【神田まつや】明治17年創業、140年の歴史と伝統!神田の名店でいただく最高の「天ぷらそば」!

うまい天ぷらそばと言えば、天ぷら、そば、汁。

これらすべてが、うまくなくてはいけない。

どれかひとつが欠けても、よろしくない。

しかしそんな天ぷらそばには、なかなかお目にかかれない。

が、ここにはある!

歴史と伝統、神田の名店「神田まつや」

明治17年(1884年)創業、140年におよぶ歴史と伝統の名店。

神田まつや

淡路町駅から3分ほどで、お店に到着。

大正14年(1925年)の関東大震災で建て直された店舗は、戦火を逃れ今に続いている。

風情と趣きのあるこの店構えは、いつ見てもいいものだ。

東京都が「歴史的建造物」に指定するのも納得できる。

入口には松模様の欄干飾り。

その下、のれんをくぐって入店する。

店内

活気のあふれる店内は、テーブル席で50、60席

老若男女、客層は広い。

世代、性別を問わず愛され続ける当店の人気ぶりがわかる。

そして、すぐに女性店員さんが来て、笑顔でいらっしゃいませー!

テーブルまで案内してもらい、席に着く。

女性店員さんは、みな明るく、きさくで丁寧。

きびきびとした動きは、見ていて気持ちがいい。

おっと、ここは大江戸神田、老舗のおそば屋さんだ。

女性店員さんではなく、昔ながらに「花番さん」と言うのが「粋」かもしれない。

奥を見ると、そば打ち部屋だ。

職人さんが、真剣なまなざし、丹精込めてそばを打っている。

その姿、その「仕事ぶり」を見ていると、

そばにかける想い、情熱みたいなものを感じられるのがいい。

メニュー

おっと、よそ見をせず、注文しよう!

人気のおそば屋さんで長居は無用、粋じゃない。

花番さんに声をかけ、天ぷらそばを注文する。

天ぷら、そば、汁、すべてがパーフェクト、まつやの「天ぷらそば」!

そして待つこと10分ほどで、お待たせしましたー!

おー、まさしく豪快そのもの!

まるまる太った車海老がドドーンとのった天ぷらそば!

これぞ、まつやの天ぷらそばだ!

まずは、薬味を軽くふろう。

ねぎに七味。

よし、準備オッケーだ!

それでは、いただこう!

まずは大海老から!

う~ん、惚れ惚れする太さ、大きさだ、ぱくりっ!

おー、ぷりっ、ぷりっ!

太さが半端じゃないから、ぷりっぷり感も半端じゃない。

めったにお会いできない、サイコーの大海老だ!

そしてごま油で揚げる、粋でいなせ江戸前天ぷら!

いい香りが鼻を抜けていく。

さらに、ほどよくまとった衣には、

伝統のカエシと鰹節出汁がきいた、辛めの汁がしみこんでいる。

噛んだ瞬間に、その旨さ、深い味わいが口いっぱいに広がっていく。

今日もうまい、うま過ぎる!

我を忘れて大海老にがぶりつく。

そして大海老1尾を平らげる。お次は、おそばだ!

角が立って、太さは均等。細切りのキレイなおそば!

こちらもいつ見ても、惚れ惚れする。

そばをムラなくのばすのには、相当高い技術が必要。

均等の太さに包丁で仕上げるのは至難の技、と言われている。

しかしこのおそばは、それらを見事にクリア。

老舗まつやの職人さんの技が光るシロモノだ。

ではいただこう、すすっ!

おー、風味よし、歯ごたえよし、コシよし、のど越しよし!

おそばの4大ポイントをすべてコンプリート!

今日も、パーフェクト!

二八そばについて(まつやのそばは「外二」)

ちなみに、江戸前のそばと言えば、二八そば。

もちろん、まつやのそばも「二八」だ。

しかしまつやの「二八」は、一般的なそば粉8、小麦2の「内二」ではない。

そば粉10、小麦2の「外二」だ。

そば粉の割合をパーセンテージに直すと、

「内二」は8 ÷(8+2)で80%。

一方「外二」だと、10 ÷(10+2)で83%。

3ポイントの微妙な差だが、

これもまつやのそばのうまさの源泉のひとつだろう。

おっと、おいしいおそばがのびてしまったら大変だ。

どんどんいただこう!

おそばをすすり、2本目の大海老にもがぶりつく。

そして丼ぶりを持って、汁もグイっといただく。

刻み柚子のほのか、爽やかな風味もナイス!

おはしは止まらず、どんどんいただく。

そして、あっという間に、天ぷらそば完食!

そば湯も極上!

ふー、うまかったー!それでは、〆にいこう。

花番さんに、そば湯をお願いする。

花番さんは「小鉢とレンゲも、お持ちしましょうか?」と。

いやいや、と礼節をもってお断りする。

この極上の汁、そば湯は、豪快にいただきたい。

そば湯が到着、それを丼ぶり注ぐ。

そして、丼ぶりを両手で持つ。

「お作法」に問題はないことは、そば湯を持ってきてくれた花番さんの笑顔でわかる。

そして、両手で持った丼ぶりを、ぐいっといただく!

う~ん、メチャメチャうまい♪

さらりとしたそば湯、

最高のカエシと出汁、

そして香ばしいごま油が溶け込んだ汁、

これは、まさに極上の和風スープ!

丼ぶりをテーブルに置くことなく、イッキに飲み切る!

ごちそうさまでしたー!

今日も大満足、幸せ気分でお店を出た。

お店の案内

【神田 まつや】

 千代田区神田須田町1-13

 淡路町駅・小川町駅徒歩1分

 03-3251-1556

 11:00-20:00

 土・祝は19:00まで 日曜定休

※料金、営業時間等、最新の営業情報はお店にご確認ください。

【地 図】

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