【八ツ手屋(やつでや)】タレがたっぷりしみ込んだ、江戸前「もふもふ天丼」!神田の老舗でいただきました!

今日のランチは、大正3年創業老舗神田司町のてんぷら屋さんに行く!

大正3年と言えば1914年。100年以上の歴史と伝統のあるお店だ。

大正3年創業の老舗、神田司町のてんぷら屋【八ツ手屋(やつでや)】

お店に到着!

昭和ノスタルジー大正ロマン感じるいいたたずまいだ。

おっ、外から厨房の様子が見えるようになっている!

さすが、人気の老舗!サービス精神も旺盛だ。

しかし天ぷらを揚げる様子を見入っていると、お腹がすいてくる。

そして、その揚げた天ぷらを食べたくなってくる。

う~ん、これはサービス精神というよりも、人気店のマジックなのかもしれない。

そんなことより、お腹ペコペコ。あの天ぷらが食べたい。早くお店に入ろう。

ノスタルジーあふれる店内

江戸前 天婦羅の暖簾をくぐり、入店する。

店内もノスタルジー感じる、いい雰囲気だ。

手前に、背もたれのないマル椅子が並ぶテーブル席が20席ほど。

奥には座敷もあるようだ。

席に着くこうと一歩踏み出すと、右手から「こちらでご注文をお願いします」と。

右手を見るとレジでスタンバイする店員さん。

まずは入ってすぐのレジで注文。前会計してから席に着くのが当店のルールのようだ。

失礼した。一歩さがって、レジの前に戻る。

そして、机に置かれたお品書きを見る。

天丼 中(800円)

小えび2本・いかげそと玉ねぎのかき揚げ

天丼 上(1,100円)

えび2本・いかのかき揚げ・いんげん

天重箱(1,450円)

えび3本・いかのかき揚げ・いんげん・なす

天ぷら定食(1,800円)

えび2本・いかのかき揚げ・いんげん・なす・あなご・かぼちゃ・しいたけ・ピーマン

う~ん、どれにしようか、と言いたいところだが、サラメシの私にとっては選択肢はない。

ランチは1,000円以下がサラメシの基本!

1,000円以下で「うまい」を楽しむのが、サラメシの醍醐味!

「天丼 中(800円)」を笑顔で注文、お代を払ってテーブル席に着く。

にゅう麺のお吸い物をいただきつつ天丼を待つ!

そしてすぐにお茶。続いて、お箸をのせたお新香が出される。

テーブルの上に箸置きはない。

今どきは、こういう箸の出し方の方が、衛生的かもしれない。

と思っているとお吸い物が登場。

おっ、珍しい!にゅう麺のお吸い物だ!

ひと口飲んでみる。

ちょっと濃いめの味付けに、ますます食欲がわいてくる。

そして耳を澄ますと、天ぷらを揚げる音が厨房から聞こえてくる。

さらに、音と一緒に天ぷらを揚げるごま油のいい香りが嗅覚を刺激する。

視覚だけではなく、聴覚、嗅覚まで刺激され、ますます高ぶる食欲。

しかし待つしかない。じっと我慢で「お宝」を待とう。

伝統のタレをたっぷり吸いこんだ衣は魅惑の茶褐色!

そしてとうとう、お待ちかねの天丼が登場!

おおっ、厚めの衣で、ふっくら。もふもふっとした天丼だ!

タレに天ぷらをサッとくぐらせる、江戸前天丼。

厚めの衣だから、老舗100年、伝統のタレをたっぷり吸い込んでいる。

その魅惑の茶褐色の色合いに、もう我慢が限界に達する。

よし、いただこう!

まずは小えび天ぷらをぱくりっ!

おおー、揚げたて、アッツアツ~!

ごま油のいい香り、たっぷりしみ込んだ、甘辛な伝統のタレがたまらない!

厚めの衣の、もふもふした食感も楽しいものだ!

一般的に、厚めの衣はネガティブにとらえられることが少なくない。

しかしそれは、タレと油と材料、揚げ方がよろしくないからでは。

この厚めの衣を食べていると、そんな上から目線のコメントをしてみたい気分にもなる。

そしてえび天二つをぺろりと食べ揚げ、ごはんをかき込む。

甘辛いタレのかかったごはんがメチャうまい。

タレでべちゃりとしない、見事な炊き具合も、さすが100年の老舗!

そしてお吸い物にゅう麺でひと呼吸。

次に、いかげそ玉ねぎかき揚げをいただく。

かき揚げもタレがたっぷりしみ込んで、いい感じだ!

コリコリしたいかげその食感も楽しい!

そして箸は止まることなく、タレたっぷりの「もふもふ天丼」を一気に完食!

ごちそうさまでしたー!

お店の案内

【八ツ手屋】

 千代田区神田司町2-16

 03-3256-6630

 淡路町・小川町駅4分

 神田駅5分

 11:00-14:00 土日祝定休

※営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。

【地 図】

 

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