背脂チャッチャの原点、杭州飯店が火事で休業!リフレインするレジェンドの「一杯」!

新潟五大ラーメン、今日は燕市「背脂ラーメン」いただこう。

もちろんお店は、元祖背脂チャッチャ「杭州飯店」

しかし、燕三条駅からタクシーに乗り込むと、びっくり!

杭州飯店は火事でやっていませんよ、と運転手さん。

杭州飯店で火災、同じ場所での営業再開を目指し現在休業中

運転手さんによると、

先月19日に杭州飯店で火災が発生

幸い人的被害はなかったが、お店は現在休業中

同じ場所での営業再開を目指しているが、再開の目途はまだ立っていない

そうだったのか。

突然の悲報に気持ちの整理がつかず、運転手さんにお詫びを言って、タクシーを出る。

がんばれ「杭州飯店」、気持ちで応援!

そしてカフェに入って、スマホの写真を見る。

おっ、あった!

はじめて「杭州飯店」に行った時の写真

無力な私には、営業再開のお手伝いはできないが、

これを見返しながら、一日も早い営業再開をお祈りしよう。

火災の後の事後処理は大変だと思うが、

東京の一杭州飯店ファンとして、気持ちで杭州飯店応援したい。

元祖背脂ラーメン、レジェンド「杭州飯店」!

おっ、元祖燕系、杭州飯店の看板だ!

そして、建物。

確かこの時、

建物の下には、30名ぐらいの入店待ちのお客さんだった。

お店は、テーブル席にお座敷席。

70席ぐらいの席数だった。

そして、天井を見ながら、思った。

「杭州飯店」の前身、ルーツは「福来亭」。戦前、昭和9年創業のお店。

東京千駄ヶ谷の「ホープ軒」でも、創業は昭和35年。

当店は、老舗というレベルを超えた存在、

背脂チャッチャの原点ザ・レジェンド

と感動していたのを覚えている。

おっ、メニューの写真もあったぞ。

そうそう、この時、

「背脂ラーメン」を注文しようとしたが、メニューになかった

店員さんに聞くと、

一番上の「中華そば(ラーメン)」が「背脂ラーメン」です、と教えてくれた。

さらに、

背脂は多め、少なめ、普通。「背脂なし」もできますよ、と説明してくれた。

とても丁寧、親切な対応だったので、よく覚えている。

確か、注文は「背脂普通」「中華そば」だ。

これだ!元祖背脂チャッチャ、杭州飯店の中華そば!

おっ、これだ!

レジェンドの「中華そば」!背脂ラーメンの「原点」!

一面に浮かぶ背脂

そこに顔出す、自家製、平打ち太麺

チャーシューたまねぎメンマのシンプルトッピング!

ここ燕市界隈洋食器の町。

「背脂ラーメン」はその工場で働く人たちへの「出前」として生まれた。

工場仕事で汗をかくから、塩分やや濃いめ

雪国なのでスープが冷めないよう、背脂たっぷり浮かばせ、

食べるまでに麺が伸びないように太麺

まさしく、その通りのラーメンフェイスだった。

おおっ、この写真!

漆黒系スープに浮かぶ白い背脂

色合いからキツめの醤油スープと思いきや、ひと口いただけばとてもマイルド

豚骨系をベースに、キレある煮干し出汁

カエシの醤油もスッキリ淡麗!

そして、そこに背脂

新鮮な「越後もちぶた」を使った背脂旨み甘さがプラスオン!

見事なバランス、見事な相乗効果、メチャメチャうまいスープだった。

おっ、この平打ち太麺

もっちりしていて、うれしい弾力、歯ごたえ!

のど越しもツルン

スープがからんで、背脂もからんで、たまらなかった!

おおっ、チャーシューだ!

チャーシューも「越後もちぶた」もも肉を使用。

あっさりしていながら、しっとりジューシー!

旨み肉々しさ満喫の逸品だった!

さらに、背脂スープ&平打ち太麺に、シャッキシャキたまねぎがメチャいい相性!

昔ながらの王道メンマの楽しいコリコリも、舌と頭で覚えている。

杭州飯店の背脂ラーメン、

写真を数枚見ただけで、美味しかった思い出が、こんなにもリフレインするのか。

やはり忘れられない、まさしくレジェンドの「一杯」だ。

また、是非いただきたい!

がんばれ、杭州飯店!

一日でも早い営業再開をお祈りしたい!

私には、これしかできないが、精いっぱい気持ちで応援だ。

気持ちの整理がついた後、目指すはカレーラーメン!

突然の悲報に動揺したが、気持ちの整理も何とかついた。

しかし、気持ちの整理はできても、お腹は減ったまま。

そうだ、ここ燕三条駅は、燕市三条市市境にある。

向こうは三条市だ。

三条と言えば、新潟五大ラーメンのひとつ、三条カレーラーメン

よし、今日はカレーラーメンいただこう!

再び、タクシーのりばに向かう。

≪次話へ≫

【正広】三条カレーラーメンデビュー!ゴロゴロ具材に甘くて辛いカレー、ぷるんとコシある自家製麺!

杭州飯店の場所

 新潟県燕市燕49-4 0256-64-3770

 燕三条駅から約4km(タクシー10分弱)

 JR弥彦線 西燕駅 徒歩10分

 北陸道三条燕ICからR289経由約8km

【地 図】

「うまログ!」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。

※うまログホームはこちら、バックナンバーはこちらから

※サイトは毎週更新。新着情報は Twitter(X)でお知らせしています。