【我武者羅】生姜醤油&背脂、新潟ラーメンいいとこ取り!コレはクセになりそうな一杯!
烏山の麺類大好き社長から、京王線沿線にもうまい「新潟ラーメン」のお店があると教えてもらった。
「背脂ラーメン」「生姜醤油ラーメン」のいいとこ取りをした「進化系」。
新しいタイプの「生姜醤油ラーメン」とのことだ。
新潟ラーメンと言えば、
生姜醤油ラーメン(長岡市)
背脂ラーメン(燕市)
濃厚味噌ラーメン(新潟市)
あっさり醤油ラーメン(新潟市)
カレーラーメン(三条市)
の5つが、「新潟5大ラーメン」として有名。
中でも、生姜醤油ラーメンと背脂ラーメンは代表格的な存在だろう。
そのいいとこ取り? 進化系? 新しいタイプの生姜醤油ラーメン?
どういうラーメンなのだろう?
これからお昼。考えるより、食べるがやすし。
下北沢の会社までちょっと遠回りになるが、途中で寄ってみよう!
京王新線を幡ヶ谷駅で降りる。甲州街道を新宿方面に歩くと「新潟ラーメン」ののぼり。
到着だ。「生姜醤油専門」の看板が見える。新潟長岡の「生姜醤油ラーメン」だ。
入店すると、すぐ左に券売機。
メニューの上段は、
特製生姜醤油ラーメン、特製塩生姜ラーメン、特製背脂生姜醤油ラーメン。
その下段に
生姜醤油ラーメン、塩生姜ラーメン、背脂生姜醤油ラーメン。
「進化系というのはどれですか?」と聞くと、
「背脂生姜醤油ラーメンですよ!」と感じのいい店員さん。
それではと「特製背脂生姜醤油ラーメン」のボタンを押して着席する。
厨房の大将に食券を渡すと「生姜は普通でいいですか?」と。
生姜の量が調整できるようだ。
はじめてにつき、迷っていると、大将が丁寧にアドバイスしてくれて「普通」に決定。
しばし「お宝」を待つ。
奥行きがある店内、清潔感のある長いカウンターに10席ちょっと。
布のお手拭きや紙エプロンも用意されている。
奥に貼ってあるのは、有名な「長岡花火」のポスターだ。
長岡花火か。盛大な花火大会であることは知っているが、まだ行ったことはない。一度でいいから行ってみたいものだ。
などと思っていると、「お宝」が登場した!
おー、インパクトのあるビジュアル!
これが「進化系」、新しいタイプの生姜醤油ラーメンか!
スープの表面は、背脂醤油ラーメンのように背脂が覆っている。
丼からは、デカいチャーシューがはみ出しそうだ。
そして九条ねぎ、岩のり、メンマ、刻み生姜が惜しげもなくトッピングされている。
黒いスープと彩りのいいトッピングたちに、たまごの白さがまぶしく見える。
確かに新潟で食べた生姜醤油ラーメンとは違う。
我武者羅オリジナル、新しいタイプの生姜醤油ラーメンだ。
早速、いただこう!ビジュアルに圧倒されながらも、レンゲでスープをひとくち。すすっ!
おっ、しっかりとした醤油だ。醤油の「主張」を感じる!
しかし単純な、濃いだけの醤油味ではない。
動物系の出汁がきいているからコクがある。
そして生姜もきいているからすっきり。
さらに背脂の甘みでまろやか!
まさに、いいとこ取り!多彩な味わい、ぜいたくなスープだ!
麺はどうだ。中細ストレート系の麺を、すすっ!
うん、カタ過ぎずヤワ過ぎずいい具合だ!つるんとした食感が心地よい。
スープをよくすうから、うまさいっぱい、どんどんいける!
おっと、麺ばかり食べていてはいけない。チャーシューもいってみよう!
大きくカットされたチャーシューが5枚。3枚は低温調理のレアチャーシューだ。
きれいなピンク色。見るからにうまそうだ。レアチャーシューをぱくり!
おおー、しっとりジューシー、肉の旨みたっぷり! たまらない!
残りの2枚は通常調理のチャーシュー、大将の言葉を借りると「しばったチャーシュー」。
さっぱりと仕上げられているから、スープにもよくなじんでうまい!
ピンクとホワイトとのコントラスもよく、うまさ、ボリュームとも大満足!
そして惜しげもなくトッピングされたメンマもぱくり。
うーん、細かめにカットされているので、食べやすい。コリコリ感もちゃんと残っている!
おっ、岩のりがスープになじんで来た。麺とともにいただいてみる。
磯のかおりがすごくいい!ますます、はしが進む。
しかし麺をどんどん食べ進ていると、舌が生姜に慣れて来たのだろうか。
すっきりさが幾分弱まったような気がする。
そうか! ここで、トッピングされた刻み生姜の出番ということだ!
刻み生姜をスープに溶かしながら、再び麺をいただく。
おー、すっきり感が復活!
勢い、一気に麺を食べあげ、最後にトロりとした半熟たまごをぱくっ!完食!
ふー、いいとこ取りの我武者羅オリジナル、うまかったー!
生姜って、いい!クセになりそうだ!、と前を見るとはし置き。
そこには「相田みつを」のような文字が。
しょうがねえことねえのよ
しょうがは ここにあんだから
がむを
我武者羅だから「がむを」か。おもしろい!
ごちそうさまでしたー、と言ってお店を出る。
翌日、仕事が終わって帰路につく。するとまた「生姜」を味わいたくなった。
やはり、クセになってしまったのだろうか。
よし今度はデフォルトの、「背脂」のない「生姜醤油ラーメン」をいただいてみよう。
再び幡ヶ谷駅まで行き、我武者羅に向かう。
到着した。昨日お世話になった大将に軽く会釈をして入店する。
券売機で「特製生姜醤油ラーメン」のボタンを押す。
着席して「お宝」を待つ。
そして5分ちょっとで「お宝」が登場!
おー、これが生姜醤油ラーメンか。
チャーシュー、刻み生姜、たまご、メンマのトッピングは、昨日の背脂生姜醤油ラーメンと同じだ。
しかし、岩のりは板のりに変わっている。
そして九条ねぎの代わりにほうれんそうがトッピングされ、白ねぎがスープ表面に散らされている。
スープ表面には「背脂」がないから、スープの「漆黒」が際立ち、昼の背脂生姜醤油ラーメンとは、別の顔立ちになっている。
よし、際立つ「漆黒スープ」をいただてみよう。すすっ。
おっ、「背脂」の甘みがない分、醤油の「主張」も、生姜のすっきりさも勢いを増している。
確かにこちらスープを楽しむには、具材同士がケンカしない、控えめな白ねぎ、板のりの組み合わせ方がいい、と思いながら麺を啜る。
うーん、相変わらずスープをよくすってうまい麺だ。
ほうれんそうのトッピングも口直しにちょうどいい。
そして、この2種類のチャーシューは相変わらずたまらない!
デフォルトの「生姜醤油ラーメン」もうまい!気に入った!
再び途中で刻み生姜をとかしながら、麺とスープをいただく。
生姜を満喫しながら完食! ごちそうさまー!と顔を上げると、先日とは違うはし置き。
飽きられずさっぱりとしてあったまる
そんなしょうがに俺もなりたい
がむを
うーん、ここまで来ると、生姜に親しみさえ覚えて来る。
しばらく生姜やみつき、生姜シンドロームは続きそうだ。我武者羅、また来よう!
【我武者羅】
渋谷区幡ヶ谷2-1-5 幡ヶ谷駅3分
03-6772-7200
11:30-15:00 18:00-23:00
※料金、営業時間等、最新情報はお店にご確認ください。
※「うまログ!」は、木村進の食べ歩きのブログサイトです。
※サイトは毎週更新。新着情報は Twitter(X)でお知らせしています。
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