【天野屋 神田】江戸から続く伝統、これぞ本当の甘酒!天然素材だけから作る、甘さスッキリやさしい味わい!
お茶の水でお昼を食べた後、コーヒータイム。
しかし今日のコーヒータイムは、コーヒーではなく甘酒。
江戸時代の1846年に創業、甘酒の超老舗、天野屋に行く。
お店は、神田明神の大鳥居のすぐ脇!
神田と言えば「神田まつり」!
お店の店先にも華麗なるおみこしの装飾、つい見とれてしまう。
おっと、今日の目的は「甘酒」だった。
こちらは、名物の芝崎納豆や味噌なども店頭販売している販売部。
甘酒をいただくのは、奥の喫茶部。
「あま酒茶屋」と書かれた大きな看板の向こうだ。
看板の前を過ぎると、すぐにお茶屋の入口。
「明神甘酒」と書かれたのれんの前で、愛嬌のある狸さんがお出迎え。
風情、情緒を感じる、いい感じの入口だ。
さっそく入店すると、お店の中もいい感じ。
江戸情緒のある装飾、いろいろな小物や時計などがならんでいる。
窓の向こうには、風流な小庭も見える。
お好きなお席へどうぞと店員さん。
店内はすべてテーブル席。
お茶屋さんだから、わさわざ靴をぬいだりしない。
すっと席について、メニューを見る。
甘酒は「冷やし」と「暖かい」のふたつ。
お茶を持って来てくれた店員さんに、あたたかい甘酒を注文。
前金で、料金をお支払いする。
甘酒を待つ間、他のメニューにも目を通してみる。
おっ、あんみつ!
白玉!
くず餅!さらに、ところ天、味噌おでん!
思わず追加注文したくなるラインアップ!
しかし今は、お昼をガッツリ食べてきたばかり。甘酒だけにしておこう…。
メニューを閉じて顔をあげると、店員さんが甘酒を運んできた。
テーブルの上に置かれた甘酒を見る。
おおー、ビューティフル ホワイト!
黒い湯呑みと黒いお盆に、白い甘酒がキレイに映えている!
さらに、たくあんの黄色が控えめながらも、しっかりとしたアクセント!
う~ん、見事なコントラスト!
さすが超老舗の甘酒茶屋、ファーストインプレッションも完璧だ!
では、この色白でキレイな甘酒、いただいてみよう!
おおー、やさしく、すごくスッキリとした甘さだ!
当店の甘酒は、地下数メートルにある土室(むろ)で作られた天然の糀(こうじ)が材料。
江戸時代から続く、お米と糀から作る伝統的な製法で、砂糖はもちろん化学添加物は入っていない、とのことだ。
しかし事前学習はしておいたが、難しいことはわからない…。
だがわかるのは、この甘酒、よくあるくどい甘さや、雑味がまったくない。
さらに、つぶつぶ食感も自然で、すごく飲みやすい。いや、ぐいぐい飲めてしまう。
これが天然素材100%、伝統の製法ということか!
理屈抜きで、うまいっ!今までの「甘酒観」を一変させる一杯だ。
よし、たくあんも、いただいてみよう。
う~ん、ほどよい塩加減!
そしてまた甘酒を飲むと、甘さがさらにやさしくなってくる。
見事な組み合わせ、相乗効果だ!すばらしい!
しばしの時間、ほっこりしながら、おいしい甘酒と情緒ある雰囲気を楽しむ。
そして甘酒を飲み終え、余韻とともにお店を出る。
さすが江戸時代から続く老舗だ、一杯でこれだけの充実感を味わえるとは。
またコーヒータイムに、いや甘酒タイムに伺ってしまうだろう。
ちなみに甘酒は販売部の店先でもいただける。
紙コップで立ち飲みになるが、ちょっとだけお安くいただける。
【天野屋】
千代田区外神田2-18-15
御茶ノ水駅5分
03-3251-7911
10:00-18:00 休日17:00まで
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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