【珉亭(みんてい)】噂の赤いチャーハン?「孤独のグルメ」のゴローがバイト?「きたなシュラン」星3つ?

今日は上司から「木村君、下北沢に来たら、ここにいかないと!シモキタで創業40年以上。男だったら、チャーハンとラーメンのセット、そして餃子をガッツリいってくれ!」と言われたお店を訪問。

下北沢の老舗ラーメン店「珉亭(みんてい)」

とてもいい人なのだが、ややパワハラ系なのが玉にきず。そんな上司によると、当店は、 

「1.オフクロの味、2.おやじのスネ、3.珉亭のソバ、世界で3番目にうまい」お店。 

②噂の「赤いチャーハン」、ボリュームのある「餃子」で有名なお店。 

③かつて、「孤独のグルメ」のゴローさん(=松重豊氏)がバイトしていたお店。 

④かつて、とんねるずの「みなさんのおかげ」で「きたなシュラン」星3つを獲得したお店。

らしい。

「ありがとうございます!」と言って、向かった先は、シモキタ老舗ラーメン店の「珉亭(みんてい)」

開店直前に当店に到着。おー、見た目は確かに星3つ。相当年季の入った店構えだ

おっ、店先のショーケースには「世界で3番目にうまい」のキャッチがある。

そして「きたなシュラン」の認定証も入っている。うーん、上司の言うとおりだ。

 

11:30am、のれんがかけられ入店する。入口は自動ドアだ。店構えとのアンマッチ感がおもしろい。

店員さんから「どうぞお好きな席へと言われ、カウンターに座ると、後からお客が続々入店。

10席ほどのカウンター席がすぐに埋まってしまうかと思ったが、「どうぞテーブル席へ、お二階へ」と誘導する店員さん。ゆったりと座れるように配慮か、いい感じの接客だ。 

注文は「ラーチャン」で!

そして、メニューを見る。

いろんなメニューがある。

しかし上司の指示を守って「半ラーメン」(ラー)と噂の「赤チャーハン」(チャン)のセット(当店では「ラーチャン」と呼ぶ)と、「餃子」を注文。(出来た部下だ。いや、言うこと聞かないと、後が面倒なので。。)

すぐに先付けで、小皿のキムチが到着した。

店員さんは、はじめての客と気付いたのか「これ、ラーメンに入れてもうまいですよ!」と笑顔で教えてくれる。

いい感じの店員さんだ。ゴローさんもこんな感じだったのだろうか。 

そして、キムチをちょっとつまみながら待つこと数分。

「お宝」たちが全員集合!おぉー、すごいボリュームだ!

まずはラーメンからいただこう!

さあいただこう!!まずは「ラー」からだ!すすっ。

鳥ガラ、豚ガラのさっぱり醤油系スープと、細めで、やわかめの優しい麺。

うーん、昔、近所のラーメン屋で食べたようなあの味。懐かしくて、さっぱり、そしてうまい! 

これが噂の「赤いチャーハン」!

それでは「チャン」噂の「赤いチャーハン」をいってみよう。

赤っ!

店員さんに聞くと、赤色はチャーシューの食紅由来らしい。

「そうなんですかー」とは言ったものの、色に若干の戸惑いを覚える。

えいっと一口。

おおっ、うまい!これ、うまいじゃないか!

色からは想像できない(?)、やさしくふくよか、すごくいい味だ。

さらに「ラー」のさっぱり系スープが、この「チャン」にムチャクチャ合う!

この組み合わせ、たまらない、止まらない!

マシーンのように「ラー」⇔「チャン」を繰り返す。

そして一時停止、「餃子」をつまんでみる。

そしてぷっくり餃子!

まさに、ぷっく、ぷっく ぎょうざだ!。この餃子だけでもお腹いっぱいになりそうだ。

外のショーケースにあった、あの縮んだサンプルは何だったのか?

ぷっくりな実物とまったく違う、損をしている。。

おっと、はしを止めてはお店に失礼だ。一時停止を解除して、ひとカジり。カブり!

おおっ、ぎっしり詰まった餡(あん)が超ジューシー!&ボリューミー!

パワハラ系上司が「男なら、ガッツリ行って来い!」という意味が一瞬で理解できてしまった。

そして「餃子」のうまさに、はしがさらに止まらなくなる。

一気に3つを食べ、「ラー」⇔「チャー」に戻って、また「餃子」! 

忙しっ!!、うまっ!! &ボリューミー!!を繰り返し堪能しながら、あっという間に「お宝」たちを完食。

うー、すばらしい!なんて満足感、充実感のある食べ応えなんだ!

これだけのものを、一気に食べることができた自分の潜在能力にも、びっくりだ。

シモキタで愛され続けている名店

当店は、昭和40年代の操業。

「きたなシュラン」の「きたな」は、「相当古い」「相当年季が入っている」の意。

男性客は多いが、カップルや女性客もいる。さらにラーメンやチャーハンはなく、入店即「生姜焼き定食」を頼む、常連さんもいるところは、「近所の食堂」を兼ねる昭和レトロなラーメン屋さん。

まさしく「うまさ」と「ノスタルジー」、そして「愛情」を感じるお店。

間違いなく、シモキタで愛され続けている名店のひとつだろう。

訪問できたよかった。指示した、いや、おすすめしてくれた上司に感謝! 

お店の案内

【珉亭/みんてい】

 世田谷区北沢2-8-8 下北沢駅徒歩4分

 03-3466-7355

 11:30~23:30 月曜定休

〈地図〉シモキタ町中華 珉亭!

(注)最新情報はお店にご確認ください。

「うまログ!」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。

※うまログホームはこちら、バックナンバーはこちらから

※サイトは毎週更新。新着情報は Twitter(X) でお知らせしています。