【真打ちみかさ本店】目の前でゆで上げ、焼き上げる焼きそば!自家製ソースに自家製麺がうま過ぎる!
高田馬場駅の戸山口に向かって歩いていると「真打ち みかさ」。
おっ、焼きそば専門店だ!
ラーメン店はいろいろあるが、焼きそば専門店はめずらしい。ちょうどお昼、入ってみよう!
のれんをくぐると、券売機。
ソース並、ソース大盛り、塩並、塩大盛り!
シンプルで、わかりやすいメニュー。
そして値段は、並も大盛りも同じ800円。
気風のよさを感じるラインアップだ。
さて、どれにするか。
はじめてのお店につき、王道の「ソース」にしよう。
大盛りの誘惑はあるが、ここは無難に「並盛」と。
「ソース並盛」のボタンを押す。
そしてセルフサービスのお水をコップに注いで着席。
食券を店主に渡す。
厨房と客席を仕切る一直線のカウンター席。
客席の目の前には鉄板。仕切り板は、油が飛ばないよう必要最低限の高さしかない。
座ったまま、背筋をちょっとだけ伸ばすと、調理具合がリアルにわかる。
まさに「焼きそば劇場」の実況中継を目の前で楽しめる「特等席」。
お好み焼き屋さんならあるが、焼きそば屋さんでこんな「特等席」は、はじめてだ。
劇場、しっかりと拝見させていただこう。
まず焼くのは豚バラからだろう。
と思った瞬間、驚愕の光景。
なんと、店主は麺を茹で始めた。
ん、んっ。ここは焼きそば専門店。ラーメン店ではないはず。
なのに麺を茹でるのか?!
しかし私の疑問などおかまいなしに、店主の小気味いい手さばきは進む。
次に豚バラを焼きはじめ、同時進行で麺を茹で揚げ、湯切りする。
そして、その麺を鉄板に!
ジュ、ジュー!!
麺から湯気が立ちのぼる!
すごい!
焼きそば専門店で、こんな光景を見たのは、はじめてだ。
さらにソースを惜しげもなく投入、本格的なジュージューが始まる。
ソースを焦がしたいい香りが、嗅覚と胃袋を直撃する。たまらない!
そして、焼き終わった麺をお皿に移し、一緒に焼いた具材の盛り付けが始まる。
かつお節も惜しげなく、ふりかける。
おおー、さらに追いソースかー!
そして、とどめの「のり」トッピングピング。
あー、もうダメだ。ここまで見せられたら、ノックアウト~!
席からくずれ落ちそうになるが、「お待ちどうさまでした!」の店主のシブいひと声で我に返る。
手渡させた「お宝」に、むしゃぶりそうになる自分をおさえる。
落ち着け!
渡されたお皿をカウンターに置き、深呼吸。
よし、いただこう!
おおー、うまいっ!
調理をずっと見せられていたから、うまいのはわかっている。
しかし、この濃いめのソースと、ぷりっぷりっの麺はうま過ぎる!うならざるを得ない。
聞くと、自家製ソース、手打ち自家製麺とのことだ。
そういうことか!
この濃さとうまさと、ぷりっぷり。その源泉はオリジナル、そういうことか!
さらにうまさが倍増して、再びうなる。
カリッカリの豚肉もすごくいい!
よし、たまごも絡めていただこう。
ううー、たまらない!
自家製ソースと見事に一体!違うタイプの具材同士がからまって、最高の味を演出してくれる。
うま過ぎる!
ふと前を見ると、充実のトッピング類。
おっ、これらもいただこう。
まずはいかの天かすからだ。
天かすは、サックサックだ。
ぱくり。
おー、ばっちりだ!天かすと焼きそばの組み合わせを考えた人は天才だ。
デカいつぼに入っているのは刻みねぎだ。
よし、これもいただこう。
ぱくり。
おおー、すばらしい!
焼きそばに「ねぎ」をトッピングするのは初めてだ。こんなにも合うものだったのか!
おっ定番、紅しょうが!
こいつを忘れてはいけない。
ぱくり。
うーん、オーソドックスで安定感のある味わい。
自家製ソース、自家製麺のうまさが、紅しょうがのキレを引き立てる。
そして、お約束のおたふくソースか!
よし、これもいっておこう!
うまさの連続で、はしは止まらず、すぐに完食!
ソースのついた口をふいて、ごちそうさまでした!
いやー、うまかった!うま過ぎだ!
お店が少なく、住宅も迫る高田馬場の戸山口。
そんな中にこんなすばらしいお店があるとは!
東京では、数少ない、貴重な焼きそば専門店。
また来よう!
今度は、夜に来て「大盛り」をビールと一緒にいただこう!
【住所・駅からの時間】
新宿区高田馬場4-4-10
高田馬場駅 戸山口 徒歩3分
03-5937-4489
11:00-21:00
【地 図】
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
※「うまログ!」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。
※サイトは毎週更新。新着情報は Twitter(X)でお知らせしています。