【天亀そば】なんと煮干し魚粉で味変も!ゲソ天&お母さんのオシ天、W天ぷらそばでいただきました!
日本橋での仕事が終わり、次の仕事先は神田。
中央通りを神田駅に向かって歩く。
そろそろお昼をいただきたいが、あまり時間がない…。
目次
やはりコスパ抜群、立ち食いそば屋さん【天亀そば】
すると左に、三方をビルに囲まれた、一軒の立ち食いそば屋さん。
数坪、平屋建ての小さなお店だが、ビルの立ち並ぶ中央通り。
ここだけが、くぼんで、逆によく目立つ。
目線を下にやると、四角い看板。
そば・うどん 340円
カレーライス 480円
右側には400円台中心のメニュー並ぶ。
今時ありがたい、立ち食いそば屋さんならではの良心的なコスパだ。
そして、看板の上を見ると、「むらめん」の麺箱。
おっ、世田谷/用賀のむらめん!
ということは、立ち食いそば屋さんらしい、太めのおそば。
ぷにゅっとした、食べ応えのある、あのおそばか。
年季感じる木の看板も、いい感じだ。
よし、今日のお昼は、こちらで天ぷらそばでも、サクっといただこう!
私の注文は「かき揚げ」、お母さんのオシは「ごぼう天」!
のれんをくぐって、入店する。
両サイドには、3、4人ほどが並べる立ち食いカウンター。
その間を通って、奥の注文口に進む。
上には、外と同じく、340円~510円のコスパ抜群メニュー。
よし、定番、かき揚げの「天ぷらそば(450円)」にするか。
いやいや、当店MAX、リッチに510円の「ゲソ天そば」もいただきたい。
う~ん、どうしよう。
そうか!
かき揚げとゲソ天。W天で注文すればいいのか。
目の前には、揚げたての天ぷらがずらっと並ぶ、まるで天ぷらバイキング。
選べる天ぷら、それが当店のシステムだろう。
注文口の向こう、厨房にはご高齢の元気なお母さんがふたり。
注文を聞きに来たお母さんに、
かき揚げとゲソ天、そばでお願いします!
と注文を伝える。
すると、奥で天ぷらを揚げていたもうひとりのお母さんが、
かき揚げじゃなくて、今日はごぼう天がいいよー!
んんっ、誰に向かって話しているのだろう?
しかし今、注文口にいるのは、私だけだ。
となると、私に向かって話している?
しかし、奥のお母さんは、一心に天ぷらを揚げている。
私ですか?などの質問をする余地はない。隙はない。
しかし、次の瞬間、奥のお母さんは、顔を上げ、
ごぼうはね。揚げるのが難しいのよ。
でもね、今日は上手に揚がったから、おいしいよー!
と、今度は私の顔を見て、話しかけている。
間違いない。これは、私に話しかけているのだ。
う~ん、作っている人が言っていることだ。
これは言うことをきくのが一番だろう。
注文口のお母さんに、
それじゃあ、ゲソ天とこぼう天でお願いします!
620円の前会計を済ませると、奥のお母さんが笑顔で、おいしいよー!
私も笑顔で会釈、お水をくんで、カウンターに着く。
う~ん、立ち食いそば屋さんで、こんなフレンドリーなやりとりははじめてだ。
東京のど真ん中の神田だが、なんだが、町の立ち食いそば屋さんっぽくて、温っかみを感じる。
むらめんのそばに、ゲソ天&お母さんイチオシのごぼう天が、ますます楽しみになる。
ゲソ天とこぼう天のW天ぷらそば、いただきます!
と水を飲もうとすると、はーい、お待たせしました!
おー、ゲソ天、こぼう天、デカっ!
ねぎも盛り盛り、食べ応えが楽しめそうな一杯だ!
よし、いただこう!
まずは両手で丼ぶりを持って、おツユをひと口!
おおっ、辛くない。
東京の立ち食いそば屋さんによくある、あの塩辛さは感じられない。
ほどよいカエシで、鰹、昆布系出汁の旨みとコクがふんわり!
う~ん、いいじゃないか!
よし、おそばをいただこう!
おはしを、2つの天ぷらのスキマに入れ、おそばをグイッと持ち上げる。
おー、これこれ、この太めのそば!
おおっ、おそばには、黒い粒!そば殻入りの「ホシ」付きだ!
そしてこれを、一気にすすり込む!
おー、このむにゅっと感、お腹に入った時の充実感。
高級そば店の、コシのある、のど越しツルンとは違った食感と食べ応え。
いいじゃないか、これぞ立ち食いそば屋さんのおそば!
そして、天ぷら!
まずは、ゲソ天からいただく!ぱくりっ!
おー、揚げたて、アツアツ!
厚めの衣に、ゲソと玉ねぎ。
ゲソのコリコリ、デカい天ぷらの食べ応えが、メチャうれしい!
再びおそばをすすり込む。
そして、今度はおすすめ、お母さんオシのごぼう天!
確かにいい感じで揚がっている!パクリっ!
これまたアツアツ!
今度は、厚めの衣に、こぼう、にんじん、玉ねぎ!
ゲソとは違った、ちょいカタ野菜な歯ごたえがいい感じ!
またまた食べ応えも満喫できて、うれしい限り!
そして、おそばをすすり込み、
ゲソ天、パクリっ!
ごぼう天、パクリっ!
盛り盛りねぎの薬味アクセントもきいて、飽きが来ない。どんどんイケる!
よーし、そろそろ七味で味変も楽しもう!
これは新たな発見、煮干し魚粉でおそばを味変!
と顔を上げると、横のお客さんが、七味のとなりにある胡椒を手に取った。
そして、それを丼ぶりに豪快にかけた!
んんっ、おそばに胡椒!?
おそばにラー油は聞いたことがあるが、胡椒はない。
もしかしたら、新たな発見か。
恐る恐る、私も胡椒をひと振り。新たな味変にトライ。
おそばを、すすり込む!
おおっ、これは胡椒ではない。煮干し系の魚粉だ!
おそばに胡椒ではなく、おそばに魚粉。
これはアリ!結構イケている!煮干し好きにはたまらないかもしれない!
これは新たな発見だ!と再びおそばをすすり込む。
そしてあっという間に、おそば、W天ぷらを完食!
おツユもグイッと飲み干し、ごちそうさまでしたー!
お店の案内
【天亀そば 神田】
千代田区鍛冶町1-7-9
神田駅3分 新日本橋駅4分 三越前6分
24時間営業
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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