【都市伝説 Vol.1】高田馬場の駅前にある立ち食いそば屋は、夜になると、突然〇〇に変身する!
昼過ぎ、馬場に到着。
腹が減った、まだ昼メシを食べていない…。
しかし、取引先との約束の時間まであと15分しかない…。
ふと前を見ると、立ち食いそば屋さん。ちょうどいい、サクッと「天ぷらそば」でもいただこう。
入店すると気さくなママさん。天ぷらそばを食べながら、当店の生い立ちなどを教えてもらった。
当店は、個人経営の立ち食いそば屋さん。「個人でやっている店、昔は結構あったんだけど、今はほとんどなくなっちゃっからねー。」と。
確かに、自分がよく行くのは「富士そば」「小諸そば」などのチェーン店。今どき、個人経営の立ち食いそば屋さんは貴重な存在だ。
さらに聞くと、当店は創業40余年!
すごい、老舗の立ち食いそば屋さんだったんだ!
おっと、時間だ。ごちそうさまー、と言ってお店を出る。
17:00過ぎ、今日の仕事が終了。馬場の駅に戻る。
そして、昼に寄った立ち食いそば屋さんを見ると、驚愕の事件が起きた!
そこにあるのは立ち食いそば屋さんではなく、なんとお寿司屋さん!
昼、私はここで「お寿司」を食べたのか!?
いや違う。
ここで「天ぷらそば」を、立ち食いしたはずだ。
が、今そこにあるはお寿司屋さん「幸寿司」。どういうことなんだ!?
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思わず、ドアを開け入店する。
「いらっしゃい!」と大将。
しかしここでまた驚愕。
昼、私はここで天ぷらそばを「立ち食い」したはずだ。
しかし今見ている店内には、ちゃんと椅子が置いてある。
さらにガラスケースにはお寿司のネタがきれいに並んでいる。ここは、10席弱のカウンターのお寿司屋さんだ。
昼に見たもの、食べたものは「幻」だったのか!?
動揺していることがわかったのか、小柄で、気さくな大将が話しかけてくれる。
大将曰く「そう、昼間は、立ち食いそばだからね。お寿司は夜だけだから。」と。
おー、そうなのか。「夢か、うつつか、幻か!?」ではなく、昼、私はちゃんと「天ぷらそば」を立ち食いしたのだ。
よかった。動揺はおさまり、ほっとして「特上寿司(1,600円)」を注文する。
気さくな大将との会話もはずむ。
昼間の立ち食いそばは、お姉さんがやっているらしい。
そして、お寿司屋さんは親の代から。親から聞いたところでは昭和22年からだと。
昭和22年!ということは創業70余年の老舗じゃないか!
立ち食いそばの創業40余年にもびっくりしたが、それ以上。ご立派なものだ!
と思っていると「はい、お待ちどうさま!」と「特上寿司」が登場した。
おー、うまそうだ。安心すると食欲が急回復する。
てまり寿司っぽい、少し丸みを帯びた握り具合。シャリは控えめで、ネタはしっかり。トロはなかなかのもの。大将の心意気を感じる。
ごちそうさまー、おいしかったです!と言って当店を出る。
そして翌朝、再び高田馬場。当店をちゃんと見る。
のれんは「そば」だが、その上にはちゃんと「幸寿司」の看板。
のれんが変わる「二刀流」!ここは、昼も夜も楽しめる、「おそば」と「お寿司」のお店だったのだ。
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【幸寿司】
新宿区高田馬場2-19-6 駅前
03-3209-5955
そば 6:30-13:30(月~土)
寿司 17:00-21:00(火~金)
【地 図】
※最新情報はお店にご確認ください。
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