【甲斐】「ビンテージ感」あふれるお店、春木屋出身店主が作る香り高いチャーシュー麺をいただく!
烏山の麺類大好き社長から、久我山にあるうまいラーメン店を教えてもらった。
おすすめは、チャーシュー麺!店主は、荻窪の「春木屋」での修業経験をお持ちらしい。
お店は「甲斐」。駅前にあるので、すぐわかるとのことだ。
京王線の千歳烏山から井の頭線の久我山までは、明大前乗換で20分ほど。
しかし、歩いても30分足らずで着く。
次の仕事までちょっと時間もある。
そして、途中に通る北烏山地区には、立派なお寺が建ち並び、「小京都」のような雰囲気も楽しめる。
せっかくだ、久我山まで歩きで行こう。
《せたがや百景》烏山寺町の鴨池/高源院
久我山の駅前に到着した。
地価がお高いであろう久我山。しかも駅前の一等地。高級ラーメン店だろうか?
とあたりを見渡すと、あった!
しかし、そこにあったのは「高級ラーメン店」ではなかった。
ビンテージ感あふれる個性的なお店。シブいっ!
三角形の角地。一方は道路、一方は神田川をのぞむ風情あるロケーション。
ビンテージ店に近づくと、入口は2つ。両面にある。
どちらから入るのだろうと思っていると、一方からお客さんが一人出て来た。こっちが入口か。
入店する。
店内はカウンターのみ、6、7席ほど。先客は、カップル1組と男性客3名だ。
すぐ左にある券売機で「チャーシュー麺」の食券を買って、空いた席に座る。
そして店主に「お願いします」と食券を渡し、「お宝」を待つ。
カンターの中は店主ひとり。ワンオペのようだ。
店内は新しくはないが、整然としている。
エアコンが2台付いているから、空調環境はいい。
後ろを見ると、壁に数個ティッシュボックスが取り付けられている。
アメニティにも気を使っているようだ。
テレビがつけっ放しにされているので、ほんわか気分。なんとなく落ち着く感じの店内でもある。
そして待つこと10分ほどで「お宝」が登場した。
おっ、褐色のスープに、チャーシューが6枚!
ねぎが散らばされ、うまそうな麺がこちらをのぞいている。
三角形の海苔は、「春木屋」ゆずりだろう。
一見、無造作に見えるラーメンフェイス。しかしそれが、逆に、見事に食欲をそそってくる。
よし、いただこう!褐色のスープをすくって、すすっ。
おおー、うまっ。すっきりとした、やさしい味わい。
とがったところはなく、均整がとれている。見事なバランスだ。
昔の醤油ラーメンような、懐かしい感じもする。
そして麺もいく。
麺は中細、少しウェーブがかかっている。すすっ。
おっ、のど越しよく、つるんとお腹に入る。食べやすい。
スープにもよく馴染んでうまい!かつ、ライト!
これなら何杯でもいけそうだ!
よし、厚めにスライスされたチャーシューもいってみよう。ぱくり。
おっ、あっさりとして食べやすい。
ん、んっ!さらに、ほのかな香ばしさが鼻を抜けていく。
チャーシューを、軽く燻(いぶ)したのだろうか。とてもいい香ばしさ、かおりだ。
さっぱり系のうまさと、見事なかおり。
これなら何枚でもいけそうだ!
何杯でもいけそうなスープと麺。そして何枚でもいけそうなチャーシュー!
ぐいぐい、いってしまう!
あっと言う間に、スープも飲み干し、完食!
思わず「おかわり」しようかと思ったが、広くはない店内。お昼時に長居は失礼だ。
また来よう。シモキタの会社から久我山まで井の頭線で一本、10分ほど。近い。
次回のランチで、またお世話になろう!
味わいはもちろん、神田河沿いの風情あるこのロケーション、そしてこのビンテージな店構えも気に入った!
【中華そば・つけ麺 甲斐】
杉並区久我山2-27-1 久我山駅前
03-3335-8033
11:30-15:00
18:00-24:00(土日祝22:30まで)
火曜・第4月曜定休
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
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