【渡なべ】さすが魚介豚骨ラーメンの先駆け!濃厚かつ上品、見事なバランスの一杯をいただいた!
馬場での仕事が終わった。早稲田通りを駅に向かう途中、路地の暗がりに明かりが。
近づくと小料理屋さんっぽい感じのお店だ。看板を見ると「渡なべ」。
んっ、「渡なべ」と言えば、馬場で創業十数年、濃厚魚介豚骨ラーメンの先駆けのひとつ。ラーメンコンサルタントとしてもご活躍中の渡辺氏のお店だ。
ここにあったのか。渡辺氏にもお会いできるかもしれない。ちょうど腹も減ったところだ。よし、いただこう!
入店すると、店内は落ち着いた雰囲気。L字型カウンターで8席ほど。
天然木だろうか、立派なカウンターテーブルがいい感じだ。
そして、右手にある券売機を見る。ラーメンメニューは「らーめん(880円)」「味玉ラーメン(1,000円)」「ちゃーしゅーめん(1,180円)」の3種類。
いつもだったら「味玉らーめん」か「ちゃーしゅーめん」だろう。
しかし、はじめての「渡なべ」。まずはデフォルトのラーメンから味わせてもらおう!
「らーめん」のボタンを押し、着席する。
そしてカウンターの中にいる女性店員さんに食券を渡し「お宝」を待つ。
店主の渡辺氏はどこにいらっしゃるのだろうか?
すると女性店員さんが調理をはじめた。
当店のカウンターにはさえぎる壁はない、調理具合を見てくださいと言わんばかりのつくりだ。
女性店員さんはどんどん調理を進めていく。まだ若いが、見事な手さばきだ。
調理が中盤に入った。
この段階で渡辺氏が出てこないということは、このまま女性店員さんのワンオペでいくのだろう。
渡辺氏がワンオペをまかせるなんて、すごい力量を持った女性だ。
敬意を込めたまなざしで調理を拝見しながら「お宝」を待つ。
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「お宝」が完成、目の前に登場した。
上品で深めの丼の中に、濃厚な褐色のスープ!
こんもりと盛られた白髪ねぎと散らされた青ねぎがいいコントラストを作っている。
そして上にのるチャーシューが、デカい!
分厚くはないが、丼の直径と同じくらいの大きさだ。
さらにメンマも、デカい!
確実に、縦3cm×横10cm×厚み5mm以上だろう。こんなにデカいメンマははじめてだ。
よし、ダイナニズムを感じる一杯。早速いただこう!
まずはスープから。すすっ。
おおー、濃厚な魚介豚骨のダブルスープ!
とろみもあるが、くどさはない。むしろすっきりとした感じさえする。
ただ強烈なだけのダブルスープ類とは一線を画す、均整のとれた、とても上品な味わいだ!
女性店員さんに聞いてみると、化学調味料は使用せず、魚介のベースは「鯖ぶし」とのこと。使っている醤油やみりんにもこだわっているようだ。
うーん、細部まで考え抜かれている。これが「渡なべ」の魚介豚骨スープなのか!
よし、麺もいただこう。
中細ストレート系の麺。店員さん曰く、自家製麺とのことだ。すすっ。
おおっ、適度な加水でコシがある。スープもよく吸っておいしくいただける!さらに、つるんとのど越しもいい。
さすが「渡なべ」、スープ同様、自家製麺もいい!
よしデカいチャーシューをいってみよう。
スープにひたって、さっきよりも柔らかくなっている。ぱくり!
うーん、脂がいい感じでのっている、まさしくジューシー。
デカいメンマもいってみよう。
ひと口でいくか、ふた口でいくか。男なら豪快にひと口でパクリ。
んぐ、んぐっ。
メンマをほうばるなんて、はじめてだ。
そしてメンマをこんなにモグモグするのもはじめてだ。
デカいメンマを1本ずつクリアしながら、麺をすする。白髪ねぎのアクセントもいい。
そして、3本あったデカメンマも、麺も完食!
最後、濃厚「渡なべスープ」を飲み干し、ごちそうさまでした!
うーん、さすが馬場の魚介豚骨の先駆けだ。バランスのとれた、濃厚でかつ上品な一杯に敬礼!
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【渡なべ】
新宿区高田馬場2-1-4 高田馬場駅10分
03-3209-5615 11:00-20:00
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