【尾張屋本店】尾の張った大海老天が丼ぶりからはみ出す!創業160年の天ぷらそばいただきました!

今日のお昼は、浅草でおそば。

お店は、幕末創業、160年の歴史と伝統の「尾張屋」

店名の由来と言われる、海老のっぽがピンっとった、天ぷらそばをいただく!

160年の歴史と伝統、浅草で愛され続ける老舗【尾張屋】

国際通りから雷門通りに入って、尾張屋本店に到着。

創業160年と言っても、現在の店舗は築160年ではない。

近所にあった旧店舗は、東京大空襲で焼失。

その後、この場所に移って営業を再開、今に至っている。

ちなみに、東京大空襲は当店三代目の時。

現在は、五代目が六代目と一緒にお店を仕切っている。

店内

それでは、入店しよう。

客席は1Fと2Fにあって、1Fはテーブル席で30席ほど。

こちらへどうぞー、花番さん、お店の方に案内されて席につく。

壁を見ると、歴史感じる尾張屋の看板。

向こうの壁には、千代の富士・大乃国・北勝海・旭富士の4横綱の手形の額縁。

これは貴重な額縁。力士や落語家さんが贔屓にしてきたお店の証しだろう。

さらにその下には、明治の文豪、永井荷風の写真。

荷風先生は、毎日のごとく当店に通い、同じ席でそばをすすっていたそうだ。

おしながき

それでは、当店看板メニューの「天ぷらそば」をしよう。

しかし、お店への礼節。

その前に、お品書きもしっかり拝見しよう。

おそば

荷風先生が好んで食したと言われる「かしわ南蛮」は今も健在だ。

そしてページをめくると、ご飯もの一品料理

先頭にある、「天丼」もいい。

これにも、尾っぽがピンっと張った海老天がどーんと乗っている。

しかし老舗蕎麦の「尾張屋」、やはり、おそばで楽しみたい。

天丼ではなく、天ぷらそばにしよう。

天ぷらそばは、2種類。

天ぷらそばと、上天ぷらそば(車えび)だ。

今日は年に一度の年越しそばでない。

上天ぷらそばではなく、天ぷらそばにしよう。

ごま油香る大海老と鰹出汁のきいた汁!のど越しつるんの二八そば!

注文を終えて、10分ほどで、お待たせしましたー!

おー、尾っぽがピーンと張った、丼ぶりからはみ出す大海老天!

これぞ、尾張屋の天ぷらそば。

よし、いただこう!

まずは、おそばを手繰って、すすり込む。

細身でしなやかなおそばは、のど越しつるん!

さすが、江戸の二八、老舗尾張屋のおそば。

汁は辛すぎず、鰹出汁がよくきいて上品な味わい。

しなやかなおそばとサイコーの組み合わせ。

どんどんイケてしまう!

よし、海老天もいただこう!

おはしでワシっとつかんで、大きく口を開けてパクっと!

う~ん、揚げたてアツアツ~♪

鰹出汁の汁がしみ込み、海老はぷりぷりっと、サイコーだ。

さらに、揚げたごま油のいい香りが鼻を抜けていく♪

条件反射のごとく、おそばを手繰って、すすり込む。

くー、たまらない!

よし、そろそろ味変、薬味でいただこう。

まずは、ねぎ。

ササっと、かけて、

おそばを、すすり込む!

ほのかな辛味と甘みが、旨みの汁にナイスなアクセント。

そして、七味。

七味はブランド、やげん堀。

さらに、尾張屋のそばに合うよう特注ブレンド、山椒が入っていない。

これをササっとかけて、

おそばをすすり込む。

くー、これまたナイス!

汁におそばにベストマッチ、ますますおそばが進む。

ほのかな柚子の香りがまた、その動きを加速する。

そしてラスト海老天。

再び大きく口を開いて、これをパクッと!

くくー、たまらない!

おはしは止まらず、あっという間に、おそばも海老天もおいしく完食。

最後は、そば湯で〆る。

ごちそうさまでしたー!

大満足で会計を済ませる。

ふと、上を見ると神棚だ。

そこには、尾っぽがピンと張った海老天。

そう、朝一番であげた海老天を神棚に供える。

代々続く、老舗尾張屋のしきたりのようだ。

お店の案内

【尾張屋 本店】

 台東区浅草1-7-1

 03-3845-4500

 11:30-20:30 金曜定休

 浅草駅5分

※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。

【地 図】

【尾張屋 支店】

 台東区浅草1-1-3

 03-3841-8780

 11:30-20:30 水曜定休

 銀座線浅草駅出口スグ

【地 図】

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