【杭州飯店】これが「背脂チャッチャ」の原点なのか!ザ・レジェンド、超老舗の「伝説の一杯」をいただく!
出張仕事が終わり、新潟から東京に戻る。
しかし今日は土曜。すぐに戻る必要はない。
昨日は新潟名物「バスセンターのカレー」をはじめて食べた。
今日は「新潟5大ラーメン」に挑戦してみよう!
【第56話 万代そば】芸能人や芸人さんもハマるらしい、新潟「バスセンターのカレー」をいただきに行く!
「新潟5大ラーメン」とは、
1.「背脂醤油ラーメン」・・・ 燕(つばめ)市
2.「生姜醤油ラーメン」・・・ 長岡市
3.「あっさり醤油ラーメン」・・・ 新潟市
4.「濃厚味噌ラーメン」・・・ 新潟市
5.「カレーラーメン」・・・ 三条市
とのことだ。このうち今回挑戦するのは「1.背脂醤油ラーメン」と「2.生姜醤油ラーメン」。
上越新幹線を燕三条と長岡で途中下車する。まさに「新潟ラーメン、途中下車の旅」!
まずは「1.背脂醤油ラーメン」。
目指すのは燕市にある「杭州飯店」。
東京でも、背脂チャッチャ系のラーメン店は数多くあるし、私もよく行く。
しかし昨夜、現地の方から聞いたが、このお店は全国に名だたる、背脂醤油ラーメンの超老舗とのことだ。
前身の「福来亭」というお店は昭和一桁の創業。老舗というレベルではなく、元祖、原点的な存在らしい!
おっ、燕三条駅に到着だ。
駅員さんに聞くと、お店は駅からちょっと離れている。やむなし、タクシーで当店に向かおう。
「杭州飯店」に到着!
おー、ここが背脂醤油ラーメンの「原点」なのか。
「背脂チャッチャ」系によくお世話になっている身としては、感慨深げに建物を見上げてしまう。
しかし目線を下におろすと、げ、げっ、入店待ちの行列。
駅から離れていて、交通の便はいいとは言えないにも関わらず20名以上の行列。
そして15分ちょっと並び入店。
店内はテーブル席、小上がりの座敷もあって結構広い。店員さんに聞くと、Max80名ぐらいは収容できるらしい。


座敷に案内され、メニューを見る。
あれれっ?メニューに「背脂醤油ラーメン」がない…。
再び店員さんに聞くと「中華そば(ラーメン)800円」が「背脂醤油ラーメン」と教えてくれた。
さらに、背脂は多め、少なめ、普通の選択が可。「背脂なし」もできますよ、と説明してくれた。
当店の店員さんは丁寧、親切。老舗人気店にも関わらず、立派なものだ。
そして自分は、背脂「多め」にするか「普通」にするか悩む。
しかし杭州飯店ビギナーにつき、無理はせず「中華そば」を「背脂普通」で注文する。
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そして待つこと15分ほどで「お宝」が登場した。
おぉー、これが「原点」の背脂醤油ラーメンか!
ここ燕市は洋食器の街。「背脂醤油ラーメン」は工場で働く人たちへの「出前」として生まれた。
工場の仕事で汗をかくので、塩分はやや濃いめ。
雪国なのでスープが冷めないよう背脂をたっぷり浮かばせ、食べるまでに麺が伸びないように太麺!
と、昨夜、現地の方から教えてもらった。
まさにその通り!
目の前の「お宝」はその通りのお姿だ!
ではいただこう!まずはスープから、すすっ。
おおー、背脂とちょっと濃いめの醤油がとてもいいバランス!
見た目からパンチのきついスープと思いきや、とてもマイルド。
豚骨系を主体に、ほのかに煮干しもきいて、深みのある味わいだ!むちゃくちゃ、うまいっ!
よし自家製極太麺もいってみよう。すすっ。
おー、もっちもっちの食感がたまらない!平打ち極太だからスープともよく絡む!
トッピングは、チャーシュー、刻みタマネギにメンマ。スッキリしたラインナップだ。
ゴチャゴチャさせないところは、「原点」の貫禄のようなものを感じる。
チャーシューをいただこう。ぱくり。
おっ、ジューシーだが、さっぱりしていて、このスープにぴったりだ!
そして刻みタマネギがいいアクセント。メンマのコリコリ感もいい!
うーん、完成された「背脂醤油ラーメン」! さすが「元祖」「原点」だ!
そして最後にスープを飲み干し、ごちそうさまでしたー!と言ってお店を出る。
まさに「背脂醤油ラーメン」のレジェンド。すばらしい「伝説の一杯」だった!
よし次は長岡の「生姜醤油ラーメン」に挑戦だ。
【第58話 青島食堂】キレがあるのにコクもある!元祖「生姜醤油ラーメン」は、アキバでも行列の人気店!
【新潟5大ラーメン+とん汁ラーメン】
【杭州飯店】
新潟県燕市燕49-4
0256-64-3770
11:00-18:50
平日は14:30-17:00休
※最新情報はお店にご確認ください。
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