【中華丼シリーズⅡ】 うな重・かつ重あるのに、何故ない、中華重!?しかし見つけた!が、・・・。@神保町
うな丼には、うな重。カツ丼には、カツ重。うなぎ丼、カツ丼には、レベルアップした「重」がある。
しかし、中華丼には、それがない。中華丼はラインナップでも、うな丼やカツ丼の後塵を拝するのか。
中華丼ファンとしては、ちょっと寂しい。しょんぼりだ。
しかし!中華重、それがある、という噂を耳にした!
早速、行ってみよう!
場所は神田神保町。
神保町の交差点から、白山通りを水道橋方面に進み、4つ目の角を右に曲がる。
聞いた通りの道順でお店に急ぐ。
んんっ、なんとなくデジャブー・・・。
見たような光景、見たような建物が並んでいる・・・。
と思っていると、お店に到着!
中華料理 光華飯店、やはりそうだ!
ここは、この間、中華丼シリーズ Part1「かにチャーハンがあるのに、何故ない、かに中華丼!?」で来た町中華、光華飯店だ(→うまログ第357話)!
しかし、中華重、そんなメニューあっただろうか?記憶にはない。
もしかしたら、前回「かに中華丼」をさがすのに躍起になって、見落としたのかもしれない。
店先のショーウィンドーをまじまじと見る。
しかし、結論は変わらなかった。
中華丼はあるが、中華重はない。
残念ながら、噂は噂だったようだ・・・。
やはり中華丼には、うな丼、カツ丼のような「重」へのレベルアップがのぞめないようだ。
しょんぼりだが、致し方ない。
しかし、そうであっても、私は中華丼ファン。
中華丼への情熱、中華丼愛は変わらない。
よし、今日もこちらで中華丼をいただき、元気を取り戻そう!
のれんをくぐって、入店する。
そして、店内に進む!
と思ったが、当店は、前注文、前払いだった。
入口すぐのレジで店員さんに、「中華重」お願いしまーす!
おっと、しまった。
まだ中華重への未練が残っているようだ。
中華丼ではなく、中華重と言ってしまった。
すぐに、言い直そうとしたら、
はーい、A、B、C、どれになさいますか?
と店員さん。
えええー!中華重、あるのー!?
中華丼は、うな丼、カツ丼に負けてなかった!
事実は小説よりも奇なり!都市伝説によりも奇なり!
9回の裏の逆転満塁ホームランに、うれしさ、喜びが一気にこみ上げてくる。
A、B、C?それは、松、竹、梅のことだろう。
こんなめでたい時には、「松」!「A」でお願いしよう!
注文、会計を済ませて、席につく。
そして、お水で、ひとり勝利の乾杯!
ほっと一息つくと、あることが気になってきた。
うれしさのあまり、速攻で「中華重A」を注文したが、「A」とは何だろう?
もう一度メニューを見る。
当店おすすめメニュー 中華重(800円)!
おー、中華重は当店おすすめメニューじゃないか!
それでは「A」とはなんだ?と下を見ると、
A重・・・麻婆豆腐+酢豚、ライス、お新香付
んんっ?さらに、その下を見ると、
B重・・・麻婆豆腐+青椒肉絲、ライス、お新香付
んんんっ?
なんかイメージと違っているような。もしかしたら、これは・・・
と思っていると、お待たせしましたー!
中華重が目の前に登場した!
やはり、そうだ。
これは、中華丼が「お重」に入った「中華重」ではない。
麻婆豆腐、酢豚の中華料理が「お重」に盛られた「中華の重」だ。
やはり残念ながら、噂は噂だった。
逆転満塁ホームラン、それは、つかの間のよろこびだったようだ。
と中華重を見ると、コレ、メチャうまそう!
麻婆豆腐!
酢豚!
お新香をはさんで、
大盛りなごはん!
さらに、スープ!
みんなでき立て、あつあつ、ほっかほか!
メチャうまそうじゃないか!
よし、それは、それ。あれは、あれだ。
今の私がなすべきことは、何か。
それは、このうまそうな中華重をいただくこと!
ザッツ オール、それだけだ!
と、右手にレンゲを持つ。
まずはマーボーをひとすくい、ぱくりっ!
う~ん、いいトロみとちょい辛!大ぶり、なめらかな豆腐!
これぞ、町中華のマーボー!
レンゲは条件反射でごはんをすくう。そして大きな口で、ぱくりっ!
う~ん、マーボーにごはん!
いつもながらに、なんでこんなに合うのだろう。
そしてレンゲをおはしに持ち替える。
今度は、酢豚!
しかし、マーボーに酢豚か。
なんだが、欲張りコース、一度に二度おいしい中華重A!
それが、800円!
よく考えたら、おトクじゃないか、ぱくりっ!
う~ん、甘さつよめの甘酸っぱさが、町中華らしくていい!
ちょい辛マーボーと対照的な味わいに、ごはんが進む!
野菜も進む!
どんどん進む!
ピーマンも、
ニンジンも!
野菜嫌いな子供たちは、是非ここで酢豚を食べてもらいたい。
野菜好きになる!のではないか。多分。
とお新香を間にはさんで、
また酢豚!
う~ん、どんどんごはんが進む!
今度は、スープを間に入れて、またまた酢豚!
どんどん、ぐいぐいいただく!
あらら、もう酢豚を平らげてしまったようだ。
さらにごはんも半分になっている。
それでは、最後の仕上げといこう!
おはしをレンゲに持ち替える。
そして残しておいたマーボーをガサッとすくう!
それをごはんの上まで持っていく。
そして、くるりん、180度!ポトン!
これを3回繰り返すと、「おれのマーボー重」の完成です!
再び、いただきます!ぱくりっ!
うまいっ!
さらに味変、辣油とお酢も追加投入!
味変自由自在も楽しみながら、あっと言う間に完食!
ごちそうさまでしたー!
しょんぼりショックはすっかりなくなり、お店を出た。
ふと後ろを見るとショーケース。
そうか左下にある、A、B、C。
これが中華重だったのか。
よし、次回はマーボー+青椒肉絲のBをいただいてみるか。
それとも、酢豚+青椒肉絲のCでいこうか!
【光華飯店】
千代田区神田神保町1-40
03-3291-8488
神保町駅5分
11:00-21:00 土曜11:00-15:00 日休
※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
※「うまログ」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。
※サイトは毎週更新。新着情報は Twitter でお知らせしています。