【新宿割烹 中嶋】えっ、ミシュラン割烹ランチがこの値段!?お財布に優しい絶品「いわしづくし」にビックリ!

【うまログ!第50話 2019年9月訪問】

 

新宿三丁目。午前の取引先まわりが終わって、11:30前。

 

そろそろランチにしようかと歩いていると「割烹 中嶋」。「中嶋」は、ミシュラン1つ星の割烹

 

ここにあったのか。

 

行きたいとは思っていたが、ミシュランだ。お値段を考えると躊躇(ちゅうちょ)してしまう。

 

しかし待てよ。のれんに「昼定食」とある。

 

 

もしかしたら・・・。

 

1Fの階段手前にあるメニューを見ると「いわしづくし」のメニュー。

 

 

そこに書いてあるお値段を見ると、なんと、すべて1,000円以下!

 

ランチプライスとは言え、ミシュラン割烹。想定を超えるディスカウントプライスだ 

 

幸い入店待ちのお客さんはいないようだ。

 

よし、とB1F入口に続く階段を降りようとすると、下から10名ほどが入店待ち。表から見えなかっただけか…。

 

まあ、仕方ない。ミシュラン割烹で、このお値段並ぶ価値は十分あるだろう。 

 

そして11:30に開店。ラッキーなことに1巡目で入店することができた。 

 

 

店内はカウンター席とテーブル席がある 

 

 

カウンター席に案内され、着席する

 

 

テーブルのメニューを見ると、入口と同じ「いわしづくし」のメニュー。 

 

 

ん?ポストイットが1枚貼ってある。 

 

さっきスマホで撮った入口のメニューの写真を見比べる。ポストイットが貼られているのは「塩焼き定食」のようだ。

 

「塩焼き」はないということか 

 

私とほぼ一緒に入店した、となりの常連さんらしき男性が、連れの女性に、メニューの説明をしている。

 

それを聞いていると、塩焼きは調理上、それに合ったいわしが入荷されないと出さないらしい 

 

へー、さすがミシュラン割烹ランチも手を抜かないこだわりすばらしい! 

 

さてどれにしようか。 

 

先客の注文「刺身」「柳川」が多い。 

 

「柳川」浅草の「飯田屋」にもたまに行くが、柳川は「どぜう」では 

 

 

でもここもミシュラン割烹いわしの「柳川」もイケに違いない 

 

大いに関心をひいたが、今日ははじめての訪問。まず直球勝負

 

素材と板前さんの腕前のよさを楽しめる刺身にしよう。「直球」で、極力そのまま味わせていただこう。 

 

「刺身定食」を注文しようとしたが、メニューをよく見ると、表のメニューには書いていなかったものがあった 

 

 

「追加料理」

 

追加注文もできるのか! さらにフライの文字がある!揚げ物好きには、たまらない響きだ。 

 

よし、せっかくのミシュラン割烹。「いわしフライ」のハーフ(350円)も注文しておこう 

 

「刺身定食」と合わせて1,150円。ミシュラン割烹ならお安いものだろう。我ながら上出来だ、と自己満足しながら、お茶を飲 

 

カウンターだから、板前さんの仕事ぶりがよく見えるミシュラン割烹の優雅さにひたりながら「お宝」を待つ。 

 

そして待つこと10分ほどで「お宝」が登場した

 

 

おー、これがミシュラン割烹の「いわしの刺身定食」か。 

 

続いて「いわしフライ」も登場した。

 

 

並べると、いい見栄えだ。 

 

 

ではいただこう。 

 

まずは味噌汁から。すすっ。 

 

うまいっ!さすが割烹の味噌汁、レベルが違う 

 

よし、スタンバイオッケーいわしの刺身」からいただこう 

 

 

見ると「おろししょうが」「レモンが付いている 

 

しかし、まずは何もつけずにそのままいたただこう。

 

 

 

いわしをたたいて、「ごま」「ねぎ」上手にあえている「職人」のいい仕事ぶりを感じる 

 

ぱくり。 

 

おっ、おっ?!これが「いわし」か! 

 

小骨を警戒してゆっくりと噛んだが、小骨はない。 

 

それどころか、やわらかく、まったくクセのない味わい。 そして、ほんのり甘い。

 

経験したことのない、とてもいい味わい。ゆっくり噛みしめたから、なおさらその味わいがよくわかる。 

 

高級魚を思わせるかのような仕上がり。さすがミシュラン割烹、すばらしい腕前、すばらしい素材だ 

 

勢い、このまま全部いただいてしまいそうになる。

 

しかし、せっかく用意された「おろししょうが」「レモン」これを使わないのはお店に失礼。きっと、いい組み合わせになるはずだ。

 

「おろししょうが」醤油を少しつけて、ぱくり。 

 

 

うーん、いい組み合わせ、ピシッとしまる味わい 

 

そして「レモン」をかけてもうひとくち、ぱくり。 

 

おー、酸っぱさで、素材が引き立つ!これもいい! みんな、すばらしいじゃないか!!

 

しかしここで失敗に気付いた 

 

日本人の宿命なのかひとくち食べるごとごはんをぱくりとやっていたら、ごはんがなくなってしまった 

 

がーん、ウカツだったと反省していると、店員さん「おかわりは、いかがですか?」と。 

 

おぉー、まさに「天の声」だ。 

 

はい、是非お願いします!とお茶碗を両手で渡す。 

 

なんていい店員さんなんだ、と思ってテーブルのメニューを見るとごはんのおかわり2杯まで無料とある 

 

そういうことか。うーん、でもありがたい 

 

しかし、これがちょうどいい小休止になった 

 

今まで出会ったことのない「さしみ」のうまさに心奪われ大事な「フライ」いただくのを失念していた

 

フライもいただこう! 

 

 

フライにも「レモン」がついている。そして「からし」も。 

 

まずはフライをそのままぱくり。 

 

 

おー、サクサク、ジューシー

 

「いわし」らしさ「いわし」の旨さを、上手にそのまま包み込んだ見事なフライだ うまい!

 

そしてレモン」をちょっと多めにかけてぱくり。 

 

うまい!フライと「レモン」の相性は最高 

 

次は、カラシをつけてパクリ。 

 

~ん、これもうまい!「からし」の辛味が、いわしのジューシーさをさらに引き立てる! 

 

フライもすばらしい!!

 

ああっ、一気にたべてしまった。ハーフでなく、フルにしておけばよかったかと反省していると、2杯目のごはんが登場した。 

 

さて、2杯目はどういただこうか。「反省」から「前向き発想」への転換だ。

 

うーん、やはり2杯目は「いわし丼」ろう! 

 

あったかごはんの上に、残った「さしみ」を全部のせ、「いわし丼」の完成! 

 

 

さあ、いただこう!

 

ぱくり。 

 

おぉー、むちゃくちゃ、うまい!うま過ぎる! 

 

再び「さしみ」のうまさに我を忘れる。

 

割烹につき、お上品にいただかなければならないのだろうが、気にせずバクバク、一気にいただいてしまった 

 

ふー、ごちそうさまでした! 

 

いやー、さすがミシュラン割烹! 最高だ!

 

夜に来たらお高いだろうが、昼なら来れる。 

 

今回は「直球」をいただいたから、次回は「柳川」にしてみよう。キレのいい「変化球」を楽しめるに違いない! 

 

【新宿割烹 中嶋】 

 新宿区新宿3-25-5 B1F 新宿駅5分 

 03-3356-4534

 11:30-14:00 17:30-21:30 日祝休 

※料金、営業時間等、最新情報はお店に確認ください。

 

【地 図】

 

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