【めんや】神田の立ち食いそばで、名物「あしたば天そば」!レベルの高さにもびっくり!

銀座線を神田駅で降りて、外に出る。

 

さあ、これからランチ!

 

しかし今日は午後イチに約束があるので、時間がない。

 

こんな時は、サクっと立ち食いそばだ!

 

よし、この間、近所の取引先に教えてもらったお店に行こう。

 

ゆでたてが評判の、おいしいそば屋さんらしい。

 

左前方を見ると「立ち食いそば」のぼりが風にヒラヒラ。

 

 

おっ、ここだ!

 

 

早速のれんをくぐって、入店する。

 

壁のホワイトボードには、

 

 

おすすめ!

明日葉(あしたば)天

まいたけ天

ごぼう天

 

取引先が、一番人気と言っていたのは「明日葉(あしたば)天」

 

あしたばと言えば、伊豆大島八丈島特産の青物。

 

今日、葉を摘んでも、明日また芽が出ると言われる活力あふれる野菜だ。

 

よし、注文は決まった。「あしたば天」おそばでいただこう!

 

券売機に向かう。

 

 

おそばのボタンは一段目だ。

 

冷・温の区別はないから、口頭で伝える方式だろう。

 

 

おっ、天ぷらそばとろろそばいか天そばか。

 

続いて、山菜そばたぬきそばに、きつねそばだ。

 

う~ん、どれにしようか。

 

いやいや、そうじゃない。そうじゃないだろう。

 

お目当ての「あしたば天そば」がないじゃないか!

 

もしかしたら、売り切れ!?

 

ガ~ン!

 

時間がないのと、空腹でショックは倍増。

 

ガ、ガ~ン!

 

しかし、ショックを受けているだけでは、だめだ。

 

あしたばのように、摘まれてもすぐに生えなければだめだ。

 

失意ながらもお店の人に、あの~、あしたば天そばは… 聞く。

 

すると、明るい声と笑顔で

 

「天ぷらそば」を押してくださ~い!

 

おおー、よかったー。売り切れではなかったようだ。

 

あしたばのごとく元気を取り戻す。

 

そして「天ぷらそば」のボタンをしっかり押す。

 

さらに、立ち直りが早いのだけが、私の取り柄。

 

ついでに「たまご」のボタンもしっかりと押す。

 

食券2枚を注文口に出して「あしたば天、温かいそばお願いしまーす!」と笑顔で注文。

 

するとお店の方から、玉子ゆでどちらになさいますかー?

 

完全に立ち直った私は、さらなる元気のみなもとを求める。

 

生たまごでー、とお願いする。

 

そして、注文が終わるやいなや、厨房の男性が「あしたば天」を揚げ始める。

 

おおー、揚げたて天ぷら!

 

注文を受けてから揚げ始めるなんて、うれしいじゃないか!

 

ここ、ほんとに立ち食いそば?と感動しながらその様子を見ていると、

 

これからおそばをゆでますから、ちょっとお待ちくださいねー。と女性店員さん。

 

おおー、取引先の言っていたとおり、ゆでたてだ!

 

ゆでたては、立ち食いそば屋ではなかなかない。

 

おっと、揚げたてゆでたてに感動して仁王立ち、注文口をふさいでしまったようだ。

 

 

他のお客さんの邪魔にならないよう、席について「お宝」を待とう。

 

外にあったのぼりには「立ち食い」とあったが、10席数席の席は、みな椅子付き。立ち食いではない。

 

 

椅子に腰かけ、「一日一食そばを食べよう」の貼り紙を見ながら、ゆったり「お宝」を待つ。

 

 

そして5分後、お待たせしましたー!

 

あしたば天そばが登場!

 

 

おー、これがあしたば天そばか!

 

すぐにテーブルに運ぶ。

 

初めて見るあしたば天は、活き活き青々新緑のごとく美しい!

 

 

よし、いただこう!

 

まずは、七味を軽くひとふり。

 

 

よし、準備オッケーだ!

 

 

そして、あしたば天をお箸でつかむ

 

 

おおっ、すごい!

 

1枚1枚がそれぞれ別々。くっついていない!

 

1枚ずつ揚げているのか!

 

う~ん、手間をかけた揚げぶりだ。

 

またまた、ほんとに立ち食いそば?と感動を覚える。

 

そして、お箸でつかんだあしたば天を、ばくりっ

 

おー、アツアツ、さっくさく~!

 

衣の付き具合油のキレ具合がいいから、あしたばの味わいがしっかりわかる。

 

あしたばは、こういう味わいだったのか。

 

ほろ苦さが売りの春菊と違って、ほのかな甘みを感じるライトな味わい。

 

鼻に抜ける新緑感は、あしたばならではだろう。

 

春菊天もいいが、あしたば天もすごくいい!

 

よし、おそばもいただこう!

 

お箸でおそばをひとすくい。

 

 

おー、細身でキレイなおそばだ!

 

手打ちではないだろうが、いいおそばを使っている。

 

そして、すすっ!

 

う~ん、生そば!いい感じの歯ざわりのど越しだ。

 

そして丼ぶりを持って、汁をすすっ!

 

東京のそばらしく、濃い褐色だが、しお辛くはない。

 

というか、むしろあっさりしている。

 

醤油のカエシ鰹出汁はしっかりしているが、ライトで上品な感じだ。

 

勢い、たまごをくずして、おそばをすする。

 

おー、ライト&マイルド

 

もはや、左手は丼ぶりをはなさない。そして右手のお箸も、とまらない。

 

瞬く間に「あしたば天そば」をおいしく完食!

 

ふー、うまかったー!

 

大満足で、ごちそうさまでしたー!

 

食器を返却口に返し、出口に向かう。

 

出口と入口は別々。今どきの様式だ。

 

ドアを開けると、後ろから店員さんが「いってらっしゃーい!」

 

ありがとうございましたー、ではなく、いってらっしゃーい、か。

 

いいじゃないか!

 

味わいも、コスパも、お店の雰囲気もいい。

 

表に出て、外のメニューを眺めながら、ふと思う。

 

 

それにしても、ここ、ほんと立ち食いそば?

 

この感動を何度覚えたことだろう。

 

ここは大江戸神田。おいしいおそば屋さんや、キレキレのおそば屋さんは、他にたくさんある。

 

しかし、お値段がちょっとはる。

 

それを考えると、このコスパ、この味わいはすごい!

 

取引先がこちらをイチオシするのがわかる。

 

またお世話になろう!

 

ちなみに後日、取引先に、あしたば天そば注文方法を聞いてみた。

 

あしたば天そばは、券売機で「かけそば」「おすすめ単品各種」の食券を購入してもいいらしい。

 

 

また「かけそば」の食券を買って、注文口で現金注文してもいいそうだ。

 

「天ぷらそば」の食券を買った私の方法を入れると、3通りの注文方法があるようだ。

 

【めんや】

 千代田区神田須田町1-14

 03-3254-0361

 銀座線神田駅2分

 淡路町・小川町駅4分

 JR神田駅6分

 8:30-16:00 土日祝定休

※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。

【地 図】

 

「うまログ!」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。

※うまログホームはこちら、バックナンバーはこちらから

※サイトは毎週更新。新着情報は Twitter(X)でお知らせしています。