【花秀】2023/9月オープン!鶏に豚にホタテ、青森の名食材にこだわった青森拉麺!なんと南部せんべいまで!
御茶ノ水の取引先で、神保町に「青森ラーメン」のお店がオープンと聞き、早速行ってみた。
お店は、花秀(かしゅう)、2023年8月にプレオープン、9月にグランドオープンとのことだ。
青森ラーメンのお店、花秀
御茶ノ水駅から明大前通りを神保町方面に歩くこと5分。
花の家紋のようなのれん。そして、上の白い看板には「花秀」!
おっ、ここだ!
それでは、入店しよう!
お店に入ると、すぐ右に券売機。
白(塩ラーメン)と黒(醤油ラーメン)のメニューだ。
それぞれ、青森拉麺をベースに、味玉、ワンタン、極み豚、めっけもん盛り(全部のせ)の5種類。
おっ、下にはトッピングメニュー。
味玉に、極み豚、
そして、ワンタン、海苔に、南部せんべいか。
南部せんべいのトッピング!?
んんっ、南部せんべい!?
以前、となりの小川町で「青森ラーメン」をいただいた(うまログ第229話/長尾中華そば)。
しかし、それには、南部せんべいのトッピングはなかったような。
予期せぬトッピングに軽く動揺。
しかし、モタモタしていると後から来るお客さんに迷惑だ。
早く注文を決めよう。
トッピングは置いておいて、
青森拉麺 1,000円
味玉青森拉麺 1,150円
青森ワンタン拉麺 1,350円
青森極み豚拉麺 1,450円
青森拉麺めっけもん盛り 1,500円
このボタンから選ぼう。
はじめてのお店、ニューオープンのお店だ。
ここは、ベースの「青森拉麺」!
そして白か黒かは、コンサバに、「黒」!
よし、「青森拉麺 黒」に決定だ、と思ったが、せっかくだ。
オープン記念に味玉をつけて「味玉青森拉麺 黒」でいただこう!
食券を券売機から取り出し店内に進む。
店内
10席ほどのL字型カウンター席。
店主と思われる男性から、お好きな席どうぞ!と言われて席につく。
う~ん、白木のきれいなテーブルが気持ちいい。
食券を店主に渡すと、
麺は、全粒粉入り中細ストレート麺と中太手もみ麺。どちらになさいますか?
おっ、麺は選べるのか!
厨房の中を見ると、三河屋製麵の麺箱!
どちらの麺もよさそうだ。どちらにするか、決められない・・・。
こんな時は、おすすめを聞くに限る。
すると、醤油は、中細ストレート麺をおすすめしています。
それでは、中細でお願いします!と即答して注文完了!
お水とエプロンを取りに行き、しばし「お宝」を待つ。
味玉青森拉麺 黒、登場!
そして、5分ほどでお待たせしましたー!
おおー、でっかい豚ロースレアチャーシューが真ん中にどーん!
その上には、鶏ムネ肉チャーシュー!
その下には豚バラ系、ロールチャーシューか!?
そしてテッペンには、紫たまねぎに、芽ねぎが美しく盛られ、
抑えの味玉アクセントでバランスもとれている!
ちょこっと、顔をのぞかせる中細ストレートもうまそうだ!
いいじゃないか、味玉青森拉麺!
と思ったが、ひとつだけ、んんっ!なところが。。
それは、スープ。
以前、小川町でいただいた青森ラーメン。
それは、濃厚な煮干しだしの醤油スープ。透明感はなかった。
しかし、目の前にあるのは、濃厚な醤油スープだが、清湯系。透明感がある。
う~ん、コレは青森ラーメン??
青森ラーメンについて
よし、記憶、そして、つたなく、確からしさは保証できない雑学知識を総動員しよう!
確か、小川町でいただいた「青森ラーメン」は、青森津軽ラーメンと言っていた。
青森県と言えば、西の津軽藩と東の南部藩、ふたつの藩が一緒になったはず。
ということは、こちらの「青森ラーメン」は、津軽ではなく南部。
青森津軽ラーメンではなく、青森南部ラーメンということじゃないか。
津軽と南部、だから、スープが違うのだろう。
さらに、調子にのって、勝手な推測は続く。
そうか!
だから、券売機のトッピングに、南部地方の名物、南部せんべいがあったんだ!
んっ、ということは、丸いコレ!
ロールチャーシューのように見えるが、もしかしたら南部せんべい!?
私の推測が正しいか、店主に聞みる。
間違いはなかった!
コレは、南部せんべいとのことだ。
ラーメンに南部せんべいか、これははじめての経験♪♪
そして店主に更問、こちらの青森ラーメンは、青森南部ラーメンですか?
しかし、残念ながら、答えはノー。
青森南部ラーメンではないようだ。店主曰く、
青森シャモロック、奥入瀬ガーリックポーク、ほたて醤油など。
青森ならでは、青森の自慢の食材をふんだんに使っているから青森拉麺です。
さらに、
食材だけではなく、このラーメンは、青森のフレンチシェフの監修。
フレンチの技法も取り入れていいます。
おー、青森づくしのラーメン、それが青森拉麺ということか!
推測は、1勝1敗か。
しかし、いつもさえない、キレない私にとって、1勝できれば立派なものだ。
それではいただこう!
おっと、それよりも早くいただこう!
うまそうな青森づくしのこの一杯、冷めてしまってはもったいない!
まずは、レンゲでスープをすくう。
キラキラ鶏油の浮かぶ濃厚醤油スープ、これをひと口、すすっと!
おー、シャモロックのいい出汁、濃厚な醤油のカエシ!
さすが名だたる青森シャモロック!深くいい味わい!
さらに鴨や丸鶏などもブレンドされているだろう。
深くて幅のある鶏出汁の味わいに仕立てられている!
そして、この濃厚な醤油がメチャいい!
濃厚と言っても、辛いわけではない。
醤油の旨みとコクが、「厚みのある甘み」として感じられる。
聞くと、ほたての魚醤だけではなく、鰹、昆布、シイタケの旨みもブレンドされているようだ。
さすが、青森、陸奥湾名物、ほたて醤油!
あがるテンションを抑えながら、レンゲをおはしに持ち替える。
そして、麺をひとすくい!
おー、グレーのつぶつぶ全粒粉!
麺には濃厚醤油スープがからみついているのが、見た瞬間にわかる!
たまらず、これを一気にすすり込む!
うまいっ!
全粒粉、低加水の麺は、ほのかな小麦!
パツンとキレよく、のど越しツルン!
からんだスープと一緒に、お腹の中へおいしくストン!
う~ん、ますますいい!
おはしが止まらない。
次は、キレイなピンク色!
真ん中ドーンのレアチャーシューをつかむ!
そして、口を大きく開いて、パクリっ!
おおー、しっとり&ジューシ~!
噛むほどにお肉の旨みが、口の中にじゅわっと広がっていく!
これが青森銘柄豚、奥入瀬ガーリックポークか!
よーし、鶏チャーシューもいただこう!
おっ、今度は上品なピュアホワイト系!
私も上品に口を開いて、パクリっ!
おっ、さっぱりとしたムネ肉チャーシュー!
おおっ、噛みしめていくと、しっかりとしたお肉の味わい!
見た目上品ながらも、食べたらすごいんです系!
これまた、たまらず、麺をすすり込む!
そして、とうとう、おはしは、初体験!
南部せんべいをつかむ!
岩手に行った時、ご当地名物、南部せんべい汁をいただいたことはある。
だが、ラーメンに入った南部せんべい、
ラーメンスープをまとった南部せんべいは、今日がはじめてだ。
パクリっ!
おっ、いい歯ごたえ!
ゴワゴワ麺を食べた時に感じるワイルドな小麦感のようなものもある。
アクセント、楽しさあるトッピング!
南部せんべい with ラー、いいじゃないか!
完食!
そしてまた麺に回帰。
今度は、紫玉ねぎと一緒にすすり込む!
シャキシャキ、軽快な食感が、うま楽しい!
さらに、味玉もパクリっ!
うまい!
下味もさることながら、濃厚スープにつかった玉子は、メチャいい味わい!
ゆで加減もほどよく、ちょい半熟だから、スープに混ざらないのもナイス!
麺をすくうおはしの動きが加速していく。
今度は、芽ねぎも一緒に、すすっと!
やはり、やさしい芽ねぎもいいものだ!
おはしの動きは、さらに加速する!
レンゲも負けずに、スープをすくう!
麺もスープもどんどんいただく!
心の中でうまい!を連発、イエスっと、ガッツポーズ!
気付くと、あっという間に完食!
ふー、ごちそうさまでしたー!
また、来よう!
今度は、「白」を「中太手もみ麺」でいただいてみよう!
お店の案内
【花秀】
千代田区神田神保町3-22
03-5577-4924
神保町駅・御茶ノ水駅5分
11:00-15:00 17:00-21:00 日曜定休
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
※「うまログ」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。
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