【神座(かむくら)】訳のわからない味と書かれた看板!?ラーメンに白菜!?でもコレ、いい、クセになりそう!
新宿の京王モール。
今日も、気になるラーメン屋さんの前を通る。
お店は、「神座」と書いて「かむくら」と読む。
そして気になっているのは、この看板だ。
一回目の味は
今までに味わったことのない味なので
おいしさがわからない方もいらっしゃると思います
訳のわからない味です
二回目の味は
一回目と味付けが変わったのと思わせるくらいに
深みやおいしさがわかると思います
やみつき
三回目の味は
神座本来の味がわかっていただけると思います
ラーメン中毒
訳の分からない味 ⇒ やみつき ⇒ ラーメン中毒
一見、三段論法のようで、そうではない。
う~ん、一体どういうラーメンなのだろうか。
この間会社で、ラーメン好きの同期に聞いてみたところ、
創業40年近い、老舗の大阪ラーメン。関西圏で50店舗以上。東京圏にも10店舗はあるはず。
とのことだった。
時計見ると、そろそろランチタイム。
よし、一度いただき、モヤモヤを解消しよう!
早速、券売機の前に進む。
画面を見ると、10種類ほどのラーメンメニュー。
さて、どれにするか。
先頭を見ると、おいしいラーメン(790円)。
ユニークなネーミングだ。ストレートな表現でいいじゃないか。
よし、これにしようと思ったが、ちょっと短絡的か?
う~ん、どうしようと、券売機の上を見ると、
人気No.1
小チャーシュー煮玉子ラーメン(1,100円)
人気No.2
煮玉子ラーメン(890円)
人気No.3
煮玉子ネギラーメン(1,020円)
おっ、おすすめメニュー1、2、3はこれか!
よし、ずっと気になっていたお店だ。
ここは人気No.1の「小チャーシュー味玉子ラーメン」で、いってみよう!
画面をタッチ、食券を券売機から取り出し、入店する。
店内は厨房を囲むカウンター席と、
壁側のカウンター席で、30席ほど。
お客さんは、若い人から中高年、そして男性、女性と様々だ。
私は、店員さんから、こちらへどうぞー!と言われた席に着く。
店員さんに食券を渡すと、すぐにお水が運ばれる。
そして店員さんは、こちらは「ニラ」になります。お好みでどうぞ!と。
おっ、透明な器に入っているのは、ニラか。
ラーメンにニラの追加トッピングか。ないわけではないが、めずらしい。
そして目線をテーブルの左から右にうつすと、~神座のこだわり~
読むと、
1986年、道頓堀の路地裏に「どうとんぼり神座」が誕生しました。・・・創業当時の味を守るためスープソムリエ制度という社内資格を設け、試験に合格した職人だけが真心を込めてスープを調理しています。・・・
なんだが、いいじゃないか!
気になるラーメンが、ますます気になっていく。
そして、5分ちょっとでお待ちかねの「お宝」が登場!
おー、
丼ぶりの右半分に広がるミディアムレア系のチャーシュー群がうまそう!
奥で光る味玉も、パクりといきたくなる!
そして、丼ぶり左半分、スープに浮かぶのは、シャキシャキ感溢れる白菜か!
う~ん、うまそうじゃないか・・・
んんんっ!白菜ぃぃ!?
ラーメンに白菜!?
これははじめての経験だ。合うのだろうか?
それに、このスープ。
塩ラーと醤油ラーの中間な色合い。一体どんな味なのだろうか。
う~ん、やはり気になるラーメンだ。
よし、考えるより、食べるが早し!
早速、いただいてみよう!
レンゲでスープをすくう。
おっ、スープ表面、キレイに浮かんでいるのは鶏油だろうか。
ひと口、すすっ!
んんっ?
これは、塩でも、醤油でもない。甘み感じる優しい味わい。
さらに、ライトなピリッと感もある。
もうひと口、すすっ!
う~ん、出汁は魚介系、動物系という範疇ではない。
西洋出汁、ブイヨン系か?
さらに、動物系のコクを感じるのはなんでだろう。
う~ん、これは「未知との遭遇」な味わいだ。
「一回目の味」の「訳のわからない味」というのは、この感覚、味わいのことか。
そして、今度は麺をすくう。
おっ、つるつるっとした、ハリのある中細麺!
軽くおはしを上下させて、すすっと!
おおっ、スープが麺に見事に馴染む!
スープだけを飲んだ時は、未知との遭遇。
若干の違和感もあったが、麺と一緒だとそれがない。
ないと言うよりも、違和感は、麺を包み込む旨さに変身する。
もう一度、麺をすくって、すすっ!
やはり、違和感はなく、うまい!
スープと麺が一体化している感じ。
う~ん、不思議なスープだ。
そして、おはしはチャーシューをつかむ。
淡いピンクの入ったいい色合い!ぱくりっ!
う~ん、ジューシー、イケている!
これが5枚もあるのは、うれしい限り!
そして、はじめての経験、ラーメンと白菜だ!
ワシっとつかんで、すすっ!
おおおっ!
ラーメンと白菜、合うじゃないか!
鍋料理の後、〆にいただくチャンポン麺。
その時、鍋に残った白菜が一緒に口に入るのと似た感覚かもしれない。
しかし、白菜のシャキシャキ食感は、こちらが圧倒凌駕。
こっちの白菜の方が、全然いい!
よし、味玉もいただこう!
おー、トロトロ、いいじゃないか!
う~ん、おはしが止まらなくなってくる。
どんどん麺をすする。
そして、レンゲも負けじとスープをすくう。
なんだか、不思議だ。
スープだけでいただいても、違和感がなくなって来た。
なんとなく懐かしく、親しみを感じるスープ。
和洋折衷な優しい野菜スープ。
そんな感じがしてきた。
そして、すくったスープを見ると、煮込まれた小さな豚バラ。
あっ、これか!
最初にスープを飲んだ時に感じた動物系のコクは。
豚バラも一緒に煮込んで、コクと旨みをプラスしているのか。
う~ん、手が込んでいる。いい仕事じゃないか!
疑問解消で、気分スッキリだ、と前を見ると、
ニラの入った器。
おっと、忘れるとこだった。
お好みでどうぞ!と言われていたニラ。こちらもいただこう!
パカっとフタをあける。
おっ、ニラの辛味漬けか。ひと盛、丼ぶりの上にポトン。
そして、麺と一緒に、すすり込む!
そしてすぐに、スープと一緒にすくって、すすっと!
おおー、うまいっ!
苦味はなく、みずみずしいニラ!辛味が、甘み感じるこのスープにベストマッチ!
これはナイスな味変だ!
おはしとレンゲの動きが、さらに加速する!
多分、私のステータスは「二回目の味」の「やみつき」越え。
二階級特進、「三回目の味」の「ラーメン中毒」まで達しているかもしれない。
おはしもレンゲも止まらない!どんどんいただき、グイグイいただく。
スープは、表面をおおう脂のおかげで冷めにくい。
後半まであったか、おいしくいただけるのがありがたい。
そして、あっという間に完食!
スープも飲み干し、ごちそうさまでしたー!
いやー、気になっていたラーメンの正体がわかって、スッキリ!
このラーメン、人によって嗜好が違うから、一概にこういうラーメンとは言いにくいかもしれない。
しかし私は、言える。
気になっていたーメン、それはクセになりそうなラーメンだ!
また来よう!
【どうとんぼり神座 新宿京王モール店】
新宿区西新宿1丁目 京王モールB1F
03-3348-3790 7:00-23:30
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
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