【中嶋】えっ、ミシュラン割烹ランチがこの値段!?お財布に優しい絶品「いわしづくし」にビックリ!
新宿三丁目。午前の取引先まわりが終わって、11:30前。
そろそろランチにしようかと歩いていると「割烹 中嶋」。「中嶋」は、ミシュラン1つ星の割烹!
ここにあったのか。
行きたいとは思っていたが、ミシュランだ。お値段を考えると躊躇(ちゅうちょ)してしまう。
しかし待てよ。のれんに「昼定食」とある。
もしかしたら・・・。
1Fの階段手前にあるメニューを見ると「いわしづくし」のメニュー。
そこに書いてあるお値段を見ると、なんと、すべて1,000円以下!
ランチプライスとは言え、ミシュラン割烹。想定を超えるディスカウントプライスだ!
幸い入店待ちのお客さんはいないようだ。
よし、とB1F入口に続く階段を降りようとすると、下から10名ほどが入店待ち。表から見えなかっただけか…。
まあ、仕方ない。ミシュラン割烹で、このお値段。並ぶ価値は十分あるだろう。
そして11:30に開店。ラッキーなことに1巡目で入店することができた。
店内はカウンター席とテーブル席がある。
カウンター席に案内され、着席する。
テーブルのメニューを見ると、入口と同じ「いわしづくし」のメニュー。
ん?ポストイットが1枚貼ってある。
さっきスマホで撮った入口のメニューの写真を見比べる。ポストイットが貼られているのは「塩焼き定食」のようだ。
「塩焼き」はないということか。
私とほぼ一緒に入店した、となりの常連さんらしき男性が、連れの女性に、メニューの説明をしている。
それを聞いていると、塩焼きは調理上、それに合ったいわしが入荷されないと出さないらしい。
へー、さすがミシュラン割烹。ランチにも手を抜かないこだわり。すばらしい!
さてどれにしようか。
先客の注文は、「刺身」と「柳川」が多い。
「柳川」か? 浅草の「飯田屋」にもたまに行くが、柳川は「どぜう」では?
でもここもミシュラン割烹。いわしの「柳川」もイケてるに違いない。
大いに関心をひいたが、今日ははじめての訪問。まずは直球勝負。
素材と板前さんの腕前のよさを楽しめる「刺身」にしよう。「直球」で、極力そのままを味わせていただこう。
「刺身定食」を注文しようとしたが、メニューをよく見ると、表のメニューには書いていなかったものがあった。
「追加料理」!
追加注文もできるのか! さらに「フライ」の文字がある!揚げ物好きには、たまらない響きだ。
よし、せっかくのミシュラン割烹。「いわしフライ」のハーフ(350円)も注文しておこう!
「刺身定食」と合わせて1,150円。ミシュラン割烹ならお安いものだろう。我ながら上出来だ、と自己満足しながら、お茶を飲む。
カウンター席だから、板前さんの仕事ぶりがよく見える。ミシュラン割烹の優雅さにひたりながら「お宝」を待つ。
そして待つこと10分ほどで「お宝」が登場した。
おー、これがミシュラン割烹の「いわしの刺身定食」か。
続いて「いわしフライ」も登場した。
並べると、いい見栄えだ。
ではいただこう。
まずは味噌汁から。すすっ。
うまいっ!さすが割烹の味噌汁、レベルが違う!
よし、スタンバイオッケーだ!「いわしの刺身」からいただこう。
見ると「おろししょうが」と「レモン」が付いている。
しかし、まずは何もつけずにそのままいたただこう。
いわしをたたいて、「ごま」と「ねぎ」で上手にあえている。「職人」のいい仕事ぶりを感じる。
ぱくり。
おっ、おっ?!これが「いわし」か!
小骨を警戒してゆっくりと噛んだが、小骨はない。
それどころか、やわらかく、まったくクセのない味わい。 そして、ほんのり甘い。
経験したことのない、とてもいい味わい。ゆっくり噛みしめたから、なおさらその味わいがよくわかる。
高級魚を思わせるかのような仕上がり。さすがミシュラン割烹、すばらしい腕前、すばらしい素材だ。
勢い、このまま全部いただいてしまいそうになる。
しかし、せっかく用意された「おろししょうが」と「レモン」。これを使わないのはお店に失礼。きっと、いい組み合わせになるはずだ。
「おろししょうが」と醤油を少しつけて、ぱくり。
うーん、いい組み合わせ、ピシッとしまる味わいだ!
そして「レモン」をかけてもうひとくち、ぱくり。
おー、酸っぱさで、素材が引き立つ!これもいい! みんな、すばらしいじゃないか!!
しかしここで失敗に気付いた…。
日本人の宿命なのか、ひとくち食べるごと、ごはんをぱくりとやっていたら、ごはんがなくなってしまった…。
がーん、ウカツだった…と反省していると、店員さんが「おかわりは、いかがですか?」と。
おぉー、まさに「天の声」だ。
はい、是非お願いします!とお茶碗を両手で渡す。
なんていい店員さんなんだ、と思ってテーブルのメニューを見ると「ごはんのおかわり2杯まで無料」とある。
そういうことか。うーん、でもありがたい!
しかし、これがちょうどいい小休止になった。
今まで出会ったことのない「さしみ」のうまさに心奪われ、大事な「フライ」をいただくのを失念していた。
フライもいただこう!
フライにも「レモン」がついている。そして「からし」も。
まずはフライをそのままぱくり。
おー、サクサク、ジューシー!
「いわし」らしさ、「いわし」の旨さを、上手にそのまま包み込んだ見事なフライだ! うまい!
そして「レモン」をちょっと多めにかけてぱくり。
うまい!フライと「レモン」の相性は最高だ!
次は、カラシをつけてパクリ。
う~ん、これもうまい!「からし」の辛味が、いわしのジューシーさをさらに引き立てる!
フライもすばらしい!!
ああっ、一気にたべてしまった。ハーフでなく、フルにしておけばよかったかと反省していると、2杯目のごはんが登場した。
さて、2杯目はどういただこうか。「反省」から「前向き発想」への転換だ。
うーん、やはり2杯目は「いわし丼」だろう!
あったかごはんの上に、残った「さしみ」を全部のせ、「いわし丼」の完成!
さあ、いただこう!
ぱくり。
おぉー、むちゃくちゃ、うまい!うま過ぎる!
再び「さしみ」のうまさに我を忘れる。
割烹につき、お上品にいただかなければならないのだろうが、気にせずバクバク、一気にいただいてしまった!
ふー、ごちそうさまでした!
いやー、さすがミシュラン割烹! 最高だ!
夜に来たらお高いだろうが、昼なら来れる。
今回は「直球」をいただいたから、次回は「柳川」にしてみよう。キレのいい「変化球」を楽しめるに違いない!
【新宿割烹 中嶋】
新宿区新宿3-25-5 B1F 新宿駅5分
03-3356-4534
11:30-14:00 17:30-21:30 日祝休
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
【地 図】
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