【かめや】あふれる昭和ノスタルジー、新宿 思い出横丁で「元祖天玉そば」いただきました!
新宿西口で軽く一杯やって、帰路につく。
そうだ、ここは新宿西口。
〆に、「元祖天玉そば」をいただこう。
お店は、昭和情緒あふれる思い出横丁の「かめや」だ。
目次
大都会の中のノスタルジー、新宿「思い出横丁」
ザ・昭和ノスタルジー「思い出横丁」に到着。
そして後ろを振り向けば、
スマートな高層ビルが立ち並ぶ、大都会新宿。
このアンマッチ感が、趣きあって面白い。
元祖天玉そば「かめや」
そして、今日のお目当て「かめや」に到着。
8席ほどのカウンター席は満席だ。
ほぼ全員が、「元祖天玉そば」を食している。
私は、上のメニューを見ながら、店の前でしばし入店を待つ。
「元祖天玉そば」とは
ちなみに、天ぷらに玉子、いいとこ取りの「天玉そば」だが、ウイークポイントがある。
それは、玉子が汁に天ぷらにあふれ出てしまうことだろう。
出汁のきいた汁は汁だけで、サクっとした天ぷらは天ぷらだけで味わいたい。
しかし、かめやの「天玉そば」は、そんな心配はいらない。
なぜなら、かめやの玉子は、生玉子ではなく、温泉玉子。
温玉だから玉子が汁に天ぷらにあふれ出ることはない。
汁は汁、天ぷらは天ぷら、そして玉子は玉子、それぞれを楽しむことができる。
そう、お気づきかもしれないが、天玉そばに温玉をはじめて使ったのが「かめや」。
だから、かめやの「天玉そば」は「元祖天ぷらそば」らしい。
目の前の厨房では見事な仕事ぶり
おっと、ひとりのお客さんが席を立った。
私は席につき、すぐに「元祖天玉そば」を注文する。
厨房には、男性ふたり。
そばを茹で、天ぷらを揚げ、
盛り付け、配膳、そして会計まで。
見事な段取り、スピード感で仕事をこなしている。
温玉だから汁、そば、天ぷら、それぞれをそのまま楽しめる!
そしてすぐに、お待たせしましたー!
安い、早い、うまい!
茹でたて、揚げたて、かめや「元祖天玉そば」の登場だ。
おー、デッカイかき揚げに温玉!
今日も、モリモリ感がうれしいじゃないか。
それでは、いただこう!
まずは、丼ぶりを両手でもって「つゆ」をひと口。
う~ん、いい出汁とカエシのきいた汁♪
かめやの汁は、ファストそば、スタンドそばの中で、間違いなくトップグループだろう。
そう言えば「かめや」は、上野にある「割烹 亀屋」がルーツと聞いたことがある。
となると「割烹系」ということだろうか?しかし、それは定かではない。
おっと、そんなことよりおそばをいただこう。
のびてしまったら、もったいない。
七味をササッとふりかけ、おはしでおそばをすくう。
これを、すすっとすすり込む。
う~ん、茹でたてのおそばはいい♪
つるんといいのど越しだ。
そして、かき揚げも、パクリっ。
う~ん、揚げたての天ぷらもいい♪
サクサク食感が楽しい。
大ぶり、肉厚で、食べ応えがあるのもうれしい。
温玉だから、玉子もすべてを楽しめる!
よし次は、お待ちかねの「温玉」だ。
おはしを差し込み、パカリっ。
う~ん、これ、これっ♪
玉子が汁にあふれでない。
ちなみに月見そばだと、生玉子。玉子は汁にあふれでる。
玉子をすべて味わおうとするなら、汁をすべて飲み干すしかない。
しかし、そばの汁を飲み干すのは無粋。
飲み干していいのは、年の瀬だけ。
洗いものを増やさないように、「年越しそば」の汁は飲んでもいい。
と厳しい爺ちゃんから教わってきた身としてはつらいところ。
とは言うものの、汁に残った玉子が心惜しいのは事実。
だが、温玉の元祖天玉そばなら大丈夫。
汁を飲み干すことなく、安心して、玉子のすべてを楽しめる。
ありがたい、とまたおそばをすすり込む。
そして丼ぶりを持って、汁もいただく。
汁も玉子で薄まらず、出汁のきいた味わいが最後まで楽しめる。
う~ん、たまらない♪
おはしが止まらない。
天ぷら、おそばを、どんどんいただく。
そして汁をちょっとだけ残して、完食。
ごちそうさまでしたー!
帰路、新宿駅に向かう。
そして高層ビルを見上げながら、ふと思う。
新宿西口。再々開発されたとしても、異彩を放つこの空間だけは残しておいてもらいたいものだ。
お店の案内
【かめや 新宿店】
新宿区西新宿1-2-10 新宿駅2分
03-3344-3820
24H営業 日曜定休
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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