【渡なべ】さすが魚介豚骨ラーメンの先駆け!濃厚かつ上品、見事なバランスの一杯いただきました!
高田馬場での仕事が終わり、早稲田通りを駅に向かう。
ふと脇を見ると、路地に暗がりに明かりが。
近づいてみると「渡なべ」。小料理屋さんか?
いやいや、違う!
「渡なべ」と言えば、馬場で創業十数年、濃厚魚介豚骨ラーメンの先駆け。
ラーメンコンサルタントとしてもご活躍中の渡辺氏のお店だ。
ここにあったのか。渡辺氏にもお会いできるかもしれない。
よし、一杯いただこう!
入店すると、店内は落ち着いた雰囲気。
天然木だろうか、立派なカウンターテーブルに席は8席ほど。
そして私は、右手の券売機を見る。
ラーメンメニューは「らーめん」「味玉ラーメン」「ちゃーしゅーめん」の3種類だ。
いつもだったら「味玉らーめん」か「ちゃーしゅーめん」だろう。
しかし、はじめての「渡なべ」。
基本、ベースの「らーめん」で味わせてもらおう!
「らーめん」のボタンを押し、着席する。
そしてカウンターの中にいる女性店員さんに食券を渡し「お宝」を待つ。
厨房、フロアには、その女性店員さん以外、お店の方はいない。
渡辺氏はどこにいらっしゃるのだろうか?
と思ていると、その女性店員さんが調理をはじめた!
お店はこの女性店員さんのワンオペのようだ。
当店のカウンターにはさえぎる壁はない、調理具合を見てくださいと言わんばかりのつくりだ。
女性店員さんはどんどん調理を進めていく。まだ若いが、見事な手さばきだ。
渡辺氏がワンオペをまかせるなんて、すごい力量を持った女性だ。
敬意を込めたまなざしで仕事ぶりを拝見しながら「お宝」を待つ。
そして5分ちょっとで、お待たせしました!
高級感のある深めの丼ぶりに、濃厚褐色のスープ!
その上には、大判チャーシュー、幅広メンマがどどーん!
そして、白髪ねぎフワっと、青ねぎパラッと!
これが、渡なべの「らーめん」か!
それでは、いただこう!
まずはスープをすくって、すすっ。
おおー、濃厚な魚介豚骨のダブルスープ!
ほどよいとろみ感、くどさはなく、すっきりとした感じさえ覚える。
ただ強烈なだけのダブルスープとは一線を画す、均整のとれた、とても上品な味わいだ!
女性店員さんに聞いてみると、化学調味料は使用せず、魚介のベースは「鯖ぶし」とのこと。
使っている醤油やみりんにもこだわっているようだ。
うーん、細部まで考え抜かれている。これが「渡なべ」の魚介豚骨スープか!
よし、麺もいただこう。
中細ストレート系の麺。店員さん曰く、自家製麺とのことだ。すすっ。
おおっ、適度な加水でハリとコシがある。
さらに、つるんとのど越し、めちゃナイス!
スープもよく吸ってうまい!
さすが「渡なべ」、自家製麺もすばらしい!
そして、幅広でっかいメンマもいただく!
確実に、縦3cm×横10cm×厚み5mm以上だろう。
こんなにデカいメンマははじめてだ。
大きく口を開いて、パクリっ!
う~ん、ナイスな味付け、ナイスな食感、ナイスな食べ応え!
よし、大判チャーシューもいってみよう。
おおっ、丼ぶりの直径とほぼ同じサイズのデカさだ!ぱくりっ!
おー、やわらかジューシー!
あふれる感じの肉々感が、うれしい!
そして、麺をすすり込み、スープをすくう。
おはしも、レンゲも止まらない。
白髪ねぎのアクセントがまたナイス!
この濃厚スープによく合う!
ますます麺が進む、スープが進む!
そして、麺も、3本あったデカメンマも完食!
スープも飲み干し、ごちそうさまでした!
さすが魚介豚骨の先駆け。
濃厚でかつ上品、見事なバランスの一杯に敬礼だ!
【渡なべ】
新宿区高田馬場2-1-4 高田馬場駅10分
03-3209-5615 11:00-20:00
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
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