【かつ良】下北沢の老舗とんかつ屋さんで、サクサク「かきフライ」! この「かき」、すごっ、デカっ、うまっ!

今日のランチは、シモキタで創業40年を越える、とんかつの老舗「かつ良」に行く。

 

しかし、今日のターゲットは「とんかつ」ではなく、今が旬の「かきフライ」 

 

会社を出る前、上司との会話。

 

上司:木村君、昼メシどこに行くの? 

木村:今日は、チェーン店系に。

上司:そうか、「かき」とかどう? 

木村:いいですね!大好物です。

上司「かきフライ」なら、いいとこあるよ。 

木村:是非、教えてください! 

上司:オッケー。僕はね、「かきフライ」は、とんかつ屋のかきフライが一番うまいと思うんだよ。何故だかわかるかい?それはね、揚げ方、衣が違うんだよ。僕も昔はね・・・ 

木村:(しまった。また長いウンチクが始まる。ランチの時間が…。) 

部下:「部長、お電話でーす。」 

上司:ごめん、電話だ。「かつ良」に行ってごらん。シモキタの老舗のとんかつ屋だ。「かき」の選び方もしっかりしている。バス通りにあるからすぐわかるよ。

木村:(部下、でかした。ナイスアシスト!) 

 

会社を出て、お店に向かう。そして数分後、当店に到着!

 

おー、確かに「産地直送かきフライ定食」と写真付きのデッカイ看板が表に出ている。

 

まさしく「看板メニュー」じゃないか!

 

 

値段は、1,800円か。ちょっと高いか。

 

しかし、めんどくさいが、食通の部長のおすすめ。これをいただこう!

 

B1Fにある当店入口を目指して表階段を降りていく。

 

途中には、「全国厳選銘柄豚牛使用 とんかつ・ビフテキ かつ良」

 

これまたどデカイ将棋の駒のような看板だ。

 

 

デカさに圧倒されながらも、入口に着いた。

 

 

ドアを開けると、「いらっしゃいませ!」と身なりのいい男性の店員さん。 

 

「テーブル席、カウンター席、お好きなお席へどうぞ!」と言われテーブル席につく。

 

 

店内は広くゆったりしている。装飾品もいい感じ。「老舗感」ありありだ。

 

小上がりの向こうには、「天下第一」と右から書かれた大きな文字。文字までデカい!

 

 

 

そして店員さんがお茶とメニューを持って来てくれた。

 

 

メニューもデカい!

 

「びっくりドンキー」のような、テーブルにドンと置く「テーブル ドン!」タイプ。

 

(もしかしたら、これは「びっくりドンキー」よりも当店の方が先に編み出したメニュータイプか?) 

 

注文は「かきフライ」に決まっていたが、せっかくだから、メニューを拝見させていただく。

 

 

「ランチメニュー」から始まり、ヒレかつ、ロースかつ、海老フライ etc

 

 

とんかつ屋さんなのに、「和牛サーロインステーキ」まであるのか。

 

どれもが食欲中枢を直撃する、注文したくなるメニューだ。

 

しかし今日はだめだめ!

 

初志貫徹!店員さんを呼んで「産地直送かきフライ定食」を注文する!

 

店員さん曰く、ライスは「しそ入りごはん」と「白米」から選べるらしい。

 

いつもなら悩むが、今日はもちろん「かきフライ」を味わうため即断、プレーンな「白米」を選ぶ。 

 

そして「お宝」登場を待っていると、立派な器に入って漬物が来た。

 

 

4種類もある。しかも、食べ放題のようだ!

 

しかしここは「老舗」。

 

普段「かつや」でやっている盛り盛りアグレッシブな漬け物の取り方はNGだろう。

 

上品にいかなくてはいけない。

 

小皿にとりわけ、1つずついただこう。

 

 

そしてお茶もいただながら、漬け物をポリポリ。

 

「天下第一」の大きな文字を見ながら、時間がゆったりと流れていくのを楽しむ。

 

う~ん、いつもと違って、ゆったりと、こういうのもいいものだ。

 

そして10分ほどが経過、満を持して「お宝」が登場した!

 

 

おぉー、「かき」もデカっ!

 

「どうだぁー!」とばかりに、大ぶりな「かき」が4つ、大きなお皿の上に並んでいる。

 

近所のスーパーで買う「かき」のふた回り以上、「お稲荷さん」にも負けない大きさだ!

 

そしてドデカさに圧倒されながも、考える。

 

この見事な「お宝」。店員さんが持ってきてくれた「お手製のタルタルソース」でいくか、それともカラシをちょこっと付けて、テーブルにある「当店自慢のソース」でいくか。

 

どちらでいくか悩ましい。しかし「選択権」を与えられている自分がうれしい。

 

んー、ここはまず「お手製のタルタル」から、いかせていただこう。

 

ひとつ、「かき」をはしつかむ。

 

 

デカい!

 

そして、重い!

 

身がぎっしりと入っているのがわかる。

 

であればと、口を可能な限り大きくあけて、「かき」をガブり!

 

その瞬間、薄手の衣を突きぬけ、超ジューシーな「海のミルク」が口の中ではじけ散る!

 

んぐぅー、たまらない!

 

さすが老舗とんかつ店、「揚げ」の技が違う。

 

「海のミルク」をそのまま、「魔法の衣」で、見事につつみ込んでいる!

 

まさに、揚げの達人、とんかつ屋マジックだ!

 

さらに、この「お手製タルタル」が、「かき」のうまみを一層引き出している。

 

老舗店が、改良に改良を重ねた「影の主役、逸品」なのだろう。

 

ここまでうまいと、2つ目も止まらず「タルタル」でいく!

 

うぅー、うまい。そして、白米をむさぼうように食べる。

 

むちゃくちゃ、お米もうまい。

 

もしかしたら、今の自分は小学生のように、口のまわりにいっぱいの「タルタル」を付けているかもしれない。

 

が、そんなこと、どうでもいい。「格好」よりも、「うまい」が優先だ。

 

「かき」をいただき、白米をむさぼる。

 

たまらない。本能で感じる最高のぜいたく!

 

しかし、そんな「前のめり」の自分を「赤だし」のいい旨渋みがおさえてくれた。

 

 

黒い大きな器に入った「赤だし」が、“とんかつ屋さんの自慢のソースも忘れちゃいけないよ”と自分をさとしてくれた。

 

確かに!と、3つ目の「かき」にカラシを少し付ける。

 

テーブルにある当店自慢の特製ソースをひとすくい。

 

それを、片寄りなく「かき」にかける。

 

そして、ひと口かぶり。

 

おー、うまいっ!

 

この組み合わせも、旨すばらしい!

 

さすが老舗とんかつ店の自慢の特製ソースだ。

 

3つめの「かき」もすぐに完食!

 

さあ、「かき」はあとひとつ。

 

最後、4つめの「かき」、ラストオイスターは、どちらでいくか。

 

「お手製タルタル」か「自慢のソース」か?

 

再び「赤だし」で冷静さを取り戻す。

 

口をふき、お茶を飲み、漬物をポリポリ、白米をいただき、深呼吸。

 

やはり、エンディングは「お手製タルタル」で飾るしかない!

 

残っている「タルタル」を、最後の「かき」に全部かけ、再び超大口でがぶり!

 

ふぉっふぉっー、「かき」がすごいのか、「タルタル」がすごいのか。

 

これだけの「タルタル」をかけでも、「かき」のジューシーさはまったく変わらない。 実に素晴らしい!

 

ごちそうさまでしたー!

 

老舗とんかつ店の逸品、「産地直送かきフライ定食」を思う存分満喫、大満足でお店を出た。

 

【かつ良】 

 世田谷区北沢2-3-12 下北沢駅徒歩5分 

 03-3412-5990 

 11:30-15:00・17:00-22:30  月曜定休 

※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。 

 

 

「うまログ!」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。

※うまログホームはこちら、バックナンバーはこちらから

※サイトは毎週更新。新着情報は Twitter(X) でお知らせしています。