【やっこ鮨】お寿司屋さんのカウンターで伊勢うどん!にぎり、赤だし付きで、なんと税込み1,000円ポッキリ!

神田小川町靖国通りから細い路地に入ると、一軒のお寿司屋さん

 

 

お店の前には、ランチメニュー看板

 

 

おっ、にぎり丼ぶり刺身ちらし、みんな1,000円だ!

 

 

今どき、1,000円お寿司屋さんランチがいただけるのは、ありがたい。

 

よし、今日のお昼はこちらでいただこう!

 

にぎり、丼ぶり、刺身、ちらし、どれにしようか。

 

定番にぎり、それともちらしでいくか。

 

この、日替わり ふたご丼と言うのもおもしろそう。

 

 

2種類小丼ぶりセットのようだ。

 

本日は、あじ酢丼まぐろづけ丼か。

 

 

よし、お店に入って決めるとしよう。

 

のれんをくぐって、入店する。

 

 

いらっしゃいませー!

 

人のよさそうな大将女将さん優しい笑顔で迎えられる。

 

店内はカウンター席に、

 

 

テーブル席10数席

 

 

こちらへどうぞ!

 

大将に言われた席は、大将の前のカウンター席

 

 

お寿司屋さんのカウンター席か、久しぶりだ。

 

ちょっと緊張しながら、席につく。

 

それでは、注文を決めよう。

 

テーブルメニューを見る。

 

 

にぎりか、ちらしか。それともふたご丼か。

 

再び、悩む。

 

しかしその時、右上にポップ状にはみ出たメニューを発見!

 

見ると、

 

 

伊勢うどん

伊勢うどん+にぎり3カンセット

伊勢うどん+巻きもの1本セット

 

お、お、おっ、伊勢うどん!?

 

東京で、しかもお寿司屋さんで、伊勢うどんをいただけるのか!?

 

これはめずらしい!

 

よし、注文はこれにしよう!

 

にぎり3カンがついて、値段も同じ1,000円だ。

 

女将さんに声をかけ、「伊勢うどん+にぎり3カンセット」を注文する。

 

それにしても、さっきまで全く想定していなかったシチュエーションだ。

 

お昼ごはんに、お寿司屋さんのカウンターで、伊勢うどんをいただく。

 

東京広しと言えども、今そうしようとしているのは、10人もいないだろう。

 

何の特技、取り柄のない私としては、10番以内でなく、10人以内でもちょっとうれしい。

 

やや興奮気味になってきたところで、お茶を飲み自分を落ち着かせる。

 

 

ふと右わきを見ると、大きめの一升瓶

 

 

祝 四十周年

やっこ鮨様

令和四年六月三日

 

 

大将に聞くと、名古屋で10年でやった後、東京に来て40年とのこと。

 

個人経営のお寿司屋さんが激減する現在、半世紀に渡り営業されているのか。

 

ご立派、すごいですね、と大将に言うと、いやー、と。

 

そして、いいお店に入った私も気分がよく、二人で笑顔

 

あっ、そうか。

 

表の看板に「名古屋すし」と書いてあったが、名古屋で10年だからか。

 

 

大将に聞いてみると、それだけではないようだ。

 

名古屋地方赤だしと、たまり醤油

 

そしてシャリの具合が東京のお寿司とちょっと違うらしい。

 

そうなのか!とお茶を飲むと、お待たせしました!

 

「伊勢うどん+にぎり3カンセット」の登場だ!

 

 

伊勢うどんにぎり赤だしたまり醤油

 

うまそうじゃないか!

 

よし、いただこう!

 

 

まずは赤だしをひと口!

 

 

おー、うまいっ!

 

旨みコクがお腹の中に、じ~んと広がっていく。

 

さすが、名古屋赤だし

 

次は、にぎりをいただこう!

 

にぎりは、玉子イカまぐろの3カンだ。

 

 

まずは、お寿司屋さんの技の結晶玉子から!

 

 

おはしで、ひとつかみ。

 

ぷるんとした、ハリツヤのある玉子

 

大きな口をあけて、ぱくりっ!

 

おー、玉子の味わい活きる、ほどよい甘さ出汁具合がいいじゃないか!

 

そして、今度はイカ

 

 

たまり醤油に軽くつけて、ぱくりっ!

 

 

おー、やわらかくて甘旨い!いいイカだ!

 

旨みの強い、たまり醤油濃厚な味わいが、またナイス!

 

そしてまた、赤だしをいただき、

 

 

最後はまぐろ

 

 

醤油をちょこっとつけて、ぱくりっ!

 

 

うまい!まぐろいいネタを使っている!

 

3カンともシャリは東京の寿司よりも、やや丸味を帯びていた。

 

これがシャリの違いなのだろう。

 

大将に確認しようと思ったが、もたもたしていると伊勢うどんがさめてしまう。

 

知的充実感よりも食べて満足感の方が優先だ。

 

伊勢うどんは食べる前に、ちょっとひと仕事、時間がかかる。

 

ガリでお寿司を〆て、

 

 

伊勢うどんの丼ぶりを、左手でつかむ。

 

 

うどんの上には、鰹節青ねぎ

 

うどんの下には、黒光りのタレ

 

まさに、久しぶりに見る、伊勢うどんだ!

 

すぐに右手でおはしを持ち、それを丼ぶりの底まで差し込む。

 

 

そして、底にたまっているタレを持ち上げるように、まぜまぜ

 

さらに、全体に広げるように、まぜまぜ

 

よーし、このくらいでオッケーだ!

 

 

ひと仕事終了!それでは、いただこう!

 

しかし、焦って、勢いよくすすり上げてはいけない。

 

そんなことをしたら、タレが飛びハネてしまう。

 

大きな口を開けて、ぱくりっ!

 

 

おー、いい味わい

 

やわらかなうどんに、濃いめのタレがよく合う!

 

どんどん、ぐいぐいいただける。

 

 

鰹節が、またいい仕事、味わいに幅が出す。

 

青ねぎも、やわらかうどんに、いいアクセント

 

いいじゃないか、伊勢うどん

 

おはしは止まることなく、あっと間に伊勢うどんも完食!

 

ごちそうさまでしたー!と会計に向かう。

 

千円札と百円玉、1,100円を用意しようとすると、

 

はい、1,000円になります、と女将さん。

 

えっ、1,000円は税別じゃなくて、税込みで1,000円なの!

 

1,000円ポッキリで、お寿司屋さんカウンターで、伊勢うどんにぎり&赤だし付き

 

満足感おトク感!気分よく、会計を済ませる。

 

そして、ありがとうございましたー!

 

大将女将さん優しい笑顔に送られ、お店を出た。

 

【やっこ鮨】

 千代田区神田小川町3-2-5

 03-3293-0134

 小川町駅5分 神保町駅7分

 11:30-14:00 16:30-21:30 土日祝休

※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。

 

【地 図】

 

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