。
しかし、気になることがひとつだけある。
それは、友人がLINEで送ってきた写真。
これは、お店のオリジナルステッカー。
お店の表に貼ってあったものらしい。
そしてもう1枚が、そのアップ。
気難しいクソ店主!?
気になる「気難しいクソ店主」!?
お店を目指し、神田駅の改札を出る。
そして歩いて2、3分ほどで、お店に到着!
お店の前は、入店待ちのお客さん。
人気店らしい光景だ。私も列の最後尾につく。
しばらく待っていると、お店の中からお店の方が出て来た。
ちょっと身構えるが、出て来たのは、「気難しいクソ店主」ではなかった。
出て来たのは、感じのいい女性の店員さん。
メニュー、注文は、ガラス張りの壁を見ながら
店員さんは、注文を取り始める。
私の前に並んでいるお客さん達は、常連さんなのだろうか?
メニューが渡されたわけではないのに、次々と注文を店員さんに告げていく。
しかし初訪の私は、そんなスムーズな対応はできない。
当店メニューを知らない。
何を、どう注文すればいいのかわからない。
だが、私の順番は、刻々と近づいてきている。
まずい!店員さんが、どんどん近づいてきている。
このままだと私のせいで、店員さんとお客さんのあうんの呼吸、いいリズムを止めてしまうかもしれない。
が、大丈夫そうだ。
すぐとなりのガラス張りの壁。
そこにメニュー、注文方法がちゃんと貼ってあった。
【ステップ1】
お好みのカレーをお選びください。
あいがけカレー・インド風カレー・ドライカレー
カレーは、インド風カレーとドライカレー。
そしてそのハーフ&ハーフの「あいがけ」の3種類からの選択。
そしてその右には、
【ステップ2】
お好みの具材を1つ、お選びください。
チキン・エビ・野菜・牛スジ・キノコ・鯖味噌
具材は5種類か。どれにするか。
☆の付いた「チキン」が人気、おすすめなのだろうか。
んんっ、この「※」はなんだ?
※注文しないで下さい!
野菜・牛スジ・キノコ・鯖味噌
さらに、その下見ると、
お好みの辛さをお選びください。
⓪・①・②・・・⑧・⑨・⑩
おっ、辛さは⓪辛から⑩辛までの指定ができるのか。
⓪辛が甘口、③辛が中辛、⑤辛からが辛口か。
んっ、⑪辛以上はポイントカードをご提示ください。
ポイントカード!?
多分、初訪時にもらえるやつだろう。
⑪以上はキャリア専用の激辛系ということか。
であれば初訪の私は、⑩辛以下。
辛いもの好きながら、初訪につき、⑦辛でお願いしよう。
よし、辛さは決まった。
が、カレーと具材はまだ決まらない。いや、決められない。
まずい!オーダー、次は私の番だ。ピーンチ!
しかし、ギリギリセーフだった。
目線を下にさげると、
はじめての方は「あいがけ」の「チキン」からどうぞ!
よし、オーダー決定!
と思った瞬間、店員さんが、ご注文はお決まりですか?
私は元気に、あいがけ、チキンで。辛さ⑦辛でお願いしまーす!
よしよし、パーフェクト!
お店にも、並んでいるお客さんにも、迷惑をかけずにオーダー終了だ!
ちょっとドキドキの「店主からのお願い」
と、前を見ると「店主からのお願い」!
ドキドキ&ちょっとびくびくしながら、読んでみる。
んっ、いたって普通、ごもっともなお願いだ。
全然気難しくない。
が、最後の2行。
やはり「気難しさ」を感じる2行だ。
当店はデートで来るところではありません。
ながら食べ禁止!会話禁止!帰るなら今だ!
しかしこれは、店主の、カレーに対する情熱の現われなのであろう。
そう思うと、うまいカレーへの期待がさらに高まってくる。
店内もちょっとドキドキ
そして、順番が回って来て、無事入店。
店内は7席ほどのカウンター席。
こちらへどうぞ、と案内された席につく。
前を見ると、ここにも「私語、ながら食べ禁止」!
そして、その向こうの厨房を見ると、
Tシャツ姿の店主が、雄々しくフライパンを振っている。
う~ん、やはり情熱を感じる後ろ姿だ。
そして、その時、店主が回れ右。こちらに顔を向けた。
んんっ!?
勝手ながら、「気難しい店主」につき、お歳は50歳台。
同じく気難しい、会社の部長と同じぐらいの年齢を想像していた。
しかし店主まだ40歳台、いや30歳台?
部長ではなく、私と同世代だ。
なんだが、ちょっとだけ親近感。
しかし、その親近感は一瞬で、はじけ飛ぶ。
店主の着ているTシャツ。
そこに書かれた文字は、なんと「気難しいクソ店主」!
この方、ガチで気難しいのかもしれない・・・。
私語厳禁、ながら食べ厳禁、ワキをしめていただくべし。
そう自分に言い聞かせ、「お宝」を黙って待つ。
チキンのあいがけカレー、登場!
そして待つこと10分ちょっと。
お待ちかねの「お宝」が登場!
おー、美しいっ!
左には、緑の香草、カスメルティをちりばめたインド風カレー!
グリーンと茶系のコントラストがまぶしい!
そして、右には、キーマ風のドライカレー!
惜しげもなく乗せられたフライドオニオンと、見事な「茶色の美学」だ!
まさに、見た瞬間に、食欲中枢ワシづかむひと皿!
さらにスパイシーないい香りが鼻を抜けていくから、たまらない!
よーし、いただこう!
まずは、インド風カレー!
まずは、インド風カレーから!
スプーンでひとすくいして、ぱくりっ!
うわわぁ、これ、メチャうまい!
見事なスパイスブレンド!
ニッポン人の胃袋ワシづかみの、出汁まできいている!
そして、野菜も相当な時間混んでいるのであろう。
いいコクと旨みの恵みがいっぱいだ。
さらに、カスメルティのほのかな甘みと大人の苦味がプラスオン!
これは、うまい!
このサラリとしたインド風カレー、スゴうまい!
よし、チキンもいってみよう!ぱくりっ!
おー、外はパリッと、中はアツアツ、ジューシー!
メチャうまい!
これが、ゴロゴロっと5つも入っているのは、ありがたい限りだ!
そして、お水を軽くひと口。
次はドライカレー!
よし、次は、ドライカレーだ!
フライドオニオンも一緒にすくって、パクリっ!
うわわぁ!これ、またまた、メチャうまい!
この旨さ、野菜のと粗挽きのひき肉発祥のものだろう。
余計なものを感じない、まさしく純正な旨みとコク!
さらにびっくり、スパイスに角がない!
きわめてマイルドにスパイシーさ醸し出している!
店主は、スパイスの魔術師、いや猛獣使いか!?
そんなことまで思ってしまう、見事な味わいだ。
そして食感も一般的なドライカレー、キーマとは違う。
このふくよかさ感じる食感は何だ!?
とスプーンを見ると、細かく刻まれたこんにゃく。
これが、食感までもふくよか、マイルドにさせていたのか!
店主の技量、手腕に脱帽だ。
もはや、スプーンは止まらない。止められない。
インド風カレーにドライカレー!
そして、アツアツ、パリッとジューシーチキン!
どんどん、グイグイすくって、またたく間に完食!
いやー、めちゃめちゃうまかったー!
しかし、店主とお客さんの会話。そして店主と女性店員さんとの会話。
きわめて短い会話だったが、違和感、気難しい感はなかった。
「店主からのお願い」。
これを守っていれば、何も気にすることなく、このメチャうまいカレーが楽しめる。
そういうことか!
ありがとうございましたー!「気難しい店主」の声に送られてお店を出た。
お店の案内
【カレーノトリコ】
千代田区神田鍛冶町3-5
11:00-14:00 18:00-21:00
土曜11:00-15:00 日曜定休
神田駅3分
淡路町・小川町駅5分
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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