ミステリーランチ!?千代田区神田、駅近、角地の一等地だけど、なぜか看板がない料理店に行ってみた!@みずむら
神田に、すごく「気になるお店」がある。
地下鉄の淡路町駅、小川町駅の出口から1分ちょっとの駅チカ。
しかも角地の一等地にある、このお店だ。
何が気になるか。
それは、年季の入った趣きある佇まいではない。
それは看板、お店に看板がない!
何というお店なのか、何のお店なのか、そもそもお店なのか!?
しかし、置かれた植木の向こうに、のれんはかかっている。
さらに、のれんの奥には、ランチメニューもある。
宮沢賢治の注文の多いレストランならぬ、看板のない料理店なのか!?
ここ1か月、ずっと気になっていた。
しかし、私もニッポン男子!
今日こそ、その「気になり」に終止符を打とう!
神田ミステリー!?
このミステリアスなお店で、ランチメニューをいただいてみよう!
もしかしたら、「知る人ぞ知る」のお店なのかもしれない。
ドアを開けて、いざお店に入る。
おおっ、お店の中はミステリアスとは真逆。
一升瓶が並ぶ、和んだ雰囲気の居酒屋さん!
小上りもあって、いい感じじゃないか!
と思っていると、ご高齢のお母さんが、いらっしゃいませー!
ほっこりするウェルカムコール!
そして、娘さんだろうか、お孫さんだろうか。
お好きなお席へどうぞー!
と明るく、朗らかな笑顔。
あったかみのある、家庭的でいい雰囲気、対応じゃないか!
ミステリアス?ミステリアスの「ミ」の字すらない。
そして、私はお言葉に甘えて、靴をぬぎ、小上りにあがる。
壁を見ると、表にあったのと同じメニューだ。
よし、「さけ焼魚(850円)」をお願いしよう!
注文を済ませ、お茶をひと口。
すると、すぐに、お新香、小鉢、甘納豆の三点セット!
おっ、居酒屋さん的な三点セット、いいじゃないか!
しかし、甘納豆とは珍しい!
まずは、お茶と甘納豆を楽しむ。
ふと、脇を見ると、
当店では、マガモ農法ひとめぼれのお米を使用しています!
おっ、ごはんは無農薬か!いいこだわりじゃないか!
と思っていると、スパサラが登場!
ゆで玉子しっかり、きゃべつ付き。
家庭料理的な一品に好感度はさらにアップする!
続いて、こだわりのごはんが登場!
そして、お味噌汁!
どんどん、おいしそうなものがテーブルに並んでいく。
そして最後に、お待たせしましたーと、脂がのっていそうな焼き鮭!
おー、盛りだくさん、家庭料理的ないい眺めじゃないか!
それでは、いただこう!
まずは、焼き鮭!
おはしを入れる。
そして、ひとつかみをぱくりっ!
おー、焼きたて、脂ものって、いい感じ!
強過ぎない塩加減もナイス!
そして、ごはんもばくりっ!
う~ん、いいコメ、いい炊き具合!
さすが、マガモ農法、無農薬栽培!
と、お味噌汁もいただく。
おー、具沢山!
「とりあえず味噌汁です、何か」的なお店の味噌汁とは別物。
家庭料理的な、あったかさ感じるいい味わいだ。
そして、おしんこもいただきながら、ごはんをほおばる。
さらに、鮭には、お約束。
醤油をかけた大根おろしと一緒にぱくりっ!
う~ん、ごはんがますますうまい!
小鉢もいただき、
スパサラもいただく!
なんだが、実家で母ちゃんの料理をいただいているみたいだ。
おはし止まらず、どんどん、いただいてしまう!
そして、すべておいしく完食!
ごちそうさまでしたー!
会計を済ませて、お店を出る。
ふと、後ろを振り返ると、壁に、小さな白い貼り紙。
近寄って、見ると、直射日光で文字は薄れているが、
家庭料理 みずむら
看板を掲げず、紙1枚か。なんて慎ましいのだろう。
家庭料理な居酒屋さんランチ、またいただきに来よう!
【みずむら】
千代田区神田司町2-10 03-3256-3775
※日曜定休。営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
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