【蘭州拉麺 馬子禄 牛肉面】百年の伝統、本場中国の老舗で、はじめての蘭州ラーメンいただきました!@神保町

今日は、はじめての蘭州拉麺をいただく。

 

行くのは、中国駐在経験のある上司から教えてもらったお店。

 

本場中国100年続く、老舗蘭州拉麺店とのことだ。

 

地下鉄神保町駅を出て、靖国通りを2、3分歩くと、

 

蘭州拉麺 馬子禄 牛肉麺!

 

 

おっ、ここか!?

 

足元の立て看板を見ると、

 

 

100年の伝統を誇る

日本初上陸 老舗「蘭州ラーメン」店!

 

おっ、間違いない。

 

それでは、はじめての蘭州拉麺本場老舗でいただこう!

 

 

ちょっとドキドキしながら入店すると、流ちょうな日本語の店員さん。

 

注文は、こちらでお願いしまーす!

 

注文は入口のレジでするシステムか。

 

 

レジにあるメニューを見ると、んんっ!?

 

何種類か蘭州拉麺があって、その中から選ぶのかと思っていた。

 

しかしメニューはひとつ、蘭州牛肉面(麺)1種類だけだ。

 

さすが、本場の老舗!自慢の一品勝負ということか!

 

 

と思ったが、店員さんに聞くと、蘭州拉麺はひとつ、こういうものらしい。

 

う~ん、勉強になった。

 

しかしこれは、私のような蘭州拉麺ビギナーにとってはありがたい。

 

数種類のメニューからどれにしようか、悩まなくていい、ということだ!

 

と思ったが、そう簡単にはいかなかった。

 

メニューはひとつだが、麺の太さを選択するシステムのようだ。

 

麺の太さは、①マオシー(極細面)から、⑨ツーチャオマイレン(太めの三角麺)まで、9種類もある!

 

麺のカタさの選択、麺の量の選択は慣れている。

 

しかし、麺の太さの選択はあまりない。

 

あったとしても、細麺か、太麺かの2択までだ。

 

9種類か、どれにしよう、うーん、悩ましい・・・。

 

メニューを見ると、おっ、大丈夫そうだ!

 

メニューには、選びやすいようおすすめコメントがある。

 

 

【一番人気!】②シー(細麺)

【定番】⑤ジューイエ(平麺)

【オススメ】⑧チャオマイレン(三角麺)

 

一番人気定番オススメ

 

おすすめコメント付きの②・⑤・⑧から選ぶのがよさそうだ。

 

だが、これまた悩ましいことに気付いた。

 

一番人気定番オススメ

 

よく考えたら、どれもが甲乙つけがたいコメントじゃないか。

 

う~ん。よし、ここはいつもの手しかないだろう。

 

目の前の店員さんに、

 

あのー、はじめてなのですが、どれがいいでしょうか?

 

お店の方に直接聞く。

 

厚顔無恥かもしれないが、これが一番だ。

 

すると、店員さんは笑顔で、

 

はじめての方には、【一番人気!】②シー(細麺)が人気ですね。

 

私は、おすすめですか?

 

店員さんは再び笑顔で、はい!

 

そして私も笑顔で、

 

じゃあ、一番人気!②シー(細麺)、お願いします!

 

店員さんとのやり取りはもう少し続く。

 

店員さん、パクチー」を入れて大丈夫でしょうか?

 

私、はい、大丈夫です。

 

店員さん、トッピングの追加」は、よろしいですか?

 

と言われて、再びメニューを見ると、

 

 

+牛肉大盛 +パクチー大盛 +葉ニンニク大盛 +大根大盛

 

トッピング追加は、新たなものをトッピングするのではなく、デフォルトトッピング増量のようだ。

 

ここは、はじめての訪問、はじめての蘭州拉麺だ。

 

余計な自己主張をすることなく、追加なしのデフォルトで、注文完了!

 

そして支払いを済ませると、こちらへどうぞー!

 

店員さんに誘導されて、席につく。

 

 

店内は奥に長く、テーブル席カウンター席30、40席はある。

 

お客さんは、男性女性、半々。

 

会話を聞いていると、日本人に、中国人、国際色も豊かだ。

 

 

そして、を見るとガラス張りの部屋。

 

そこでは、職人さんが頼もしく麺を打っている

 

 

おっ、打ちたて自家製麺か!

 

はじめての蘭州拉麺、本場老舗の蘭州拉麺が、ますます楽しみになってくる!

 

そして、早い!

 

待つこと5分もしないうちに、お待たせしましたー!

 

 

おおー、これが蘭州拉麺牛肉面か!

 

淡く白濁した透明スープに、白く中細なストレート麺

 

その上には、デデーンと、2枚の牛肉

 

日本のラーメンではお目にかからない大根もスープに透けて見える。

 

さらに、これもめったにない、葉ニンニク&パクチーのトッピング。

 

そこに、当店特製であろう辣油が、スープ表面の1/3を大胆に覆っている。

 

 

何だか「未知との遭遇」的なビジュアル、いただくのがメチャ楽しみ!

 

よし、まずは、スープそのまま味わおう。

 

辣油とまざらないよう、下地のスープをそっとすくって、すすっ!

 

 

おー、まろやかコクのある牛骨スープ、そして爽快な薬膳スパイス

 

この厚みのあるコクは、何種類かの牛骨出汁をかけ合わせたものなのだろう!

 

そして、キツさなく爽快感のあるスパイスブレンドは、まさに老舗のなせる業か!

 

お見事!いいじゃないか!

 

よし、お次は辣油まぜまぜしていただいてみよう!

 

おおっ!蘭州拉麺マジックか!

 

淡い白濁の透明スープが、キレイな夕焼け色に染まっていく!

 

 

そして、ひとすくいして、すすっ!

 

 

おおー、辛さ香ばしさもある辣油と、薬膳スパイスが見事なマリアージュ!

 

そこに牛骨スープが相まって、旨みたっぷり心地いい辛さ

 

う~ん、これはいい!さすが、百年の伝統!

 

勢い、レンゲおはしに持ち替え、をすくう。

 

そして、中細ストレート麺を、すすっと!

 

 

おっ、コシと言うより、ハリがあるタイプ。

 

カタくはなく、やさしい食感。上等な豆腐のような感覚もある。

 

もっちりではなく、あっさりして、つるんとのど越しのいい麺だ。

 

スープがよくまとわりつくから、するする、どんどんイケてしまう!

 

おっと、牛肉面だ、お肉もしっかりいただこう!

 

牛骨スープに牛肉か、まさに牛づくし、とぱくりっ!

 

 

おっ、余分な脂はなく、牛肉の旨みしっかり!

 

いわゆるチャーシューとは違って、ほのかにスパイスもきいた、煮込み系牛肉だ。

 

これ、うまいっ!

 

そして、うまいお肉をいったら、次は野菜系

 

日本のラーメンではほぼ出会うことのない大根をいただく!ぱくりっ!

 

 

おっ、単なるゆで大根ではない。

 

しっかりと味付けされた、旨煮大根だ!

 

しっとりやさしい食感もナイス!

 

これひとつで、ごはん半膳いけるだろう。

 

でも、ごはんはないから、をすくって、すすっ!

 

 

う~ん、麺とも、いいコンビネーション!

 

麺が進む!どんどん進む!

 

そしてまた、スープをすくって、すすっ!

 

 

う~ん、このコクのある旨み、この薬膳スパイシーがたまらない!

 

そしてまた、牛肉

 

 

うまいっ!

 

続いて、再び、旨煮大根

 

 

う~ん、メチャうまい、メチャ楽しい!

 

いいじゃないか蘭州拉麺、イケてるじゃないか牛肉面

 

もうおはしは止まらない!

 

をどんどんすくって、ぐいぐいすすり込む!

 

そしてレンゲも止まらない!

 

スープをすくって、ぐいぐい・・・

 

が、止まった。

 

あらっ!?

 

 

レンゲの上には、テール肉

 

そう、牛たん屋さんでよくいただくテールスープのテール肉!

 

スープの底にあったようだ。

 

おー、こんなものまで、入っているのか!

 

芸の細かさ、高評価!

 

うれしい隠し肉、ありがたいビックリ企画を、ぱくりっ!

 

うまっ!

 

ビックリ企画に、気分はさらに高揚、おはしとレンゲの動きは加速。

 

麺に、スープをどんどんいただく!

 

葉ニンニクパクチーのアクセントが、これまたグッド!

 

パクチー好きという訳ではないが、この蘭州拉麺には、パクチーがよく合う!

 

この厚みのあるコク、そして辣油&薬膳スパイスのインパクト。

 

これにアクセントをつけるのは、パクチー葉ニクニクしかないだろう。

 

ベストチョイスのアクセントに、おはしとレンゲの動きはさらに加速する。

 

またたく間に、スープトッピングスープイン具材も、キレイに完食!

 

 

ふー、うまかったー!

 

ごちそうさまでしたー、と席を立つ。

 

 

よし、【一番人気!】②シー(細麺)は、おいしくクリアだ。

 

次回は、【定番】⑤ジューイエ(平麺)にしよう。

 

いや、【オススメ】⑧チャオマイレン(三角麺)でいくか。

 

蘭州拉麺ビギナーが、にわか蘭州拉麺通になって、お店を出た。

 

 

【馬子禄 牛肉面 神保町店】

 千代田区神田神保町1-3-18

 03-6811-7992 神保町駅3分

 11:00-15:00 17:00-20:30

 

※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。

 

【地 図】

 

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