【麺屋 海神】えっ、「チャーシュー」なしでも行列!?食べるとわかる、プレミアムスープの絶品塩ラーメン!
選ばれし「麺」と「スープ」が織り成す「ラーメン劇場」!
その最高のステージで、主役を演じるトッピングスターは「チャーシュー」だと思っていた。
しかし取引先で、チャーシューがなくても行列ができるお店が新宿にあると聞いた。
ジャンルは「塩ラーメン」。一体どういうラーメンなんだ。
翌日、お店に向かう。ここか。新宿駅からすぐだ。
1Fの階段入口を見ると、入店待ちの客はいない。時間をずらして来て正解だ。
が、階段を上ると、2Fの入口から踊り場まで入店待ちのお客。
待っていると、自分の後ろにもお客が並ぶ。うーん、やはり行列店だ。
しかしなんとか10分ちょっとで入店できた。
店内はカウンター席とテーブル席、それほど広くはない。
カウンター席に座って、顔をあげると、壁に「本日のあら」と半紙に筆書き。
そして「真鯛 穴子 平政 平目 」と続く。
店員さんに「これは何?」聞くと、これらが今日の「出汁」とのこと。
えっ?「真鯛」「穴子」「平政」「平目」、これらすべてを出汁に使っているのか?!
ムチャクチャぜいたくな「プレミアムスープ」じゃないか!
しかし一体、どんな味になるんだろう? 色合いは?これだけの「役者」を一緒にしたら、ケンカしないのだろうか?
素人には想像がつかない。考えるより、食べるが早し。おすすめの「塩ラーメン」を注文する。
すると「へしこの焼きおにぎり、付けますか?」と店員さん。
さらに「最後、スープに入れてお茶漬けで食べるとおいしいですよ!」と。
ん、へしこ?
「へしこ」と言えば、サバのぬか漬け。福井県、若狭湾の名物。前に、ケンミンショーにも出ていた、あの「へしこ」か。
珍味入りのおにぎりとは珍しい。
「はい。是非つけてください!」と、「あら炊き塩らぁめん、へしこ焼きおにぎり付き(980円)」を注文!
そして5分ちょっとで「お宝」が登場した。
おー、美しい!透き通ったきれいなスープ。美し過ぎる。
中央に盛られた薬味トッピングも、これまた美しく「映え」ている。
左に2つある紅白の丸いものはなんだ?
店員さんに聞くと「鶏つみれ」「えびつみれ」とのこと。
おー、そうなのか。ビジュアルもいいし、紅白系でおめでたいじゃないか!
気分が盛り上がったところで、スープからいただこう。
4種の魚介がケンカしてないだろうか? 慎重に、すすっ。
ノー プロブレム!!
まったく雑味がない。すっきりしていて、ムチャクチャうまい!
旨みが甘さにになって、やさしく、とても上品な味わいだ!
すごい!お見事、すばらし過ぎる!
細麺ストレートの麺もいただいてみよう。 すすっ。
おー、ほどよいカタさ。スープによく合って、のど越しもいい!
そして一緒にいただく薬味のトッピング。白髪ねぎ、大葉、糸唐辛子、生姜、みょうがのアクセントもいい。
中でも「生姜」「みょうが」は、このあまく上品な味わいに、絶妙かつ個性的なアクセントをつけている。
よし「つみれ」もいってみよう。 まずは「鶏つくね」から。
ぱくり!
おー、軟骨が練り込まれ、実にいい食感だ!うまい!
「えびつくね」はどうだ。
ぱくり!
これもうまい。小さなえびの身も入っている。「えびしんじょう」よりも「えび」っぽい。いいじゃないか、これ!
感動して食べていると、いつの間にか「麺」と「トッピング」がなくなり、「スープ」だけになった。
しかし、ここでいつものように「一気飲み」をしてはいけない。ここで「へしこおにぎり」の投入だ。
はしで、おにぎりを上手にくずし、レンゲも使いながらいただく。ぱくりっ。
おぉー、香ばしい「珍味の焼きおにぎり」と、旨味たっぷりの「絶品スープ」の共演!めったに出会うことができない「ぜいたく茶漬け」「プレミアムぞうすい」じゃないか!
うーん、これまた、いい!たまらない!最後、絶品スープをきれいに飲み干し、ごちそうさまでした!
ふぅー、うまかったぁー!最高の満足感でお店を出る。
そしてその時、ふと思い出す。
ん?そういえば確かに「チャーシュー」は入っていなかった。
しかし、食べてみた今だからわかる。
「入っていなかった」のではないのだろう。「入れていない」のだろう。
あの「プレミアムスープ」には「シャーシュー」はご無用。あの「プレミアムスープ」を味わうためには、入っていてはいけないのだ。
そんなスープを作ってしまう麺屋「海神」。その名のとおり「神業」!すご過ぎる!
【うまログ スマート北海道展】ラーメンコーナー(おすすめ25選)はこちらから!
【麺屋 海神】
新宿区新宿3-35-7 新宿駅東南口徒歩1分
03-3356-5658
11:00-15:00 16:30-23:30
土日祝は休憩なし 日曜23:00まで
※最新情報はお店にご確認ください。